ラッセル・マーティンの守備力が気になる!打撃成績と年俸や特徴についても

トロント・ブルージェイズの正捕手と言えば?
『ラッセル・マーティン』選手ですよね!

マーティン選手は捕手として大活躍してきましたが、近年は守備ではあまり目立つ事が出来ていません。
しかし、バッティングでは今でもチームに貢献する活躍は見せています。

その打撃成績について見ていきたいと思いますが、その前に!
全盛期はオールスターに選ばれる程の人気だった選手なので、捕手としても素晴らしい守備力を誇っていたのだと思います!

まずはその守備力について見ていきたいと思います!
次に1番気になる打撃成績に迫っていきたいと思います!

打てる捕手は少ないので、珍しい打てる捕手としてどれくらいの成績を残しているのか見ていきましょう!

また、ラッセル・マーティン選手の年俸や特徴についても一緒に見ていきたいと思います!
もう年齢的にこれから成績は下降していくと思いますが、これまでにどれだけの年俸をもらってきたのか見ていきましょう!

[quads id=1]

ラッセル・マーティンのプロフィール

ラッセル・マーティン
出典:Wikipedia
名前:ラッセル・マーティン
出身地:カナダ オンタリオ州
生年月日:1983年2月15日
身長:177cm
体重:97kg
プロ入り:2002年 ドラフト17位
デビュー:2006年5月5日

マーティン選手の出身地であるカナダですが、カナダ出身のプロ野球選手と言うのはあまり聞かないですよね?

でも、今年日本でもカナダ出身のプロ野球選手が2人活躍しているんです!

1人は巨人のスコット・マシソン投手です!
マシソン投手は今や巨人に欠かせない中継ぎ投手となっていますね!

そしてもう一人はオリックスのアンドリュー・アルバース投手なんです!
アルバース投手は2018年からの入団投手なのであまり情報がないと思いますが、アルバース投手は1年目にして球宴に登板するなど華々しい活躍を見せているんですね!

カナダと言う国自体はあまり野球は有名ではありません。
しかし、個人では優秀な選手というのはいるものです。

今はまだカナダ人だから凄い!なんてキューバのような事はありませんが、いずれはキューバのように国の名前だけで評価されるくらいなる日が来ると良いですね!

ラッセル・マーティンの守備力は?

マーティン選手はバッティングで活躍する姿が印象強いかもしれませんが、実は捕手として長年やってきたんです!
打てる捕手というのは日本でもアメリカでも少ないです。
マーティン選手の場合はホームランも打てる捕手なので、打撃を集中的にトレーニングしているのかもしれません。
そうだとしたら守備は期待できませんね。

でも、ここまでメジャーで12年間も捕手としてプレーしてきました。
12年も捕手で出場し続けられたということは、守備も上手であるという事なのかもしれません!
そこで、守備について見ていきたいと思います!

1年目となった2006年は100試合以上に出場して、失策数は6となっています。
守備率は.993と高めとなってますが、捕手が評価されるのは守備率ではありません!
捕手が評価されるのは盗塁阻止率ですね!

この年の盗塁阻止率は.311となっていました。
許した盗塁数は71と多かったですが、刺した盗塁も32と多めだったので率的には悪くない数字となりましたね!

でも、逆に言えば止めているのは捕手として立派ですが、それだけ走られているのは投手のリード面にはまだ難があるのかもしれませんね!

しかし、これはまだメジャー1年目です。
マーティン選手は変わるはずだと思います!

そう思った2年目でしたが、許した盗塁数は82となっており、前年を大きく上回ってしまいました。
刺した数は41となっていたので、盗塁阻止率自体は.333と高くなりましたが、よく走られた年となったようですね。

でも、この2年目の2007年はゴールドグラブ賞を受賞しているんです!
2年目にしてゴールドグラブ賞を受賞出来るなんて守備の美味さは天下一品なようですね!

3年目の2008年は149試合に出場して守備率が.990と低くなってしまいました。
この年は他にも影響しており、許した盗塁数は70個と前年よりは減らしましたが、刺した盗塁も23個と大幅に減らしてしまいました。
約半分くらいとなってしまっていますね。

この年の盗塁阻止率は.247となっており、マーティン選手自身ワーストとなる年であったと言えそうですね。

2009年は137試合の出場で守備率は.994となりました。
この年の盗塁阻止率は.308となっており、2年ぶりに3割に乗せたんです!
不振が続かなくてよかったですね。

2010年は怪我の影響もあって83試合の出場に留まりました。
しかし守備では存在感を示しているマーティン選手。
この年の盗塁阻止率は.386となっていたんです!
4割に届かなかったのは残念でしたが、充分と言える数字ですね!

