ロビンソン・カノの打撃成績は?二塁守備と獲得タイトルや記録も

シアトル・マリナーズで活躍する無冠の帝王と言えば?
『ロビンソン・カノ』選手ですよね!

ロビンソン・カノ選手はこれまで中距離打者として活躍してきましたが、タイトルらしいタイトルを取った事はありません。

知名度も抜群で、強打者として知られているロビンソン・カノ選手ですが、タイトルを取れていないというのは意外ですよね!

日本でもそのような選手はおり、代表的なのは清原和博氏ですが、清原氏は最高出塁率などは獲得しているので、無冠と言えるかは微妙なところです。
また、現役時代から覚醒剤を使用していた事も明らかとなっているので、現役時代の成績が全て実力だったかは定かではありません。

その点、ロビンソン・カノ選手はドーピングにも引っかかった事はないので、完全に自分の実力で成し遂げた記録と言えますね!

そんなロビンソン・カノ選手の打撃成績は気になりますよね?
メジャーではドーピングを使用して出場停止などになる選手が多い中で、安定した成績を残しているロビンソン・カノ選手の打撃成績について迫っていきたいと思います!

また、大きな体ですがポジションは二塁手となっています。
日本では俊足の選手が守るこイメージが強い二塁でどれくらいの守備率を誇っているのでしょうか?
主要以外での獲得タイトルや記録についても一緒に迫っていきたいと思います!

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ロビンソン・カノのプロフィール

ロビンソン・カノ
出典:https://baseball.sports.smt.docomo.ne.jp/
名前:ロビンソン・カノ
出身地:ドミニカ共和国
生年月日:1982年10月22日
身長:182cm
体重:95kg
プロ入り:2001年 ドラフト外
デビュー:2005年5月3日

ロビンソン・カノ選手はの2018年の年俸は約24億円です。
この数字だけで凄い金額と驚愕してしまいそうなものですが、上には上がいます。

現在メジャー最高年俸はドジャースに在籍しているクレイトン・カーショー投手の40億円が最高額となっています。
しかも、カーショー投手は複数年契約をしているので、この金額がしばらくは安泰となっているから羨ましくてなりませんね。

長期契約と言うのは、メジャーリーガーなら誰もが憧れる事ですが、これまでの最長契約はヤンキースのスタントン選手が交わした13年契約が最高となっています。

かなり長い年数で契約していますが、ロビンソン・カノ選手も10年契約を結んでいるので2023年までは安泰なんです!
契約が切れる頃には40歳なので引退してしまうのかもしれないですね。

ロビンソン・カノの打撃成績は?

ロビンソン・カノ選手はこれまで打点王や本塁打王などのタイトルを獲得したことはありません。

しかし、安定した成績を残していたことは事実で、タイトルを取れていないのが不思議なくらいであると思います。

ロビンソン・カノ選手はデビュー1年目となった2005年は132試合に出場すると、155安打を放ち打率.297をマークしました。
本塁打数は14本と少なめでしたが、中距離打者として1年目ということを考えると良い成績と言えるのではないでしょうか!

また、2年目は122試合と前年よりも出場数は減ってしまいましたが、165安打で打率.342を残したんです!
首位打者を取っていてもおかしくない数字ですね!

この年の本塁打は15本となっており、打点は78打点を残していることから、主軸と言って良い選手となりました!
ロビンソン・カノ選手は、2年目にして最高の数字を残しましたね!

3年目は初の160試合に出場すると、189安打で打率.306となりました。
前年と比較すると勢いを感じませんが、2年連続打率3割を達成しているので、申し分ありませんね!

ロビンソン・カノ選手はちなみにこの年の本塁打数は19本となっています。
打点も97打点とクリーンナップとしての働きを見せているので、優良選手と言えますね!

3年連続打率3割が期待されましたが、4年目の2008年は159試合に出場しましたが、162安打で打率.271となってしまいました。
打率が落ちたので、本塁打数が増えたのかと思いましたが、本塁打数も14本と減らしているんです。
ロビンソン・カノ選手は調子が悪かったんですね。

調子を戻したかった2009年は、161試合全てに出場して204安打、打率.320、25本塁打、85打点の成績を残しました。
初めての200本安打達成ですね!

メジャーは日本よりもシーズンが20試合程多いですが、それでも200本安打は簡単に出来ることではないので、優秀な巧打者と言えますね!

また、この年は自身初となる20本塁打も達成していることから、3番打者としての素質があると言えますね!

2年連続の好成績が期待された2010年。
ロビンソン・カノ選手、この年は160試合に出場して200本安打を放ちました。
2年連続での200本安打は達成となりましたね!

打率も前年とほぼ同じ.319となっており、本塁打では29本を打っているんです!
また、打点でも初の100打点となる109打点を記録しており、大車輪の働きを見せました。
あと1本で30本塁打だったので惜しかったですね!

もうここまで行けば3割30本100打点が期待されるようになります。
打率の3割と100打点はクリアしたことがあるので良いですが、問題は本塁打数です。
1番難しいのが本塁打ですね!

