クリス・ジョンソン(広島カープ)の成績は?マイナー時代と年俸や変化球も

広島カープの左のエースと言えば?
『クリス・ジョンソン』投手ですよね!

ジョンソン投手は入団1年目から大活躍を収めた選手ですが、広島では助っ人外国人選手が1年目から活躍するケースは多いんですね!

既にメジャーで引退を表明してしまいましたが、コルビー・ルイス投手や現在ソフトバンクで絶対的な守護神として活躍するデニス・サファテ投手、そしてブライアン・バリントン投手やキャム・ミコライオ投手など多くの活躍した投手がいます。

現在中継ぎエースとして活躍している、ジェイ・ジャクソン投手も1年目から大活躍した投手の1人となっています。
ジャクソン投手は2018年シーズン、メジャー契約も打診されていたようですが、それを断って広島に残る決断を下しています。
カープの為に残ってくれて感謝しかありませんね!

ジョンソン投手も日本で活躍したことでメジャー復帰も1つの選択肢であったことは違いないと思いますが、広島残留をしてくれています。
そんなジョンソン投手の通算成績がどれくらいか気になりますよね?
日本で3年間在籍した数字は歴代の外国人の中でも優秀な方であると思います。

また、クリス・ジョンソン投手のマイナー時代の成績についても気になるところ。
年俸や変化球と合わせてその疑問に迫っていきたいと思います!

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クリス・ジョンソンのプロフィール

クリス・ジョンソン
出典:http://www.広島カープブログ.com/
名前:クリス・ジョンソン
出身地:アメリカ合衆国 カルフォルニア州
生年月日:1984年10月14日
身長:193cm
体重:93kg
プロ入り:2006年 ドラフト1位追補(全体40位)
デビュー:
(MLB)2013年 8月18日
(NPB)2015年 3月28日

日本とアメリカのドラフト会議には違いがあることをあなたは知っていますか?

日本では1位指名の際に全球団に指名権があるので競合した場合は抽選となっていますよね?
でも、アメリカでは完全なウェーバー制が採用されているんです!
なので、その年の優勝チームは1位指名も最後にしか指名できないんです。
アメリカでは優勝するとドラフトでかなり不利になるんですね。

ついでに言うと、日本のドラフト1位選手の契約金は最高額が1億円となっていますが、アメリカでは全体の1位指名となった選手は6億円の契約金が近年の相場となっているんです!
やっぱりアメリカは破格の金額ですよね!

日本では下位指名でも大卒であればある程度の金額がもらえますが、アメリカでは上位指名でなければ契約金は下がっていくんです。
これなら上位指名でなければ嫌!と言うのもわかりますね!

クリス・ジョンソンの成績は?

ジョンソン投手は広島カープで左のエースとして君臨している必要不可欠な投手となっています。
2017年は不本意なシーズンとなってしまいましたが、過去の実績は申し分ないほどに良い成績を残しています。
どれくらいの成績を残しているのか見ていきましょう!

ジョンソン投手が広島カープに入団したのは2015年でした。
開幕前から先発として期待されていたので、開幕して間もない3月28日に公式戦初登板を飾りました。
しかも、その試合の投球内容が凄いんです!

その試合はヤクルト戦だったのですが、6回まで無四球無安打の投球を披露したんです!
7回の先頭打者であった山田哲人選手に安打を許しましたが、無四球完封勝利を達成したんです!
これは準完全試合となっており、日本では公式戦に初登板した投手が準完全試合を達成したのは、この時が初めてだったんです!
とても凄い記録ですよね!

その後もジョンソン投手は安定した投球を披露して、1年目にして14勝7敗、防御率は1.85を記録して最優秀防御率のタイトルを獲得したんです!
1年目から凄い活躍でしたね!
野手がもう少し打っていれば最多勝利も狙えたかもしれないですね!

1年契約だったジョンソン投手でしたが、メジャー復帰を希望することなく、翌年も広島カープでプレーする事を望んで新たに1年契約を結んだんです!
カープファンにとっては最高のニュースでしたね!

続く2年目はエースとして期待が大きくなり、DeNAとの開幕戦に指名されて登板を果たしたんです!
ジョンソン投手自身初めての開幕投手ですね!

結果は8回2失点の好投でしたが、無念の敗戦投手となってしまいました。
でも、安定した投球は健在ですね!

その後も安定した投球で、2年連続2桁勝利を達成したジョンソン投手。
外国人では、2年連続で2桁勝利を達成したのは、コルビー・ルイス投手以来となる記録なんです!