2011年と2012年は思うように盗塁を刺す事が出来なかったようで、それぞれ盗塁阻止率は.296と.241となっていたんです。
チームがヤンキースだったので重圧があったのかもしれませんね!

2013年はその重圧から解放されると、盗塁阻止率.404を記録しているんです!
出場数が100試合を切ったのかとも思いましたが、この年出場した試合数は120試合となっていたんです!
普通にレギュラーとして出場しているんですね!

この年は守備率も998とかなり高い数字を残していますが、2度目のゴールドグラブ賞受賞は叶いませんでした。
もう少し出場しないとゴールドグラブ賞は難しいという事なのかもしれませんね!

2014年の盗塁阻止率も.385と高い数字を残しましたが、この年は前年よりも出場数が下回っており、107試合に終わっているんです。
捕手は怪我が付き物なので仕方がないかもしれませんね。

2015年も100試合以上の出場で盗塁阻止率.444を記録しているんです!
さすがにここまでの数字は驚異的と言えそうですね!

でも、ただ単に走られなかっただけなのでは?と思うかもしれませんが、この年の許した盗塁数は40個となっていました。
そして、刺した盗塁も数は32個となっているんです!
普通に走られていながらここまで刺せたのはやはり凄いとしか言いようがありませんね!

強肩で高い盗塁阻止率を誇っていたマーティン選手でしたが、2016年と2017年は思うようにいかなかったんです。

2016年の盗塁阻止率は.153となっており、2017年は.200となっていたんです。
これまでにこんなに悪い数字を残したことはなかったのに、どうかしてしまったんでしょうか?

2017年は83試合しか出場していないので、まだ率が低くてもわかるのですが、2016年は普通に127試合に出場しています。
その中で阻止率1割代なんでさすがに酷いですね。

年齢的な衰えがではじめたのかもしれませんが、それにしては一気に落ちすぎだと思います。
現在35歳となっているので、これから調子を取り戻すという事は困難かもしれません。

しかし、捕手として出場出来なくなっていったとしても、自慢のパワーでバッティングでは貢献し続けて欲しいですね!

[quads id=2]

ラッセル・マーティンの打撃成績は?

マーティン選手は捕手として素晴らしい成績を残してきました。
しかし、マーティン選手は打撃でも申し分ない成績を残してきているんです!
日本の阿部慎之助選手や城島健司氏の様にズバ抜けた打撃成績を残しているわけではありませんが、パワーのある強打の捕手として存在感を示してきたこれまでに迫っていきたいと思います!

1年目となった2006年から121試合に出場しています。
この試合数で記録した安打数は117安打となっており、打率は.282となりました。
1年目の捕手とは思えない数字となりましたね!

この年の本塁打数はまだ10本と多いわけではありませんでしたが、2桁本塁打を打てたという事で最低限のパンチ力は披露できたと言えるのではないでしょうか!

2007年は151試合に出場しました。
打席数も大幅に増やし、記録した安打数は158安打となりました。
打率も.293となっており、打てる捕手として名前が上がり始めましたね!

本塁打数も前年を大きく上回る19本塁打を記録しており、打点も87打点と主力として大きくチームに貢献したんですね!

この調子で3割30本塁打100打点を記録して欲しかったですが、それはさすがに無理だった様で、翌年2008年は155試合に出場しながら155安打、13本塁打、69打点、打率.280となってしまいました。
打撃3部門では前年を下回ってしまいましたが、マーティン選手にはもう一つ武器があったんです!

その武器とは・・・盗塁なんです!
捕手として多くの盗塁を刺しているマーティン選手ですが、自身もここまで3年連続で2桁盗塁を決めているんです!
それも、前年の2007年には21盗塁、2008年は18盗塁と普通に1番打者クラスの盗塁を決めているんです!
パワーが優れた捕手ですが、俊足も持ち合わせているんですね!