ロビンソン・カノ選手が初めて30本塁打を達成したのは2012年でした。
この年は、33本塁打を放っており、打率も.313と3割が30本は達成できたんです!
この2つだけでも十分すごいですね!

でも、この年は打点数が94打点となっていて100打点は達成できませんでした。
問題の本塁打が達成できたと思ったら、今度は他が駄目でしたね。

その翌年にリベンジを果たしたかったですが、この年も190安打で打率.314を残して打点でも107打点を記録しています。
しかし、また問題の本塁打の壁が立ちはだかりました。
その数字は?

本塁打数は27本となったんです!
数字的には凄いのですが、中々3割30本100打点の達成には漕ぎ着けられないですね。

この翌年からチームを移籍して違う環境でのプレーとなりました。
移籍先であるマリナーズでは1年目こそ打率3割を達成しましたが、その他の年では3割打てていません。
ロビンソン・カノ選手らしくないですね!

本塁打数も2016年以外は10本代から20本塁打は前半となってしまいました。
2016年は39本の本塁打を打っていますが、マリナーズの球場はメジャーの中でもかなり広い方なので本塁打が減少した事が考えられますね。

今回は本塁打を中心に見ていきましたが、ロビンソン・カノ選手の最大の特徴は巧打力です。
なので、本塁打が減少しているからと言って成績が落ちたというわけではありません。

打率3割達成できていないことも事実ですが、持ち前の安打数は多いままなので、これからもまだ安定した成績は残してくれると思います。
取り敢えず、首位打者目指して頑張ってもらいたいですね!

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ロビンソン・カノの二塁守備は?

ロビンソン・カノ選手は入団から1試合を除いて全てが二塁での守備となっています。
ここまで通算1956試合に出場しているのですが、通算守備率は.987と高い数字を残しています。

この守備を1年ごとに見ていきたいと思います!

デビュー1年目となった2005年は131試合で守備に就き、失策数は17個を記録しています。
守備率では.974とあまり良い数字とは言えません。
ロビンソン・カノ選手は1年目なのでこんなもんですね。

2年目は118試合と少し少なめですが、失策数は9個となりました。
守備率は.984と前年よりは良くなりましたが、まだ一流の守備名人とは言えないですね。

3年目と4年目は共に159試合で13失策となりました。
2年連続での全く同じというのは珍しいですが、守備機会は違ったはずです。
でも、守備率も全く同じ.984となっています。
2年続けて同じ守備率というのはかなり安定感がありますね!

翌年2009年も12失策で1つ失策数を減らしましたが、守備率は前年と同じ.984でした。
ロビンソン・カノ選手の守備率はここまで3年連続ですね!

でも、このままでは通算.987と言う数字は残せません。
と言うことは、そろそろ高い守備率を叩き出すのでしょうか?

気になる2010年の守備率は、.996となっていました。
ロビンソン・カノ選手は失策数は僅かに3つしかなく、見事にゴールドグラブ賞を受賞したんです。
守備の名手の仲間入りですね。

守備で抜群の安定感を見せていた2010年でしたが、翌年2011年は再び2桁となる10失策となってしまったんです。
守備率は.987となっており、2年連続のゴールドグラブ賞の獲得はなりませんでした。

失策数や守備率はゴールドグラブ賞とはあまり関係ないですが、それでも高い守備率を誇っていれば試合に出られる機会も増えるので、やっぱり守備は上手なのに越したことはないですね。

守備の向上を期待された2012年の失策数は6失策となっており、守備率でも.992となりました。
ロビンソン・カノ選手はこの年も2年ぶりにゴールドグラブ賞を受賞して完全に守備で評価されるようになったんですね!

翌年も失策数は6で守備率.991を記録時しましたが、残念ながらゴールドグラブ賞は受賞はなりませんでした。
ロビンソン・カノ選手は賞の受賞はなりませんでしたが、立派な数字を残していますね!

そこからは9失策、6失策、3失策となっており、.990前後の守備率を記録していました。
ここまで来るとデビュー当初の2桁失策が信じ難いですね!

2017年は10失策と6年ぶりの2桁失策となりましたが、ちょっと調子が悪かったのかもしれません。

年齢を重ねてきているので守備でも安定感は出てきていると思いますが、その分思いっきりのプレーは出来なくなっている可能性もあります。

守備で飛び込んで捕球する事で球場のファンを沸かせることはできると思いますが、飛び込んでのキャッチングは怪我のリスクを高めてしまいます。

打撃でも好成績を残してきているロビンソン・カノ選手が守備で怪我をしてしまってはそれこそチームにとっては大打撃です。

なので、思いっきりのプレーは見たいと思いますが、堅実な守備で失策さえなければチームにとって貢献度は高いと思います。

マリナーズの優勝に必要不可欠なロビンソン・カノ選手なので、2018年以降も打撃を優先にしながら守備でも安定した成績を残して欲しいですね!

ロビンソン・カノの獲得タイトルや記録は?

ロビンソン・カノ選手は何度も言っていますが打撃の主要タイトルは獲得していません。
無冠の帝王となっているのですが、これまで全くタイトルを獲得したことがないわけではないんです!

