サバシア(ヤンキース)の成績は?経歴や獲得タイトルと球種や年俸も

『CC・サバシア』と言えばニューヨーク・ヤンキースの左のエースとして知られていますよね?

現在、右のエースは田中将大投手となっていますが、サバシア投手は年を感じさせない投球で30代後半にして復活を遂げました。

しかし、サバシア投手の欠点は牽制ができない事なんです。
日本では牽制はよくやっているのを見ますが、サバシア投手はそれが苦手なんです。
なので、走者を背負ってしまうと盗塁を決められる事が多く、それが失点に結びついてしまうんです。

また、バント処理も苦手なようなのでフィールディングはベテランにしては情けないレベルであると言えるんです。
ですが、投手としては最高の結果を残してきています。
そのサバシア投手の通算記録が凄いと話題になっています。
メジャーはやはり桁違いの凄さがあります!

さらにサバシア投手の経歴や獲得タイトルと球種や年俸についても調べてみました!
日本では、想像もできない記録の数々にあなたは驚かずにはいられないですよ!

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サバシアのプロフィール

CC・サバシア
出典:https://cyclestyle.net/
名前:CC・サバシア
出身地:アメリカ カルフォルニア州
生年月日:1980年7月21日
身長:200cm
体重:131kg
プロ入り:1998年 ドラフト1位
デビュー:2001年4月8日

サバシア投手はメジャーデビューしてからずっと活躍してきた投手の1人ですが、2015年に自身がアルコール依存症である事を告白しました。

活躍してき続けたからこそプレッシャーとプライドがあったので、30代に入って怪我をするようになってから打ち込まれるケースが多くなっていきました。
その結果、アルコールで気を紛らわしていた事が依存症に繋がってしまったのだと思います。

しかし、依存症はサバシア投手だけに限りません。
以前は、ハミルトン選手もドラフト全体1位の重圧からコカイン依存症に陥ってしまっています。
ですが、現在は克服しており、以前ほどの不安定さはなくなっているんです。

だからこそ、サバシア投手は頑張れたのかもしれませんが、2017年は見事に二桁勝利を達成しています。
これは完全にアルコール依存症から立ち直ったと言って良いと思います。

海外ではいろんな選手がいますが、たとえ過ちがあったとしても、暖かく見守ってあげたいですね!

サバシアの成績は?

サバシア投手はメジャーデビューしてから17年が経過しました。
メジャーでは、一度も中継ぎを経験したことはなく、登板した509試合全てが先発登板となっているサバシア投手!
凄い信頼があるんですね!

この509試合で勝利投手となった試合は237となっており、軽々200勝を超えています。
敗戦数も146敗と多くないので、かなり優秀な先発投手であると言えますね!

ちなみにこれまで17回のシーズンを迎えていますが、2桁勝利を挙げたのは14回もあるんです!
2桁勝利を挙げられなかったのは、2014年から2816年の3年間だけで、それ以外は全てで2桁勝利を挙げているんです!
デビューしてから13年連続2桁勝利となっているのもサバシア投手の凄さを感じますね!

ここまでずっと先発でやってきただけあって、投球イニングも3317回と想像もできない数字となっているんです。
日々の積み重ねがここまでの記録となったんですね!

全盛期は完投数が多く、通算38回と12回の完封数も褒められるべき数字なのですが、それ以上に注目したいのが被打率であります。
3000イニング以上を投げて、被打率は.226となっているんです。
メジャーでは、球場が広いので簡単にヒットにされ易いですが、ほとんどヒットを許していないんですね!

でも、ヒットが少ないからといって防御率が良いとは限りません。
サバシア投手の通算防御率は3.70となっていました。
近年の成績や通算で見るとあまり良いようには感じませんが、過去にはシーズン防御率2点代を記録した事もあるんです!
でも、基本的に3点代の防御率だったので、タイトル獲得はなりませんでした。
ヒットの少なさと失点の多さは結びつかないですね。

サバシア投手は被打率が低いのに何故防御率はそれほど良くないのでしょうか?
その原因は被本塁打の多さにあると思います。
被本塁打は通算336個を記録しており、シーズンでは20本以上打たれることが多かったので、本塁打で大量失点していたのだと思います。
勿体無いですね。

被本塁打が多いということは、制球に難があって四死球数も多いのか?と気になりますよね?
でも、それは安心してください!
サバシア投手の四死球数は多くないんです!

かつては制球難であると言われていましたが、四球を連発するような投球はしていないんです!
四球を出す前に甘く入った球をスタンドに持っていかれていたのかもしれないですね。

また、制球難でありながら元々は奪三振の多い投手でした。
通算奪三振数は2846個となっており、多くの奪三振を奪ってきているんです!
近年では150個前後の数に減らしていますが、いつまでも若い時と同じ投球は出来ないので仕方がないですね!