この年は同じチームメイトである野村祐輔投手と最後まで最多勝利のタイトル争いを繰り広げたんです!
結果的には1勝足りずに最多勝利は野村投手が受賞しましたが、チームの優勝に大きく貢献する活躍を見せたんです!

この年のシーズン成績は15勝7敗、防御率が2.13となりました。
防御率は良いですが、打者と噛み合わなかったんですね。
でも、この年のジョンソン投手は沢村賞を受賞したんです!
最多勝利の野村投手を差し置いての受賞となりましたね!

沢村賞は投手のタイトルで一番良いタイトルであるとされているので、1度でも受賞出来れば一流の投手という事になります!
それを2年目で受賞なんて凄すぎますね!

2017年も開幕から左のエースと期待されたジョンソン投手ですが、2017年は開幕から不本意な投球となってしまいました。
疲労が蓄積していたのかもしれないですね。

終わってみると、6勝3敗、防御率が4.01となってしまいました。
初めて2桁勝利を逃してしまいました。

でも、通算成績では3年間で67試合で35勝17敗、防御率は2.33だったんです!
3年間で30勝超えと防御率2点台であれば優秀過ぎると言えますね!

2018年は、セリーグでは巨人以外では初となる3連覇のかかる大事な年となっています。
その偉業を成し遂げるにはジョンソン投手の復活が不可欠だと思うので、完全復活を遂げてもらいたいですね!

最強先発投手陣を支える緒方監督の手腕にも注目したいですね!

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クリス・ジョンソンのマイナーリーグ時代の成績は?

ジョンソン投手は広島カープの左のエースとして活躍していますが、アメリカ時代はどうだったのでしょうか?
アメリカで活躍していれば日本に来ることはなかったと思いますが、マイナーリーグでは活躍していたかもしれないので調べてみました。
全体の1位指名の実力を見ていきましょう!

ジョンソン投手は2003年に全体の50位でエンゼルスから指名を受けていました。
しかし、これを拒否して大学へと進学しています。

次にドラフト指名されたのは2006年でした。
この時はレッドソックスから全体の1位で指名を受けて入団となりました。

1年目の成績はマイナー1Aで14試合に登板して0勝2敗ながら防御率は0.88と驚異的な数字を残して大物ぶりを発揮しました。
この防御率でも2敗していることが不思議ですね。

2年目も1Aでのプレイとなり、27試合に登板して9勝7敗の成績を残しました。
しかし、防御率は5.56となっており、安定感に欠ける投球となってしまったんですね。

3年目は2Aに昇格したジョンソン投手。
そして、27試合の登板で8勝9敗、防御率3.63を記録したんです。
昇格して成績も向上させたのは凄いですね!

そして、4年目は3Aまで上り詰めました。
気になる成績は22試合の登板で3勝13敗となってしまったんです。
勝ち運がなかっただけなのかと思いましたが、防御率も6.35と不本意な年となってしまったんです。

この年の8月には成績不振が原因で2Aに降格してしまっています。
2Aの成績は0勝3敗、防御率6.35だったんです。
3Aとあまり変わらない成績でしたね。

5年目には再び3Aに昇格しましたが、28試合の登板で6勝13敗、防御率は4.88となったんです。
前年よりは良かったですが、まだイマイチな成績と言えますね。

そして、ジョンソン投手の勝負年となった6年目。
開幕から3Aで登板して8試合に登板しますが、2勝2敗で防御率12.63と散々な成績を残してしまったんです。
これにより、この年の5月16日にチームを解雇されてしまったジョンソン投手。
酷なことですが、これがプロの世界なので仕方がないですね。

その後、6月11日に独立リーグと契約しました。
独立リーグでの成績は16試合で6勝3敗で防御率は3.23を記録しました。
この結果がパイレーツに評価されて7年目はパイレーツのマイナーでプレイすることが決まりました。

7年目の成績は3Aで、20試合に登板して5勝2敗、防御率は4.53となりました。
思うような結果は残せていませんが、パイレーツとは1年間契約延長をしたんです!

8年目も開幕を3Aで迎えましたが、8月18日に見事にメジャー契約を勝ち取ったんです!
この年はメジャー初登板を含む4試合に登板しました。
しかし、成績は0勝2敗で防御率が6.10となってしまったんです。
ジョンソン投手は、メジャーで結果が残せなかったことで翌年はツインズに移籍することになってしまいました。

9年目のツインズでも結果を残すことができなかったので、その年のオフにFA選手となってしまったんです。
そして、縁あって広島カープが獲得したんですが、この獲得が大当たりとなって今はカープに欠かせない存在となっています。

日本で活躍すると、メジャーに復帰する選手も多いのでジョンソン投手も今後はわかりませんが、今の所は広島に骨を埋めるつもりでいるようなので、これからも安定した投球でチームを支えて欲しいですね!