メジャーには主要タイトル以外にも数多くのタイトルが存在しており、1ヶ月ごとの表彰や週間毎の表彰などもあるので、そのどれかは獲得できているはずです。

ロビンソン・カノ選手が初めてタイトルを獲得したのは2005年の9月でした。
週間MVPで、日本でも大谷選手が受賞したことで知名度の上がった賞と言えますね!

また、この月は他にも月間新人MVPも獲得しているんです!
1ヶ月で2つを受賞するなんて新人にして素晴らしい活躍ですね!

週間MVPは、この年以外にも2007年の7月と8月にも受賞しています。
週間なので一概には言えませんが、春先はあまり調子が上がらないようですね。

これら週間MVPも立派な賞と言えるのですが、この賞はあくまで1週間だけの活躍の賞なので、1年を表彰する賞の獲得は守備のゴールドグラブ賞となっています。

しかし、ロビンソン・カノ選手が最も多く受賞している賞があるんです。
それは、シルバースラッガー賞なんです!

この賞はその年で最も打撃の優れた選手にポジション別に与えられる賞となっているんです。
日本ではベストナインと呼ばれている賞と同等の賞ですね!

そのシルバースラッガー賞は、2006年と2010年から2013年の4年連続となっています。
計5度も受賞している事を考えると、二塁手としてかなり打てる方であったと言えますね!

二塁手として好成績を残してきたロビンソン・カノ選手ですが、ドミニカ代表でWBCにも出場しているんです!
そのWBCでマイアミラウンドとサンフアンラウンドでMVPを獲得しているんです!
世界大会で本戦ではなかったにしてもMVPは凄いですね!

ちなみに大会全体でも優秀選手に選ばれているので、この大会でかなりの大活躍を見せたと言えますね!

メジャーの大舞台で活躍を続けているだけあって世界大会と言う重圧には負けないメンタルを持っていますね!

ロビンソン・カノ選手はこんなに凄い二塁手とあってオールスターゲームには過去に7度も出場しているんです!
オールスターは基本的に人気の選手、つまり活躍している選手が出られるファンサービスのようなゲームとなっているので、生涯で1度も出られない選手も少なくありません。
それなのに7回も出場しているなんて人気と実力を兼ね備えているんですね!

また、シーズンで達成している記録と言えば、連続30二塁打があります。
これはデビューの2005年から今現在も継続中となっており、現在13年連続30二塁打を継続しているんです!
デビューから1度も30二塁打を切っていないのは凄いですね!

13年連続という記録は、現在歴代2位となっており、1位はスタン・ミュージアル氏がもつ16年連続が最高となっているんです。
13年でも目が飛び出てしまいそうなくらい驚きの数字ですが、更にその上がいるなんて住む世界が違いますね!

2018年もレギュラーとして出場しているロビンソン・カノ選手なので、2018年もこのままのペースで行けば30二塁打は達成できると思います。

試合に出れば打てる事は確実とされていますが、1番怖いのはやはり怪我ですよね?

怪我は故意的にするものではないのでいつ怪我するかわからない状態なので、それなりのリスクを背負ってのプレーとなります。

日本では骨折しても出場を続けた選手達もいますが、普通ならそんな事は出来ません。
なので、ロビンソン・カノ選手が今1番気をつけるのは怪我であり、打撃向上ではありません。

打撃が今まで以上に良くなる事はファンも望んでいることではありますが、あまり打ち過ぎてしまうと死球も増えて怪我のリスクが高くなってしまうので、ほどほどに頑張るくらいが丁度良いのかもしれませんね!

最後にまとめ

いかがでしたか?
最後にロビンソン・カノ選手について簡単にまとめると

①メジャーデビューから活躍して安定して打率3割を打ってきていたが、移籍してから3割を打てていない。
本塁打はマリナーズで自己最高の39本を放った。
②守備はデビュー当初はお世辞にも上手とは言えない数字であったが、年数を重ねるにつれて上達していき、ゴールドグラブ賞も2度受賞した。
③打撃主要タイトルの獲得はないが、シルバースラッガー賞を5回獲得している。
現在、連続30二塁打記録13年となっており、歴代1位の16年に次いで歴代2位の記録を継続中である。

ロビンソン・カノ選手は元々ヤンキースで長年プレーしており好成績を残していましたが、マリナーズに移籍してから成績を落としてしまっています。

マリナーズは球場が広いので本塁打数が減少するのは仕方がないですが、打率も低下しているので、それは不安材料となっています。

打席数が多いので安打数は少なくないですが、200安打は達成できていません。
唯一好調を維持しているのは出塁率であり、4割には満たないですが3割を軽く超える数字を残しているのでチームへの貢献度は計り知れません。

35歳にしてまだ打撃の主要タイトル獲得をしていないだけに、期待される反面年齢的に難しいと言う声も上がってきています。

海外の選手は、日本人選手と違って体が丈夫な選手が多いので、40歳を過ぎても活躍し続けている選手は数多くいます。

プロに限らなければ50歳を過ぎても現役でやっている選手もいるので、ロビンソン・カノ選手にも最後の力で何か飛んだ成績を残してタイトル奪取を狙ってもらいたいですね!

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