待ちに待った第99回箱根駅伝が開催されましたね。全21チーム16選手のエントリー発表後は、注目選手や優勝予想などでメディアも大変盛り上がリマした。
2022年の前回大会の箱根駅伝の応援は、「応援したいから、応援にいかない。」のキャッチコピーが掲げられ、沿道での応援を自粛するよう呼びかけられていました。今大会はマスク着用とソーシャルディスタンスを守ること、声を出しての応援を控えることを条件に、沿道での応援が認められました。沿道の応援に背中を押されながら走る喜びも、選手にとって箱根駅伝の醍醐味の一つですよね。
と、少しずつですがコロナ禍前の状態に戻りつつある箱根駅伝。そこで今回は、2022年箱根駅伝 結果と、過去98回の歴代優勝校についてまとめてみました!
第98回(2022年)箱根駅伝の成績
2021年大会で13年ぶりの総合優勝を果たした駒澤大学は、箱根駅伝の前哨戦である全日本大学駅伝(2021年)で2連覇を達成し箱根に挑みました。これに、史上初めて16名のエントリーメンバー全員が10000m28分台という、選手層の厚さを誇る青山学院大学の2校による優勝争いが予想されていました。
総合成績
第98回箱根駅伝 結果は、往路3区で首位に躍り出た青山学院大学がそのままゴールまで首位をキープ!2年ぶり6回目の総合優勝を10時間43分42秒の大会新記録で飾りました。第97回大会までの最高記録は、第96回に青山学院大学が出した10時間45分23秒で、青山学院大学は自らが更新した大会新記録をさらに更新する形となりました。
総合順位 | 大学名 | 総合記録 | 1位との差 |
1 | 青山学院大学 | 10:43:42 | |
2 | 順天堂大学 | 10:54:33 | 10分51秒 |
3 | 駒澤大学 | 10:54:57 | 11分15秒 |
4 | 東洋大学 | 10:54:59 | 11分17秒 |
5 | 東京国際大学 | 10:55:14 | 11分32秒 |
6 | 中央大学 | 10:55:44 | 12分02秒 |
7 | 創価大学 | 10:56:30 | 12分48秒 |
8 | 國學院大學 | 10:57:10 | 13分28秒 |
9 | 帝京大学 | 10:58:06 | 14分24秒 |
10 | 法政大学 | 10:58:46 | 15分04秒 |
11 | 東海大学 | 10:59:38 | 15分56秒 |
12 | 神奈川大学 | 11:00:00 | 16分18秒 |
13 | 早稲田大学 | 11:00:03 | 16分21秒 |
14 | 明治大学 | 11:00:28 | 16分46秒 |
15 | 国士舘大学 | 11:03:06 | 18分24秒 |
16 | 中央学院大学 | 11:07:33 | 22分51秒 |
17 | 日本体育大学 | 11:11:11 | 27分29秒 |
18 | 山梨学院大学 | 11:11:21 | 27分39秒 |
19 | 駿河台大学 | 11:13:42 | 30分00秒 |
20 | 専修大学 | 11:15:09 | 31分27秒 |
OP(14) | 関東学生連合 | 11:00:25 | 16分43秒 |
往路/復路成績
青山学院大学が往路、復路とも制し、完全優勝を果たしました。復路で青山学院大学は3つの区間賞を獲得し、そのうちの2つは区間新記録。5時間21分36秒の復路新記録も叩き出しました。
順位 | 大学名 | 往路記録 | 大学名 | 復路記録 |
1 | 青山学院大学 | 5:22:06 | 青山学院大学 | 5:21:36 |
2 | 帝京大学 | 5:24:43 | 東洋大学 | 5:26:25 |
3 | 駒澤大学 | 5:25:34 | 明治大学 | 5:28:08 |
4 | 國學院大學 | 5:25:49 | 東京国際大学 | 5:28:19 |