サバシア投手は先発投手としてアメリカを代表する選手であり、これからもそうであると期待したいところですが、現在37歳の年齢は海外選手とは言え大ベテランにあたる年齢です。

でも、メジャーには2018年で45歳を迎える大大大ベテランのムードロ・コローン投手がまだ現役で頑張っています。
イチロー選手もそうですが、40歳を過ぎてからも成績を残しているメジャーリーガーは多くいるので、まだこれからも先発の柱として君臨できる可能性は十分にあります。
年齢に負けず、まだまだ頑張ってもらいたいですね!

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サバシアの経歴や獲得タイトルは?

サバシア投手は幼少期の頃から親の影響で野球をやっていました。
親の影響と言って母親はソフトボールの経験者ではありますが、父親は元メジャーリーガーやマイナー選手と言うわけではありませんでした。
親がスポーツに熱心で、野球以外にもアメリカンフットボールやバスケットボールなどもやっていたんです!

サバシア投手のどの球技でも才能に満ち溢れており、他の子供達を圧倒する事が多かったのですが、身体が周りよりも大きいと言う理由で実年齢を疑われるようになってしまったんです。
ちょっとひどい話ですよね?

その為、母親は試合があるたびに出生証明書のコピーを持参していくようになったんです。
そこまでしないと信じてもらいなのは可哀想ですね。

身体は大きくパワーも他の選手よりあったようですが、内面は他の選手よりもナイーブで、試合で打たれてしまうとマウンドで泣き出したり、逆に急に怒り出したりしてしまう事がよくあったようなんです。
大きな身体の選手が怒り出すと怖いですね。

感情のコントロールがうまくできていなかったサバシア投手に、母親は精神的に強くなってもらうために厳しく接しており、サバシア投手が14歳の時に球審の判定に文句をつけた事があったんです。
その時、母親は試合中にも関わらず、車に乗せて強制的に帰宅させてしまったんです。
すごく厳しい母親だったんですね。

でも、これらの指導でサバシア投手は自らの感情をコントロール出来るようになっていったんです。
それがスポーツにも好影響をもたらしており、高校でもアメフトとバスケと野球の3つを続けていたのですが、アメフトでは、オール・カンファレスに選出されて、バスケでは、州を代表するフォワードとして注目され、野球では46回を投げて6勝0杯、防御率0.77を記録する他、打者としても有能だった為、登板がない日でも野手として出場してスカウトから大人のような子供がいると瞬く間に評判は広まったんです!
天性の才能ですね!

高校卒業時には、ハワイ大学がアメフトの奨学生として招待してきたのに対して、野球も両立できるようにと契約書に加えてサインをしたんです!
この時はまだどちらの道に進むのか決まっていなかったんですね。

でも、結果的には大学には行かずにメジャー球団のインディアンスからドラフト1位指名を受けたので、野球の道に進んでいます。
アメフトの道に進んでいたらまた別の人生を歩んでいたと思いますが、どちらにせよ成功していたことは間違いないですね!

サバシア投手はメジャーに入ってからも、この逸材は潰してはならない!とサバシア投手の育成プランが作成されたほどなんです。
しっかり下積みをした事で、現在では大投手に成長していますが、ここまで獲得したタイトルについても気になるところですよね?

初めて主要タイトルを獲得したのはプロ入りから11年が経過した2009年でした。
その前にも何度も2桁勝利を挙げていましたが、主要タイトルの獲得には至らなかったんです。
意外ですね!

11年目で初めて獲得したタイトルは最多勝利でした。
この年は19勝を挙げて見事にタイトル獲得となったんです!
過去にも19勝を挙げたことはありましたが、その時は運がなかったんですね。

この翌年にも21勝で最多勝利のタイトルを獲得すると、翌年からはタイトルが取れなくなってしまいました。
2008年から2011年までの4年連続で17勝以上をマークしていましたが、2008年と2011年は惜しくもタイトル獲得とはならなかったんです。
さぞ悔しかったでしょうね。

奪三振も多く奪っていたサバシア投手でしたが、奪三振や最優秀防御率のタイトルを獲得したことはありません。

最多勝利以外のタイトルと言えば、2007年にサイ・ヤング賞とウォーレン・スパーン賞が3回とプレイヤーズ・チョイス・アワーズを1回を獲得しているくらいです。
獲得したタイトルはどれも凄いですが、正直もっと色々獲得しているように思えていましたよね?
でも、実はそれ程多くのタイトルはとっていないんです。

タイトルを取れていなくてもチームには欠かせない投手であることは違いないので、これからもメジャーで登板を重ねていくと思いますが、自身1度しか記録していない防御率2点台を目標に頑張ってもらいたいですね!

サバシアの球種や年俸は?

サバシア投手は全盛期は最速150km /h以上投げていたと思いますが、近年は最速146km /h程まで落ちています。
しかし、身長が2メートルもあることから相手打者からすると大袈裟のように聞こえるかもしれませんが、9メートルくらいの高さから投げているようだ!と言う事を言われているんです!
想像ができないですね!