2桁盗塁は翌年の2009年まで続いていましたが、2010年以降は2桁盗塁を決めることが出来なくなってしまいました。
それでもコンスタントに5個前後の盗塁は決めているので、捕手としてはかなり多い盗塁数であると言えると思いますね!

日本では俊足捕手と言われていても盗塁を2桁決められる捕手というのはほとんどいません。
それだけ難しい中で4年連続2桁盗塁を決められたのは凄いことですね!

話はマーティン選手の打撃に戻りたいと思いますが、2009年は143試合に出場して126安打しか打てませんでした。
打率も.250と低迷しており、自慢の本塁打も7本に終わってしまったんです。
成績が下降してきましたね。

2010年も97試合で82安打、打率.237、5本塁打となってしまいました。
この不振は怪我もあったのですが、怪我をする前から不振だったことから、チームはマーティン選手は遊びすぎと結論づけていたんです。
その結果、この年のオフには他球団に放出されてしまったんですね。

20191年は新チームで迎えることになりましたが、心機一転125試合に出場しました。
本塁打も復活して18本塁打を放つ活躍を見せました。
打率は.237と低迷してしまいましたが、これだけの本塁打が打てていれば納得できるかもしれませんね。

でも、ここで油断してしまうとまた前の様に成績が一気に下降してしまい兼ねません。
それを肝に命じていたのか、2012年も133試合で21本塁打を打ちました!
安打数は89安打しかなかったので打率は.211とあなり低くなってしまいましたが、取り敢えず本塁打は確保しているのでクビはなさそうですね!

2013年と2014年は本塁打数は少し減らしてしまいました。
それぞれ15本と11本塁打となっているのですが、この2年間は打率は全然違ったんです!
15本塁打を記録した2013年は打率.226となっていましたが、11本塁打を記録した2014年は打率.290となっていたんです!
3割近い打率を残せましたね!

この年は5年ぶりに100安打となる110安打を放っており、長打は減らしましたがチームに貢献する活躍は見せることに成功したマーティン選手!

2015年は129試合で23本塁打を放ちました。
打点も77打点を記録したマーティン選手ですが、打率はまた低迷してしまい.240に終わってしまいました。
打率向上が期待された前年でしたが、1年でまた戻ってしまいましたね。

2016年も.231の低打率ながら20本塁打を打ちました。
捕手でなければもっと打率を!と打率も求められたかもしれませんが、捕手である以上守備が最優先となるので、そこまで言われることはなさそうですね!

2017年は91試合で13本塁打に終わってしまいました。
2016年から大事な守備でも衰えが見え始めてきています。
なので、試合に出場する機会が減ってきているのかもしれませんが、一塁手や指名打者と言う出場手段もあります。

年齢的に守備が難しくなってきたのであれば、阿部慎之助選手の様に打撃に専念させてあげるのも一つの手かもしれませんね!

ラッセル・マーティンの年俸や特徴は?

マーティン選手はこれまでメジャーで4球団に在籍していました。
メジャーに初昇格したのはドジャースでしたが、ドジャースでの最高年俸は2010年の5億5000万円となっているんです!
メジャー5年目で5億円超えとなるのは凄いとまでは言えませんが、順調に上がっていますね!

翌年2011年と2012年はヤンキースに在籍していました。
そのヤンキースでは1年目となる2011年が4億4000万円となっていたんです。
天下のヤンキースなのに意外に年俸は低かったんですね。

でも、2012年は8億2000万円となっているんです!
一気に倍近くになっているんですね!
ヤンキースでは思う様な活躍は出来ていませんが、年俸は期待通りの高年俸となりましたね!

マーティン選手は2013年と2014年はパイレーツでプレーしています。
2013年は7億円程となっていましたが、2014年は9億3000万円程となっているんです!
この球団でも2年目に大幅に年俸アップしているんですね!

2015年からはブルージェイズでプレーとなっているのですが、ブルージェイズでは5年契約を結んでいるんです!
ここまで最初のドジャースを除いては2年しか在籍していなかったので初めての長期契約と言えますね!

気になる総額ですが、総額は95億5000万円となっているんです!
この大型契約は捕手としてはメジャー4位となっており、歴代1位はジョー・マウアー選手の8年1億8400万ドルとなっているんです!
マウアー選手の大型契約には及びませんが、捕手としてはかなり高待遇と言えそうですね!

