ウィルソン・ラモス(レイズ)の打撃成績は?守備力と年俸や特徴についても

タンパベイ・レイズのパンチ力のある捕手と言えば?
『ウィルソン・ラモス』選手ですよね!

ラモス選手はパンチ力に定評がありますが、実は意外な事に、あるものをまだ記録していないんです。

メジャーだけでなく日本でも初◯◯なんて記事をよく見ますが、ラモス選手も初本塁打や初打点などはメジャー1年目に記録しています!
しかし、ここまでメジャー8年間もプレーしてきて、649試合にも出場してきて唯一記録していないのが、盗塁なんです!

盗塁を決められないと言う事は、足は早い方ではないのだと思いますが、その他にも理由があってのことだと思います。
捕手は日本でも盗塁数は少ないですが、600試合以上も出ていて盗塁0なんて選手はそうはいないと思います。

ラモス選手に求められているのは盗塁ではないので、これから先、逆に盗塁は決めないでもらいたい気持ちもありますね!
もし、1000試合以上出場して盗塁0、もしくは現役引退した時に盗塁が0だったら逆に面白いと思います!

そんなラモス選手なのですが、パンチ力があると言う事ですが、どれくらいの打撃成績となっているのか気になりますよね?

絶対的なレギュラーとなっていなかったですが、打撃成績、そして守備力についても見ていきたいと思います!

また、年俸や特徴についても一緒に調べて行きました!
まだ謎の多いウィルソン・ラモス選手について、一緒に迫っていきましょう!

[quads id=1]

ウィルソン・ラモスのプロフィール

ウィルソン・ラモス
出典:https://www.msn.com/
名前:ウィルソン・ラモス
出身地:ベネズエラ カラボボ州
生年月日:1987年8月10日
身長:182cm
体重:99kg
プロ入り:2004年 ドラフト外
デビュー:2010年5月2日

ラモスと言う名前を聞くとまず思い浮かぶのは元サッカー日本代表のラモス瑠偉ではないでしょうか?

サッカーのラモス氏は、FC岐阜で監督を務めていました。
その後、2016年の7月に監督を解任されてからはメディアに出てくる事は少なくなって来ましたよね?

それはどうしてなのでしょうか!
それは、2016年の12月に脳梗塞で自宅で倒れてしまい入院となってしまったからなんです!
現在はリハビリの甲斐あって退院して通常の生活を取り戻しています。

これからもテレビに出てくる事は少ないかもしれないですが、また辛口コメントで世間に賑わせて欲しいですね!

ウィルソン・ラモスの打撃成績は?

ラモス選手はメジャーで8年間プレーしてきました。
アメリカではどれ程知名度があるのかはわかりませんが、日本では正直知名度は低いと言えます。
そんな選手の打撃成績って気になりませんか?

2018年は6月に入った時点で打率3割前後を打っていました。
メジャーと言えど打率3割が打てるのは一部の選手となっているので、このままの調子を維持してシーズン打率3割を記録できればもっと知名度はあがると思いますが、これまで自己最高の成績はどれ程だったのでしょうか?
1年ずつ見ていきましょう!

1年目の2010年はツインズでは7試合に出場して8安打、打率.321を記録しています。
残念ながら本塁打は0でしたが、メジャー初となる打点は1だけ挙げています!
そして、この年の出場はこれだけではありませんでした。
どう言う事でしょうか?

それは、ラモス選手がトレードに出されたので移籍先でも出場があると言う事なんです!
移籍先となったのはナショナルズでしたが、このチームでは15試合に出場しているんです!
ツインズの時よりは出場できましたね!

ナショナルズで14安打を打ってメジャー初となる本塁打も1本打ったラモス選手。
打率は.296となっており、出場数は少ないでが、少ないチャンスでも結果を残せましたね!

2年目となった2011年は113試合に出場すると、104安打で15本塁打、52打点をマークしました!
打率は.267とやや低めでしたが、ラモス選手のパンチ力は見せる事が出来たのではないでしょうか!

翌年2012年は開幕からレギュラーかと思いましたが、この年出場した試合数は25試合だけとなってしまったんです。
凄く減ってしまいましたね。

これだけ出場が少なかったとなると、活躍できなかったのか?と気になりますが、本塁打は3本はなっているんです!
22安打で打率.265となっているので、活躍したとまでは言えないですが、マイナー降格になる程ではないと思います。
色々事情もあったのかもしれないですね。

翌年も試合数は78試合と少なめではありますが、78安打で16本塁打を放つ活躍を見せました!
打率は.272と高くはないですが、59打点は試合数の割にはかなり高い数字であると言えますね!

