會澤翼(広島カープ)の経歴は?気になる通算成績と年俸や守備率も

2017年に正捕手としてベストナインを獲得した捕手と言えば?
『會澤 翼(あいざわ つばさ)』選手ですよね!

會澤選手は強肩で捕手の中でもずば抜けた肩の持ち主ですが、ここまで正捕手として君臨することは出来ないでいました。
打撃は捕手として優秀そうな方ですが、采配はやはり難しいようで、中々守備面で認められなかったんですね!

捕手は守備が命なので守備率が低いだけでもレギュラーの獲得は出来ません。
會澤選手の守備率がどれくらいなのか気になるところですね。

また、會澤選手はプロ入りから11年が経過しましたが、好評の打撃の通算成績はどうなのでしょうか?
打てる捕手として2017年にベストナインを獲得した実力も見ていきましょう!

打撃成績や守備が良いと判断されたのであれば年俸もきになるところ。

そこで今回は、會澤選手の経歴も合わせて気になるところに迫ってみましょう!

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會澤翼のプロフィール

會澤翼
出典:https://carp.ho2.info/
名前:會澤 翼(あいざわ つばさ)
出身地:茨城県日立市
生年月日:1988年4月13日
身長:177cm
体重:80kg
プロ入り:2006年 高校生ドラフト3位
デビュー:2009年 5月27日

會澤翼の経歴は?

會澤選手は小学校3年生の時に地元の野球少年団に入団した事で野球を始めました。
その時から捕手をやっていたのですが、捕手を選んだ理由は、「誰もやりたがらなかったら」なんです。

なので、その頃は正直捕手でのこだわりなどは一切なかったんです!
でも、會澤選手は周りが嫌がっている事を率先して出来る選手なんですね!

捕手として嫌々ながら頑張っていた會澤選手でしたが、高校に進学すると捕手の奥深さを覚えたんです。
そこで捕手としてこだわりを持つようになり、実力も上がっていったんですね!

その高校では、1年生の夏からベンチ入りを果たすと、その年の秋からは正捕手として出場するようになったんです!
小学校から捕手一筋だけあって実力は折り紙つきでしたね!

この高校3年間ではメディアでの露出は少なかったようですが、複数のプロ球団のスカウトが1年生の時から注目していたこともあって、ドラフト会議では広島カープから3位指名を受けました。
メディアで注目されていなくても、やっぱりプロのスカウトの目の付け所は違いますね!

広島カープからドラフト指名を受けた會澤選手ですが、指名直後に行われる会見で短ランにボンタンと言う姿で表れて、関係者を驚かせているんです!
こんな姿で会見に出てくるのは正直前代未聞ですね。

しかも、入団会見の際には顎ひげまで生やしていたんです。
これはもう完全にヤンキーと言って良いかもしれませんね。
今はある程度落ち着きはあると思いますが、入団前は少し荒れていたのかもしれないですね!

そんな元ヤンキーの會澤選手ですが、現在は広島カープに欠かせない存在となっています。

會澤翼の通算成績は?

會澤選手は石原選手の陰に潜んでおり、これまでレギュラーの獲得は出来ていませんでした。
安定の守備を披露していますが、実は打撃でも捕手としてはそれなりに打てているんです!

會澤選手が今までに放った本塁打数は33本となっているので多いようには感じないとは思いますが、自己最多は2014年に10本塁打を放っているんです。
この年は打席数もレギュラー陣の約半分となっているので、高い長打力を誇っていると言っても良いと思います。

それからは打席数を増やしながらも6本から7本に留まっていますが、打率は2割中盤を記録しているんです。
規定打席には全く到達していませんが、2014年には.307を記録するなど、巧打力でも見せているんですね!

近年の捕手は2割前後の打率が一般的となりつつあるので、その中で2割を軽く超えているのは優秀な方でありますね!