アメリカでは2メートル前後の身長は多くいますが、それでも高さを感じると言うことは、投球フォームにあるのだと思います。
日本でも高さのある投手は活躍できる傾向にあるので、身長を活かせるかが活躍の鍵となってくるのかもしれませんね!

サバシア投手の場合、速球は投手ではないので変化球を駆使して打者を抑えていくのが通常となっています。
主に使う球種は、最速135km /h前後のスライダーと最速130km /h前後のチェンジアップです。
技巧派投手にしては球種が少ないように感じてしまいますね!

しかし、それが功を奏しているのだと思います。
球種が少なくしているのは、その分一つひとつの球種の精度を高めるためであると思われます。
多くの球種を持っていても、打たれるような甘い球種であれば意味がないので、そう言った理由から球種を増やさないのかもしれませんね!

ストレートを含めて3種類しか球種は持っていませんが、それでもサバシア投手は多くの奪三振を記録しているんです!
それも精度の高さを証明しているのですが、実は、サバシア投手が活躍できるのは球種の精度だけではないんです!
それは何でしょうか?

それは、マウンド度胸なんです!
どんな打者に対しても内角を強気に攻める事が出来ることから、他球団の強打者からは「世界最高のパワーピッシャー」と言われるほど凄いんです!

日本では、そんなピッチャーも中にはいますが、基本的に恐怖心から内角を攻める事が出来ない投手が多いです。
相手打者が大谷選手のように投手も兼任しているような打者であったなら尚更内角攻めは出来ません。
しかし、海外ではそんなのは関係ないのでどんどん強気に攻めてきます。
それを考えると大谷投手は1年目からの活躍は難しいかもしれませんね。

と、話は逸れてしまいましたが、サバシア投手は元々から制球難で球がかなり荒れていました。
日本でいうとソフトバンクの中田賢一投手のような感じだと思います。
制球が乱れていても打者を抑えられる程、球に力があるということですね!

でも、年齢を重ねていくうちにその投球スタイルでは通用しなくなっていったんです。
悔しいですが、人間は年には勝てないので仕方がないですね。

しかし、サバシア投手はそこで諦めたりする事はありませんでした。
奪三振を奪うことにプライドもあったと思いますが、それを捨てて打たせて取るスタイルに変更したんです!
投球スタイルを変更したことによって制球が安定感を見せてきており、球数も減ったことから長いイニングが投げられるようになったんです!
プライドを捨てた甲斐がありましたね!

年齢的には37歳と若くありませんが、また復活を遂げたことからまだ数年は活躍できそうな気がします。
年俸も年齢的に下がっているのかと思いきや!現在の年俸は28億6000万円もあるんです!
桁違いの金額ですね!

この金額はメジャーリーガーで第9位に入る高年俸で、ヤンキースが誇る優秀な投手なんです!
これより年俸が更にアップ!という事は正直期待できないかもしれませんが、これだけもらっていれば満足できる金額なので、残りの現役生活に全てを注いでもらいたいですね!

2017年は2桁勝利を挙げましたが、2018年も活躍できるかどうかはわかりません。
若手も育っているだけに、若手に負ける事なく登板を積み重ねてもらいたいですね!

最後にまとめ

いかがでしたか?
最後にサバシア投手について簡単にまとめると

①509試合に及ぶ登板数は全てが先発である。
勝ち星も237勝を記録しており、250勝まであと13勝と迫っている。
年齢的には少しキツくなってくるが、あと63勝の300勝も不可能な数字ではない。
②幼少期の頃は感情のコントロールが出来なかったが、母親に記事しく育てられたことでプロ入り前には精神的にも卓越した選手であった。
獲得タイトルは主に最多勝利とサイ・ヤング勝となっている。
③サバシア投手はチェンジアップとスライダーとストレートの3種類しか投げていない。
しかし、それでも精度が高いので奪三振率は高い。
年俸も37歳にして28億円程もらっている。

サバシア投手は、入団前から高い注目度があり、入団してからも大切に育てられてきました。
その期待に応えるようにデビューした2001年には17勝を挙げる大活躍を見せて、その後も安定した成績を残すことができました。

しかし、その反面精神的に追い詰められていたサバシア投手はアルコールに走ってしまい、最終的にアルコール中毒になってしまいました。

その事は周りに秘密にしていくこともできたと思いますが、あえて公表して治療に専念することを誓いました。

現在はおそらく克服できたのだと思いますが、2017年には再び2桁勝利を挙げる活躍を見せてくれました。

サバシア投手は、やはり2桁勝利をあげるのが当たり前のように考えられているほど信頼の厚い投手です。
過去の失敗は、これから先の未来には必ず活きてくることであると思うので、過去を振り返らずにもう一度全盛期のような活躍を見せてもらいたいですね!

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