パンチ力に期待のかかった2014年ですが、試合数は88試合に伸ばしましたが91安打、11本塁打、47打点、打率.267と期待通りの活躍とは行きませんでした。
チャンスをものにする事は出来ませんでしたね。

2015年はラモス選手の自己最多128試合に出場しました!
安打数は109安打でしたが、この数字も一応自己最多となっています。
本塁打は15本だったので自己最高とはなりませんでしたが、打点数の68打点も自己最高となりました!
自己記録づくしの年となったラモス選手。

でも、この年の打率は.229となっていたんです!
これは自己最低の数字となっていますね。
ある意味自己新となる数字でしたが、嬉しくない「新」となってしまいましたね。

2016年も自己新記録づくしとなっているんです!
この年は悪い意味のものはなく、全てに完璧なシーズンであったと言えるんです!

試合数は131試合で、148安打、22本塁打、80打点、打率.307と遂に打撃が覚醒したと言える数字を残したんです!
いよいよ主力として活躍していくのかもしれないですね!

でも、期待は裏切られてしまうんです。
2017年は64試合の出場に終わってしまったんです。
本塁打は11本を打っているのでパンチ力は健在ですが、打率は.260と結果を残す事は出来ませんでした。
続けて活躍してこそ一流打者と言われるので、まだそこには達していないと言う事なんですね。

2018年は2016年のような活躍を続けています。
1年間フルで戦う事が出来れば結果は残せるだけに、2018年はまた自己最高の数字を残してもらいたいところでありますね!

[quads id=2]

ウィルソン・ラモスの守備力は?

ラモス選手の守るポジションは捕手となっています。
捕手は9つのポジションの中で最も難しいポジションとされています。
アマチュア時代に活躍した選手でも、プロに入ると守備で苦戦して外野手などに転向する選手も少なくありません。

また、捕手をやっているとバッティングであまり結果を残せなくなってしまう傾向があります。
メジャーではカージナルスのモリーナ選手が捕手としてNo. 1との評価が高いですが、バッティングでは捕手としては凄いですが、野手として見た場合は少し物足りなさを覚えてしまうこともあったかもしれません。
それだけ捕手は打撃が難しいんですね。

それもそのはずなんです!
捕手は配球や相手打者の癖、自チーム投手のタイプなど多くの勉強をしていかなければいけないのでバッティングに費やす時間があまりないんです。
では、ラモス選手のようにパンチ力のあるバッティングで飛躍した選手の守備力はどれ程のものなのでしょうか?
早速見ていきましょう!

1年目は2球団で合計22試合に出場していますが、失策数は0となっていました。
しかし、許した盗塁数は10を記録しており、この年の盗塁阻止率は.091となっているんです。
1割にも満たないのはさすがに恥ずかしいですね。

2年目は108試合に出場して5失策を記録しましたが、守備率は.993と高い数字をマークしました!
盗塁阻止率も.324を記録しており、1年目とは打って変わって捕手の素質を見せつけた年となったんですね!

3年目は24試合と少なかったですが、盗塁阻止率は.174とまた酷い数字となってしまいました。
失策は1つだけでしたが、盗塁を刺すのは苦手としていたのかもしれないですね。

でも、捕手としては出場し続けるには盗塁阻止率向上と言うのは避けて通れない道となってしまいます。
盗塁は失点に直接結びついてしまうことから、あまり多く決められてしまうのは良くないこととされています。
そのような事も本人は考えていたと思います。

翌年2013年は77試合に出場すると、盗塁阻止率は.292となりました!
3割に達していないので、際立って良いわけではありませんが、最低限の役割は果たせたのではないでしょうか!

でも、この年は失策数が増えてしまい、8失策を記録してしまったんです。
守備率は.987となっていますが、失策の目立った1年となったに違いありませんね。

5年目の2014年は87試合に出場しています!
この年は安定感のある守備を披露しており、失策数5で守備率は.993となっていました。
気になる盗塁阻止率でも、自己最高となる.375を記録しています!
守備面でも覚醒が近そうですね!

6年目の2015年は125試合で6失策、守備率.995、盗塁阻止率は.444をマークしたんです!
捕手として花開いた瞬間ですね!

この調子を維持して迎えた2016年は128試合に出場して3失策、守備率.997、盗塁阻止率.373をマークしています!
ここまで良い数字を残していますが、未だゴールドグラブ賞は受賞した事がないラモス選手。

2017年は出場数が減少した事が影響したのか、4失策で盗塁阻止率.171となってしまいました。
調子を落としてしまった2017年ですが、捕手はそれだけ安定した成績を残すのが難しいポジションです。

毎年安定している事に越した事はありませんが、隔年でも活躍してくれる捕手がいる事は心強いと思います。
2018年は打撃で好調を維持しているので、守備でも2015年のような安定感を見せてもらいたいですね!

ウィルソン・ラモスの年俸や特徴は?

ラモス選手はメジャー初昇格となった2010年の年俸は4500万円となっていました。
ドラフト外の選手にしては高い方となっていますね!