過去に1番長い契約を結んだ捕手は9年1億6700万ドルとなっているのですが、どんなに長期契約を結んでいたとしてもトレード拒否権が付いていなければ意味がありません。
トレードに出されてしまうなら長期契約した意味がないですよね!

では、マーティン選手はどうなのでしょうか?
実はマーティン選手の契約内容にはトレード拒否権と言うのは付いていないんです。
2018年の年俸は22億円となっていますが、あと1年契約が残っていますが、必ずしも2019年のオフまでブルージェイズでプレー出来るかはわかりません。
ファンからすれば絶対に放出なんてしない!と思うかもしれませんが、メジャーでは常識なんて事がないので、もしかすると2019年にトレードなんて事もあるかもしれませんね!

大型契約でかなりの高年俸をもらっているマーティン選手ですが、マーティン選手は長打の打てるバッティングが魅力の選手となっています。
なのでマーティン選手の特徴は長距離の打てる捕手!と思うかもしれませんが、実はそうではないんです!

勿論長打が打てる捕手としては間違いはないのですが、マーティン選手は打撃よりも守備の方がナインからは評価されているんです!
守備は素人がテレビで見ているだけでは分かりづらい事もあるので、チームメイトから評価されているというのは本物であると言えそうですね!

捕手は強気な性格の選手が最近では注目されます。
日本でもソフトバンクの甲斐捕手はベテラン投手を相手にしても強気な姿勢でリードする事で正捕手の座を掴みました。
それと同じ様にマーティン選手もバッテリーを組むのがベテラン投手だからと言って怖じけることは一切ないんです!
度胸のある捕手なんですね!

でも、マーティン選手の凄さはこれだけではないんです。
マーティン選手はこれまで日本人投手とバッテリーを組む事がありました。
その日本人投手と言うのは斎藤隆投手、黒田博樹投手となっているんです!
どちらも名投手と言えますね!

斎藤投手とバッテリーを組んだ時は、色の付いたテープを指に巻いてサインを見やすくするなどの気配りをしているんです!
こんな気配りは聞いた事がないですね!

黒田投手と組んだ時の黒田投手の感想は、ミットが全くブレないから投げやすいと言う事でした。
捕手とし捕球した際にミットがブレないと言うのは基本中の基本ですが、それが中々出来ないんですね。

もし見る機会があったら日本の若手捕手の捕球を見てみて下さい。
きっと捕球した後にミットがブレてしまうはずです!
ミットがブレずに安定した捕球が出来ている捕手は、今後ブレイクする可能性があると言う事ですね!

バッティングに注目しがちなマーティン選手ですが、これだけ守備では安定の評価を得ているんです!
マーティン選手の特徴は投手に気持ちよく投げてもらえる様に多大な努力をしている選手であると言う事ですね!

今では守備面で評価を落としつつありますが、また復活出来るように頑張ってもらいたいですね!

最後にまとめ

いかがでしたか?
最後にラッセル・マーティン選手について簡単にまとめると

①シーズン盗塁阻止率4割超えは2度あり、通算阻止率は.312となっている。
ここ2年間ではかなり悪くなってしまっているが、元々は高い確率で盗塁を刺していた。
②通算打率は.253と低くなっているが、175本塁打と多めになっている。
長打が売りなのでホームランに目が行きがちだが、実は盗塁技術もあり4度も2桁盗塁を決めている。
③2018年の年俸は22億円となっているが、2015年から5年総額95億円で大型契約をしている。
捕手として投手の能力を最大限発揮する事ができるのが最大の特徴である。

マーティン選手は一時期天狗になっていた時期もあった様ですが、今は全くそんな事はありません。

打撃でも守備でも高い評価を得ているマーティン選手ですが、実は頭も良いんです!
普段は英語で話すマーティン選手なのですが、フランス語も話せるバイリンガルなんです!

言葉というのは何ヶ国語を話せても不利になる事は一切ありません。
むしろ捕手なら他の国の言葉が喋れる方が有利であると思います。

投手がフランス人系に限られてしまいますが、他の国の選手でも通訳なしでマウンドで会話が出来るというのは凄いことですね!

近年は年齢からかプレーの面で衰えが見え始めていますが、これから現役を引退したとしてもコーチとして残っていける様にこれからはアピールしていって欲しいですね!

[quads id=4]