ソフトバンクホークスは、今では左投手が不足しています。
一時期は左腕王国と呼ばれたチームですが、移籍や引退などで今では活躍する左腕はほとんどいなくなっています。
その中で、貴重な左腕として1軍で試合数は少ないながらも安定した成績を残している選手といったら
『飯田 優也(いいだ ゆうや)』投手ですね!
躍動感溢れる投球フォームでも話題の飯田投手ですが、過去にどんな成績を残してきたのでしょう。
また、躍動感溢れる投球フォームから繰り出される球種はどのような球種があるのか?
そこで今回は、飯田投手の詳しい経歴と、年俸や2軍成績も合わせて調べてみました!
主力投手ではないからこそ、気になる事もあるんですよね!
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飯田優也のプロフィール
出典:https://www.nikkan-gendai.com/
出身地:兵庫県神戸市
生年月日:1990年11月27日
身長:186cm
体重:83kg
プロ入り:2012年 育成ドラフト3位
デビュー:2014年6月11日
飯田投手が初めて1軍登板したのは、2014年の6月11日となっています。
実はこの丸1ヶ月前の5月11日に「森」投手が初登板を飾っているんです!
飯田投手はこの年は主に先発としての登板が多く、この年の登板数は12試合に留まってしまっていますが、対照的に森投手は中継ぎ登板で50試合以上の登板を果たしています。
1年目から50試合なんて凄いですよね!
でも、飯田投手も先発ではなく中継ぎで登板していたらどうだったでしょうか?
恐らく40試合くらい登板できるくらいの実力はあったのではないでしょうか!
あまり長いイニングを投げるのには向いていないので、ワンポイントとして打者1人か2人に対しての登板であれば、十分に1軍で通用するレベルにあると思います!
まだ40試合以上登板したことがない飯田投手。
2018年は1年間を1軍で活躍してもらい、40試合以上の登板を果たして欲しいですね!
飯田優也の経歴は?
飯田投手は4歳の時に阪神淡路大震災を経験。
朝方だった事もありましたが、当時飼っていた猫に起こされて難を逃れたそう。
家は被災してしまいましたが、幸運にも家族はみんな無事だったとのことです。
猫に起こされていなければ大変な事でしたね!
その後は、4年間祖母の家があった愛媛県に移住していました。
自宅が再建されると兵庫県に戻り、高校は神戸弘陵学園高校に進学しています。
この高校では背番号13番で登録されていましたが、最後までエースになることはできませんでした。
この時はまだ無名の選手だったんですね。
高校卒業後は東京農業大学北海道オホーツク硬式野球部に進学しています。
とても長い名前で覚えられないですね!
この大学に入部してから1年生の春からリーグ戦に出場しています。
結果はともかく、1年生で試合に出られる事が凄い!
出典:http://yakyutaro.jp/
3年生の時には春のリーグ戦で見事に優勝を果たしました。
そして、大学選手権にも出場して、神宮球場のマウンドも経験。
甲子園には出る事が出来なかったので、良い経験になったのでしょう。
でも、初戦の横浜商大戦で救援登板していますが、2失点と結果を残すことは出来ませんでした。
しかも、先発登板した慶応大戦でも、制球が大きく乱れ1死も取れないままKOとなってしまい、敗戦投手となってしまいました。
勢いのあるフォームですが、制球には難があるんですね。
この散々な結果でも、将来性を買われてソフトバンクホークスの育成ドラフトで指名されました。
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飯田優也の球種は?
飯田投手は豪快な投球フォームが売りで、速球に自信を持っています。
その為、ストレートを中心とした投球になっているのですが、比率を見てみるとストレートは全体の45%程しかなかったんです!
もっと投げているイメージでしたよね?
被打率は.235と高くはないですが、特別低い数字であるとも言えないですね。
見ていても勢いのあるストレートだとわかりますが、プロの世界ではまだ物足りないと言うことだと思います。
出典:http://number.bunshun.jp/
では、変化球では何が1番良いのでしょうか?