5 | 順天堂大学 | 5:26:10 | 順天堂大学 | 5:28:23 |
6 | 中央大学 | 5:26:25 | 創価大学 | 5:28:46 |
7 | 東京国際大学 | 5:26:55 | 法政大学 | 5:29:10 |
8 | 創価大学 | 5:27:44 | 中央大学 | 5:29:19 |
9 | 東洋大学 | 5:28:34 | 駒澤大学 | 5:29:23 |
10 | 東海大学 | 5:29:14 | 東海大学 | 5:30:24 |
11 | 早稲田大学 | 5:29:15 | 神奈川大学 | 5:30:34 |
12 | 神奈川大学 | 5:29:26 | 早稲田大学 | 5:30:48 |
13 | 法政大学 | 5:29:36 | 國學院大學 | 5:31:21 |
14 | 国士舘大学 | 5:29:49 | 中央学院大学 | 5:31:29 |
15 | 山梨学院大学 | 5:31:42 | 駿河台大学 | 5:32:31 |
16 | 日本体育大学 | 5:32:07 | 国士舘大学 | 5:33:17 |
17 | 明治大学 | 5:32:20 | 帝京大学 | 5:33:23 |
18 | 中央学院大学 | 5:36:04 | 専修大学 | 5:36:23 |
19 | 専修大学 | 5:38:46 | 日本体育大学 | 5:38:30 |
20 | 駿河台大学 | 5:41:11 | 山梨学院大学 | 5:39:39 |
OP(15/10) | 関東学生連合 | 5:30:15 | 関東学生連合 | 5:30:10 |
箱根駅伝の歴代優勝校一覧
1920年から開催されている箱根駅伝ですが、第1回の出場校は慶応義塾大学、東京高等師範学校(現・筑波大学)、明治大学、早稲田大学のわずか4校でした。その後、第2回は7校、第3回は10校と徐々に出場校数が増えていきます。
箱根駅伝のコースも第1回大会は有楽町報知新聞社前をスタートし、鶴見、戸塚、平塚、小田原を経由、箱根関所跡間を往復していました。
昭和16年、17年、昭和19~21年は戦時中や終戦後の混乱により箱根駅伝は中止となっています。
総合優勝校 | 総合優勝校 | 総合優勝校 | |||
第1回 | 東京高等師範学校 | 第34回 | 日本大学 | 第67回 | 大東文化大学 |
第2回 | 明治大学 | 第35回 | 中央大学 | 第68回 | 山梨学院大学 |
第3回 | 早稲田大学 | 第36回 | 中央大学 | 第69回 | 早稲田大学 |
第4回 | 早稲田大学 | 第37回 | 中央大学 | 第70回 | 山梨学院大学 |
第5回 | 明治大学 | 第38回 | 中央大学 | 第71回 | 山梨学院大学 |
第6回 | 明治大学 | 第39回 | 中央大学 | 第72回 | 中央大学 |
第7回 | 中央大学 | 第40回 | 中央大学 | 第73回 | 神奈川大学 |
第8回 | 早稲田大学 | 第41回 | 日本大学 | 第74回 | 神奈川大学 |
第9回 | 明治大学 | 第42回 | 順天堂大学 | 第75回 | 順天堂大学 |
第10回 | 明治大学 | 第43回 | 日本大学 | 第76回 | 駒澤大学 |
第11回 | 早稲田大学 | 第44回 | 日本大学 | 第77回 | 順天堂大学 |
第12回 | 早稲田大学 | 第45回 | 日本体育大学 | 第78回 | 駒澤大学 |
第13回 | 慶應義塾大学 | 第46回 | 日本体育大学 | 第79回 | 駒澤大学 |
第14回 | 早稲田大学 | 第47回 | 日本体育大学 | 第80回 | 駒澤大学 |
第15回 | 早稲田大学 | 第48回 | 日本体育大学 | 第81回 | 駒澤大学 |
第16回 | 日本大学 | 第49回 | 日本体育大学 | 第82回 | 亜細亜大学 |
