大松尚逸(ヤクルト)が戦力外からの復活!?ロッテ時代のエピソードも

力通告。
毎年プロ入りするルーキーがいる一方、野球選手をクビになる選手もいます。
戦力外から活躍する選手もいれば活躍できない選手。
そもそも戦力外になっても獲得してくれる球団がいない。
どんな選手にもプロ野球選手を辞める時がありますが、それは悲しいものです。

では戦力外になった選手は、本当にそのあと活躍することはできるのでしょうか?
2016年にロッテマリーンズを戦力外になり、ヤクルトスワローズに移籍した『大松 尚逸(おおまつ しょういつ)』選手をあなたは知っていますか?

今回は大松選手についてヤクルトでの活躍や、ロッテ時代にも迫ってみましょう。

果たして、大松選手は戦力外から奇跡の復活はできたのでしょうか?

[quads id=1]

大松尚逸のプロフィール

大松尚逸
出典:https://dot.asahi.com/
名前:大松 尚逸(おおまつ しょういつ)
出身地:石川県金沢市
生年月日:1982年6月16日
身長:184cm
体重:93kg
プロ入り:2004年 ドラフト5巡目
所属球団:千葉ロッテマリーンズ (2005 – 2016)
東京ヤクルトスワローズ (2017 – )
デビュー:2005年7月12日

松尚逸選手は、2004年にドラフト5位で千葉ロッテマリーンズから指名を受けプロ入りました。
大松選手は金沢出身で、金沢の高校を卒業したあと東海大学に進学。

外野とファーストを主に守ります。
大松選手はロッテ時代、5番や6番など4番の後ろを打つことが多かった選手です。
2016年にはロッテを戦力外になりますが、ヤクルトスワローズに入団。
ヤクルトでは主に代打として活躍しました。
大松選手は1度戦力外なった選手ですが、まだまだ現役の選手です。
ヤクルトスワローズ、大松尚逸。
どんな選手なのか迫っていきましょう。

大松尚逸がヤクルトで戦力外からの復活!? 活躍に迫る!

2016年、大松尚逸選手は千葉ロッテマリーンズから戦力外通告を受けることになります。
大松選手は、シーズン序盤にアキレス腱を怪我したことがきっかけで戦力外通告。
引退して打撃コーチになるよう球団から提案するも、大松選手は現役を続けたいということでチームを去ることになりました。

そして2017年からはヤクルトスワローズ、大松尚逸として新しい野球人生が始まりました。
では大松選手はヤクルトで活躍することができたのでしょうか?

大松選手はヤクルトが獲得したとはいえ、1度戦力外通告を受けた選手です。
戦力外通告を受けた選手が再び復活して活躍することはとても難しいこと。

ヤクルト時代の大松尚逸
出典:Twitter

しかし、大松選手はヤクルトでも活躍しました!
大松選手は主に代打として活躍しました。
5月の初めのことでした。
12回延長戦の裏。
ホームランが出ればサヨナラの場面で打席には代打・大松選手。
ピッチャーは広島カープの「中田廉」選手でした。
大松選手はこの打席で見事サヨナラホームランを打ちました!
これが代打として復活した大松尚逸選手の始まりでした。

[quads id=2]

大松尚逸は10点差逆転の立役者!? 代打として大仕事!

長戦でサヨナラホームランを打ち、チームを見事勝利に導いた大松尚逸選手。
しかし代打・大松選手の活躍はこれだけでは終わりませんでした。

試合は7月26日の対中日戦の神宮球場での試合のこと。
先発の「星」選手がノックアウトされ、5回終わってすでに10-0。
神宮球場はほぼ敗戦ムード…。

しかし、ここからヤクルトは逆転勝利を決めることになります。
まず7回。
代打で出てきた「中村悠平」選手が代打ツーランホームラン。
8回にはバレンティン選手が2ランホームランで4-10。
そこからヤクルト打線が大爆発

タイムリーにタイムリーを重ね、ついに2年連続トリプルスリーも達成した「山田哲人」選手の同点タイムリーで試合は10-10の振出しに戻ります。

そして試合は9回では決まらずに延長戦に。
10回の裏、代打は大松選手。
そして… サヨナラホームランを打ちました!

大松尚逸のサヨナラホームラン
出典:https://www.daily.co.jp/

今回も同じ本拠地の神宮球場です。
代打で出てきた大松選手は「最大10点差からの逆転サヨナラ勝利」という、NPB一軍公式戦史上4回目の快挙になる代打サヨナラホームランを打ちました。

大松尚逸のロッテ時代の成績は? エピソードも

クルトスワローズでは、代打の切り札として戦力外通告を受けるも復活した大松尚逸選手。
では戦力がになったロッテではどんな成績を残していたのでしょうか。

大松選手のキャリアハイの成績は、2008年の24本のホームランを打った年が自身のキャリアハイとなりました。

ロッテ時代の大松尚逸
出典:https://www.nikkansports.com/

ロッテ時代の大松選手は主に5番を打っていました。
当時のロッテには、現在阪神の「西岡剛」選手や、楽天にFA移籍した「今江敏晃」選手や、現在解説者として活躍する「里崎智也」選手がまだ現役を続けていました。

ヤクルトでは代打の切り札として活躍する大松選手ですが、ロッテ時代もその勝負強いバッテイングだったのでしょうか?
大松選手といえば満塁にとても強い選手でした。
例えば大松選手のプロ初ホームランは、なんと満塁ホームランです!
さらには、2008年には3本の満塁ホームランを打ちました。
毎年のように満塁ホームランを打ち、満塁時の打率が高かったことから大松選手は「満塁男」と呼ばれるようになりました。

大松選手のエピソードはこれだけではありません。
2010年には、日ハム戦で相手先発の多田野数人選手が9回ツーアウトまでノーヒットノーランでしたが、大松選手がノーヒットノーランを阻止しました。
ロッテ時代から勝負強いバッテイングは健在でした。

最後にまとめ

かがでしょうか?
大松尚逸選手について簡単にまとめると

①2004年にドラフト5位で千葉ロッテマリーンズから指名を受けプロ入り。高校は地元の高校出身で、大学は東海大学。
②ロッテから戦力外通告を受けるも広島戦の神宮球場で見事サヨナラホームランを打ち、代打の切り札として復活。
③「最大10点差からの逆転サヨナラ勝利」というNPB一軍公式戦史上4回目の快挙になる代打サヨナラホームランを打つ。
④ロッテ時代では満塁に強く「満塁男」と呼ばれた。ノーヒットノーランも阻止。

大松選手はロッテ時代から勝負強いバッテイングが魅力の選手だったんですね。
これからも代打の切り札として活躍してほしいですね!

[quads id=4]