また、安打数では通算で288安打となっていました。
自己最多でも2017年の106試合となっているので、打席数がない分安打数も伸びていないのだと思いますが、2017年だけで見ると、79安打を放っており、140試合程に出場すれば100安打以上は確実に打てると思います。

元々の広島カープの正捕手であった石原選手は年齢的にも厳しくなってきているので、2018年以降は會澤選手が正捕手としてマスクを被る事が予想されています。

もしそうなれば打席数も増える事は間違い無いと思うので、安打数はこれからもっと伸びていくことだと思います。

會澤選手は打てる捕手として評価されていますが、打順は下位打線が多いです。
なので打点もあまり残すことは出来ておらず、自己最多の打点数は2017年の35打点となっています。

しかし、2014年からは打席数が少なくても30打点前後を残し続けてます。
打点は本塁打で稼ぐことも出来ますが、ある程度の勝負強さがないと難しい記録となってきます。

30打点では捕手としても優秀であると言える数字ではありませんが、安定感はあると言って良いと思います。
今はまだ低い安定感ですが、これから會澤選手がどう伸びるか楽しみですね。

また、捕手は小技のサインが出る事が多いです。
埼玉西武ライオンズの炭谷銀仁朗選手は、通算で193犠打を決める活躍を見せているように、打てない分バントで確実に走者を進める作戦が多いですが、會澤選手の通算犠打数は18となっているんです。
とても少ないですよね?

自己最多の犠打数は2017年の10犠打となっており、過去を見ても8個しか犠打を決めていないんです。
ただ単に犠打が上手くないのかもしれませんが、會澤選手の場合は長打が期待できる捕手なので、あまりバントのサインが出ないのかもしれません。
それだけ長打を求められているんですね!

捕手は守備力を磨きながら打撃も磨いていかないといけないので、他のポジションに比べると難しいポジションとなっています。
試合に負ければ捕手のせい!なんて言う人もいます。
流石にそれは違うと思いますが、それだけ捕手は重要なポジションなので生半端な人には出来ないと思います。

せっかく頭角を表した會澤選手には1年でも長く1軍で活躍してもらいたいので、チームの優勝に安堵する事なく努力し続けて欲しいですね!

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會澤翼の年俸は?

広島カープ主力の會澤選手の年俸はどれくらいまで上がっているのでしょうか?

長年燻っていたので、年俸が上昇し始めたのは最近であると思いますが、気になりますよね?

その會澤選手の入団時の年俸は500万円でした。
入団からすぐに結果を残せたわけではないので、3年間は同じ年俸だった會澤選手。
4年目の2010年に年俸は初めてアップしましたが、その額は僅か150万円でした。
大活躍を見せたわけではないので仕方がないですね。

初めて2桁本塁打を放った2014年までの年俸は900万円だったんです。
とてもコスパの良い選手ですが、この2桁本塁打を打つまでは、どこにでもいるクラスの若手だったんです。

2014年に打撃で活躍した會澤選手の年俸は、2015年には1900万円となりました。
1度活躍しただけなので1000万円アップに留まりましたね。

でも、2015年からは徐々に上がっていき、2017年の年俸は2800万円となっていました。
ここで気づきましたか?
これまで現状維持かアップしかないんです!
年俸がダウンしたことは1度もないんですね!

2017年は正捕手としてベストナインに輝く活躍を披露したことで、2018年の年俸は5000万円となりました。

29歳まで1度も減俸がないということは、期待の大きさもあると思いますが、ある程度安定した成績を残してきたという事になると思います。

會澤選手はこれからが本領発揮となると思うので、更なる年俸アップに期待したいですね!

會澤翼の守備率は?

會澤選手が捕手として出番が増えたのは最近のことですが、守備に難があったからレギュラーを取れなかったわけではないんです!

巨人の阿部慎之助選手のような派手さはありませんが、少ない出番の中で活躍は見せていたんです!
でも、広島カープの正捕手である石原選手の方が優っていた為にレギュラー獲得にはならなかったんですね!

では、その會澤選手の守備率はどれ程のものだったのでしょうか?