1年目は打率は高かったですが、試合数が少なかった事で上がった年俸は僅かとなり、4900万円程となったんです。
少しでも上がった事は嬉しい事と納得するしかないですね。

2年目は100試合以上に出場した事で、年俸は5800万円となりました。
本塁打は15本を記録しているので、もう少し上がっても良かった気もしますが、メジャーでは最初の活躍ではそんなに上がらないので仕方がないですね。

でも、3年目の2012年は出場機会にも恵まれず、本塁打も激減してしまいました。
減俸を覚悟した方が良いと思いましたが、減俸される事はなく、僅かに100万円前後上がったんです。
守備では活躍の兆しが見えたので、そこが評価されたのかもしれないですね。

2013年も打撃では派手な数字は残せませんでしたが、出場機会を増やしていき、守備でも少しずつ数字を上げていく事ができました。
その為か、年俸は一気に2億5000万円となったラモス選手。
シーズン成績に比例しない年俸の上がり方ですね!
でも、それがメジャーリーグです!

2014年も打撃はパンチ力を披露して、守備では強肩を披露した事でまたも大幅に年俸が上がりました!
その額、4億2000万円となったんです!
日本では一流選手がもらう金額ですね!

2015年は100試合以上に出場して、守備でも高い盗塁阻止率を記録しました!
その結果、2016年の年俸は6億4000万円となっているんです。
毎年約2億円ずつ上がっていますね!

2016年は自己最高の活躍を見せました。
でも、2017年の年俸は4億8000万円となっているんです。
大活躍したのに、翌年が年俸ダウンなんて信じられませんよね?

ダウンした理由は恐らく複数年契約が絡んでいるのだと思います。
メジャーでは複数年でも毎年金額が違う契約が一般的となっています。
なので、複数年契約の1年目だから年俸が低かったのだと考えられますね!

実際、レイズ2年目となる2018年の年俸は12億6000万円となっています。
これだけ一気に上がっているという事は、2年目に上乗せされる契約だったようですね!

これからラモス選手がレイズの正捕手として輝いていけば、年俸はもっと上がっていくと思います。
バッティングも大事ですが、まず捕手として投手の能力を存分に発揮できる捕手として頑張ってもらいたいですね!

これまで、マイナーでもメジャーでも捕手として活躍してきたラモス選手ですが、ラモス選手の最大の特徴とはなんだと思いますか?
肩の強さや盗塁や犠打をしないのは特徴の一つと言えるのですが、今現状のラモス選手は怪我の多さにあると思います。

今まで登板機会が減ってしまっていた時は、すべて怪我原因なんです。
重症のものから軽傷のものまで様々だと思いますが、とにかく怪我が多いんです。

バッティングではシーズン25本塁打くらい打てるパンチ力は備えているにも関わらず、それを実行できないのは毎回のように怪我をしてしまうからなんです。
悔しいですね。

もしも、怪我がなければラモス選手はメジャー屈指の強打の捕手としては知られていた事は間違い無いと思います。
捕手は、怪我のリスクが高いポジションでもあるのでしかたのない事ですが、毎年の様に怪我をしていたらチームからも見放されてしまい兼ねません。
それが現実ですね。

強肩の守備に加えてバッティングも現在は好調となっています。
でも、いつ調子を落とすかわからない状態となっているので、調子を落とす前にここまで出来る!という事を証明してもらいたいところでありますね!

最後にまとめ

いかがでしたか?
最後にウィルソン・ラモス選手について簡単にまとめると

①パンチ力が期待されており、通算本塁打は94本となっている。
試合に出られればシーズン25本塁打くらいは打てる実力があるだけに、勿体ない成績である。
②捕手とマイナーで高い盗塁阻止率を記録していたが、メジャーではその年によって安定感が違う。
自己最高の盗塁阻止率は2015年で125試合に出場して.444を記録している。
③2018年の年俸は12億6000万円となっている。
捕手として認められているので高年俸となってきている。
特徴はパンチ力と言いたいが、それを妨げている怪我の数々であると言える。

ラモス選手はマイナーでは毎年高い盗塁阻止率を記録していました。
メジャーに昇格してからは、調子を落としてしまったことが何度かありました。

しかし、実力を発揮できた年は4割を超える数字を記録しています。
4割超えをこれからも期待するわけではありませんが、一度やってのけた事はまた出来ると周りは期待してしまいます。

現在ではモリーナ選手が捕手No. 1と言われていますが、モリーナ選手は年齢も若くはありません。
モリーナ選手を超えられる捕手と言えば、今はラモス選手以外に考えられないと思います。

ラモス選手の場合は、怪我をせずにフルシーズン戦えれば超えられる実力は充分にあると思うので、まずは怪我をしない体を作って欲しいですね!

もしも怪我をしにくい体が出来上がった時には、世界一の捕手と言われているかもしれないですね!

[quads id=4]