第17回 | 日本大学 | 第50回 | 日本大学 | 第83回 | 順天堂大学 |
第18回 | 日本大学 | 第51回 | 大東文化大学 | 第84回 | 駒澤大学 |
第19回 | 日本大学 | 第52回 | 大東文化大学 | 第85回 | 東洋大学 |
第20回 | 専修大学 | 第53回 | 日本体育大学 | 第86回 | 東洋大学 |
第21回 | 日本大学 | 第54回 | 日本体育大学 | 第87回 | 早稲田大学 |
第22回 | 日本大学 | 第55回 | 順天堂大学 | 第88回 | 東洋大学 |
第23回 | 明治大学 | 第56回 | 日本体育大学 | 第89回 | 日本体育大学 |
第24回 | 中央大学 | 第57回 | 順天堂大学 | 第90回 | 東洋大学 |
第25回 | 明治大学 | 第58回 | 順天堂大学 | 第91回 | 青山学院大学 |
第26回 | 中央大学 | 第59回 | 日本体育大学 | 第92回 | 青山学院大学 |
第27回 | 中央大学 | 第60回 | 早稲田大学 | 第93回 | 青山学院大学 |
第28回 | 早稲田大学 | 第61回 | 早稲田大学 | 第94回 | 青山学院大学 |
第29回 | 中央大学 | 第62回 | 順天堂大学 | 第95回 | 東海大学 |
第30回 | 早稲田大学 | 第63回 | 順天堂大学 | 第96回 | 青山学院大学 |
第31回 | 中央大学 | 第64回 | 順天堂大学 | 第97回 | 駒澤大学 |
第32回 | 中央大学 | 第65回 | 順天堂大学 | 第98回 | 青山学院大学 |
第33回 | 日本大学 | 第66回 | 大東文化大学 |
総合優勝回数ランキング
総合優勝回数14回を誇る中央大学は、第24回大会から第40回大会の間に12回優勝、箱根駅伝史上初の6連覇も達成しています。
ここ20年で目覚ましい活躍を見せているのが、総合優勝回数7回の駒澤大学、6回の青山学院大学、4回の東洋大学です。
順位 | 総合優勝回数 | 大学名(カッコ内は優勝した回次) |
1 | 14回 | 中央大学(7/24/26/27/29/31/32/35~40/72) |
2 | 13回 | 早稲田大学(3/4/8/11/12/14/15/28/30/60/61/69/87) |
3 | 12回 | 日本大学(16~19/21/22/33/34/41/43/44/50) |
4 | 11回 | 順天堂大学(42/55/57/58/62~65/75/77/83) |
5 | 10回 | 日本体育大学(45~49/53/54/56/59/89) |
6 | 7回 | 明治大学(2/5/6/9/10/23/25) |
駒澤大学(76/78~80/81/84/97) | ||
8 | 6回 | 青山学院大学(91~94/96/98) |
9 | 4回 | 大東文化大学(51/52/66/67) |
東洋大学(85/86/88/90) | ||
11 | 3回 | 山梨学院大学(68/70/71) |
12 | 2回 | 神奈川大学(73/74) |
13 | 1回 | 筑波大学(1)※優勝当時は東京高等師範学校 |
慶応義塾大学(13) | ||
専修大学(20) | ||
亜細亜大学(82) | ||
東海大学(95) |
まとめ
今回は、箱根駅伝の2022年箱根駅伝 結果と、歴代優勝校についてまとめてみました。長い歴史を誇る箱根駅伝は今回で99回を迎え、今では「お正月の風物詩」となり大変多くの方に愛されています。戦前から続けられてきた母校の誇りと名誉をかけた襷リレーは、これからも100回大会、200回大会と続けられていくのではないでしょうか。
今大会では、2連覇を狙う青山学院大学、学生駅伝三冠を目指す駒澤大学が優勝候補と言われ、注目を浴びましたね。全出場選手の健闘にエールを送りたいと思います!