クリス・ジョンソンの年俸や変化球は?

ジョンソン投手は入団1年目は7000万円の年俸で入団しています。
それから左のエースとして大活躍を見せたジョンソン投手の年俸はどれくらい上がったのか気になりますよね?

リーグ優勝も成し遂げていることから、大幅アップをしていることは間違いないと思います。
その年俸について迫っていきたいと思います!

広島カープに入団した初年度は14勝を挙げて、防御率のタイトル獲得にも成功しています。
1年契約でしたが、この年のオフに新たに1年契約を結んでいます。
その年俸は、1億5千万円なんです!
倍増以上に上がりましたね!
これは広島カープからすればかなり凄いことなんです!

2年目も、シーズン後半まで野村祐輔投手と最多勝利のタイトル争いを繰り広げるなど優勝に貢献する大活躍をしました。
結果的には最多勝は1勝差で野村投手が獲得しましたが、投手として最高峰のタイトルとされている沢村賞を受賞しました。
投手のタイトルを獲得していない投手が沢村賞を受賞するのは非常に珍しい事なんです!

2年連続で桁外れの活躍を見せたジョンソン投手の年俸は、3億円となったんです!
この年から3年契約を結んだのですが、2年連続で倍増となる高評価を得たんです!
しかも、外国人は単年契約が基本ですが、3年の複数年契約を結べたという事は、球団から高い評価を得ている証拠ですね!

2017年は不本意な成績でしたが、3年契約を結んでいた事により、年俸はアップとなる3億4千5百万円になったんです!

ここまで好成績を残せているのは、ジョンソン投手の抜群の変化球があるからだと思います。
2017年は不本意な成績でしたが、決め球となっている変化球は何なのでしょうか?

その決め球はカットボールなんです!
配給比率は、ストレートが全体の30%を占めていますが、カットボールはストレートに次ぐ27%となっているんです!
ほとんどストレートと変わらないくらい投げているんですね!

カットボールの被打率は.286となっており、低くはないですが、2017年の投球内容を考えると良い方であると思います。
ちなみにストレートの被打率は.240となっています。
左投手ながらストレート推しの投球が出来るんですね!

また、ジョンソン投手は多くの変化球を操ります。
被打率の一番低かった球種はチェンジアップとなっており、その数字は.200となっていました。
逆に一番悪かったのは、シュートの.341となっていました。
シュートは全体の16%を投げているので、防御率悪化はシュートが原因であったと考えられますね。

ジョンソン投手は何かに偏って投げる事はしていないので、多投しすぎによって打者が慣れてしまったという事は考えにくいです。
2017年に打たれてしまったのは、単にキレが落ちてしまったことが原因と考えられます。

ジョンソン投手は、年齢的には2018年でまだ34歳となるので老け込むにはまだ早いですが、蓄積疲労は溜まっていると思います。
2018年以降の活躍は、蓄積疲労をどれだけ改善出来るかが鍵を握りそうですね!

最後にまとめ

いかがでしたか?
最後にクリス・ジョンソン投手について簡単にまとめると

①3年間の通算成績は67試合で35勝17敗の成績を残している。
防御率でも安定の2.33を記録しており、奪三振も344を奪っている。
エースと呼ぶに相応しい成績である。
②ドラフトでは全体の1巡目で指名を受けたが、マイナーでも思うように結果は残せなかった。
プロ入り8年目にメジャー契約を勝ち取ったが、これが転機となった。
③2018年の年俸は3億4千5百万円なので、広島の外国人投手としてはかなり高い年俸であると言える。
また、決め球として使用しているのはカットボールである。
被打率も.286と極めて高い数字ではないが、悪くもない。

ジョンソン投手は左のエースとしてまだまだ信頼は厚いですが、外国人枠の兼ね合いもあるので1年間ローテーションが守られている保証はありません。

広島カープは外国人の人選が非常に上手いので毎年のように主力級の選手を排出しています。

なので、2017年のオフに獲得したカンポス投手の活躍次第では2軍降格なんて事もあり得ることなんです。

2017年から3年契約を結んでいるジョンソン投手。
2019年に再契約を勝ち取るには2018年の活躍は必須だと思います。
チームの3連覇のためにも、個人の再契約の為にも2018年は再び最多勝争いが出来るくらいの活躍を見せて欲しいですね!

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