被打率が一番低い球種を調べてみました。
するとその球種はチェンジアップ。
全体の22%を投げていますが、被打率は.138となっていました。
もっとチェンジアップを投げても良かったのではないかと、思ってしまいますね。
そして、逆に1番被打率の悪かった球種はというと…
それはスライダーでした。
カーブは1.000でしたが、1打数しかないので除外して考えています。
スライダーは全体の26%と多く投げており、被打率は.357となっています。
2017年の飯田投手は19試合しか登板していないので、あまり参考にはならないかもしれないですが、スライダーが打ち込まれるケースにある事には変わりは無いようです。
ちなみに、2017年の飯田投手の被本塁打数は2となっています。
スライダーがホームランを打たれたのか?と思いましたが、2本とも打たれたのはストレートでした。
2017年の飯田投手の防御率は2.42となっています。
2点台の防御率は入団以来初めてとなり、自己最高の成績なのかもしれないですね!
では、キレのある証拠である奪三振数はどうだったのでしょうか?
1番奪三振が多かったのは、チェンジアップの9個でした。
次にストレートの6個で、最後にスライダーの2個となっています。
このデータからもスライダーのキレはあまりないのだと思います。
2018年は、配球を変えることでもっと良い成績になる事が予想されますが、同じ球を多投してもプロでは打たれてしまいます。
「甲斐拓也」捕手とどれだけ連携が取れるかが、2018年の活躍の鍵を握っていると思います。
是非とも捕手とコミュニケーションを取って、2018年は中継ぎの一角を担う活躍を見せて欲しいですね!
⇒甲斐拓也の成績や年俸が気になる!「あっこ」との関係は?家族についても
飯田優也の年俸や2軍成績は?
飯田投手の2017年の年俸は2100万円でした。
過去に40試合以上の登板を果たしていないので、あまり高額年俸にはなっていないですね!
今までの最高年俸は、2016年の2500万円となっています。
2015年に自己最多の35試合に登板しており、防御率も3.29の成績を残したことで、その年のオフに700万円アップの2500万円になったんです。
出典:https://full-count.jp/
入団初年度は400万円だったので、そこから考えると大幅なアップとなっていますが、まだまだ物足りないですよね。
また、飯田投手は育成出身として期待の星ですが、実は中継ぎのホールドはあまり挙げていないんです。
通算でも10ホールドしかなく、あまり僅差の場面では登板していないんですね。
2017年の登板数は19試合と少ないですが、2軍の成績はどうだったのでしょうか?
実はそんなに悪くないんですよ!
2軍では中継ぎと抑えを任されており、2勝4敗4セーブなんです!
登板数は21試合ですが、防御率は2.21と低い数字を残しています。
4敗しているのは少し多いですが、2軍では僅差の場面での登板が多かったのが負けの多さに繋がっていると思われます。
僅差での登板は信頼の証ですね!
イニング数は40回を投げていて、奪三振数は37個を記録。
中継ぎとしては良い数字ですね!
1軍と2軍を行ったり来たりしていたので、どちらも中途半端な成績になってしまっていますが、1年間通して投げ続ければ1軍でもある程度良い成績を残せる投手であると思います。
もう年齢的にも若手とは言えない年となってきています。
ソフトバンクの投手陣の層は厚く、1軍に割って入るのは困難だと思いますが、飯田投手ほどの実力があれば不可能ではないと思います。
もし他球団であれば、年間50試合以上投げていてもおかしくはない投手なのですから!
入る球団によって成績も大きく変わってきますが、酷ですね。
最後にまとめ
いかがでしたか?
飯田優也投手について簡単にまとめると
②飯田投手の決め球はチェンジアップである。変化球の中で1番多く投げているのはスライダーだが、よく打たれる傾向にある。
③1軍と2軍で半分ずつぐらいの在籍だった影響もあり、安定した成績は残せていないが、防御率は1軍と2軍で共に良い数字を残している。
2017年で27歳になり、野球選手として1番好調な年であると言えます。
今は制球が定まらずに自滅する場面が多いですが、まともに打者と勝負する事が出来れば抑える事は出来ると思います。
ここ近年では、左投手は貴重な存在となっています。
そのため、左投手と言うだけで1軍登板のチャンスが与えられることが多いので、このチャンスを無駄にせずに頑張って欲しいですね!
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