プロ入り初出場した2009年は9試合の出場ながら失策はなく、守備率は1.000となっていました。
この年の盗塁阻止率は.286となっているので、それ程高い数字とは言えないですね!

しかし、2009年から2011年までの3年間は46試合の出場ながら失策は0だったんです!
盗塁阻止率は決して高いとは言えませんが、失策をしない安定の守備だったんですね!

初めて失策をしたのは2012年だったのですが、この年は7試合しか出場をしていません。
なので、守備率は.955と低めになっていますが、盗塁阻止率は.500を記録しているんです!
刺した盗塁は1なので評価出来るわけではないですが、全てが悪いわけではなかったんですね。

2013年からは徐々に出場数が増えてきた會澤選手。
2013年は21試合で失策が2、そして盗塁阻止率は.333となっています。
若手捕手なのでまだ大目に見れる数字ですね。

2014年は60試合に出場して失策は3ありましたが、守備率は.991となっています。
盗塁阻止率.286は低めですが、刺殺が初の3桁となる319となっているので、守備の機会は一気に増えたと言えますね!

會澤選手が期待され始めた2015年は、93試合で失策は前年と同じ3でしたが、刺殺560を見てもわかるように多くのイニングで守備についていた事がわかります。
この年は捕逸8でリーグ最多となっており、守備率.995もリーグ1位となったんです!
ちなみに盗塁阻止率でも.404でリーグ1位となっており、守備でチームに大きく貢献したと言える年となりましたね!

2015年は安定の守備でしたが、残念ながらゴールデングラブ賞の獲得はなりませんでした。
ライバルの阿部慎之助選手がいるので、捕手部門のゴールデングラブ賞の獲得は難しいですね。

このままの勢いでレギュラー獲得と行きたかった會澤選手でしたが、2016年は80試合で刺殺402、失策は1で守備率.998を記録しましたが、出場数が少なかったこともあってあまり評価されることはありませんでしたね。
ちなみにこの年の盗塁阻止率は.250でした。
前年から比較するとかなり悪くなってしまいましたね。

2017年はレギュラーの獲得に成功して106試合の出場を成し遂げました。
初めての100試合以上の出場でしたが、刺殺653で失策は2、守備率は.997となりました。
盗塁阻止率では.263と好結果をら残すことは出来ませんでしたが、年齢で衰えを見せ始めている石原捕手の代わりとしては十分な成績であると言えると思います。

2017年まゴールデングラブ賞の獲得は出来ませんでしたが、ベストナインには輝いています。
打てる捕手は近年減少しているので、會澤選手は打てる捕手として2018年以降、大活躍を見せて欲しいですね!

最後にまとめ

いかがでしたか?
會澤翼選手について簡単にまとめると

①小学校3年生の時から捕手一筋でやってきたが、本格的に捕手に目覚めたのは高校に入ってからである。
②通算本塁打は33本で通算安打数も288本と多い数字ではない。
しかし、安定して試合に出るようになったのはまだ最近のことなので、通算成績向上はこれからである。
③年俸はこれまで1度も下がったことがなく、生活面で苦しめられるようなことは1度もなかった。
④2015年に守備率でリーグ1位となっていたが、ゴールデングラブ賞は取らなかった。
失策数は全体的に少ない方であるので、通算の守備率.995は評価に値する数字であると思われる。

會澤選手は長い時を経て、ようやく正捕手の座を掴みかけています。

しかし、プロの世界では入れ替わりが激しいものです。
広島カープには2017年のドラフト会議で高校生No.1の呼び声が高かった中村奨成捕手の指名に成功しています。

中村選手はまだ10代とあって経験不足なので即戦力として正捕手の座を射止める可能性はかなり低いですが、これから3、4年先はどうなるかわかりません。

広島カープの正捕手は長年石原選手が守ってきたので、その間燻っていた會澤選手はこれから先10年正捕手として活躍できるかはわかりません。

ですが、チームの更なる活性化のためにも、會澤選手には1年でも長く頑張って欲しいですね!

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