テレビ界において優れた業績を上げた俳優、監督、プロデューサーなどに贈られる「エミー賞」です。アメリカで放送またはネット配信された番組が対象となっています。
今年は韓国ドラマ「イカゲーム」がノミネートされたことや主演のイ・ジョンジェが主演男優賞を受賞したことでも話題になりましたよね。
そんなエミー賞のドラマ部門で助演女優賞を獲得したのが『オザークへようこそ』。今回の記事では、『オザークへようこそ』で主演を務めた女優ローラ・リニーのプロフィールや出演作品をご紹介していきます。
ローラ・リニーのプロフィールと生い立ち
- 本名:Laura Leggett Linney
- 生年月日:1964年2月5日
- 出身:ニューヨーク
ローラ・リニー(Laura Linney)は、映画、ドラマ、舞台で活躍しているニューヨーク出身の実力派女優です。ヒット作の名脇役、佳作映画の主演でお馴染みとなっています。
劇作家で大学教授の父と看護師の母の間に生まれたローラ・リニーですが、両親はローラが産まれて間もなく離婚。母親に引き取られます。しかし、劇作家である父の影響を大きく受けてローラは10歳前後から芝居を始めます。幼い頃から映画やテレビの女優ではなく「舞台女優になりたい」と思っていたそうです。
ローラ・リニーの女優としてのキャリア
ノースウェスタン大学とブラウン大学で学んだ後、ジュリアード音楽院で演技を学びました。卒業後は、ブロードウェイやオフ・ブロードウェイの舞台で活躍。シアター・アワード賞を受賞するなど、実力をつけていきました。
ローラ・リニーは演技の幅が広く、シリアスからコメディまでマルチに演じます。スリラーでは顔をこわばらせて冷たい瞳で見つめ、キュートに振る舞う場面では可愛い笑顔で微笑んでいるなど、役柄や場面によって巧みに表情を使い分けています。
1992年には『ロレンツォのオイル』の教師役で映画デビューし、1996年の『真実の行方』ではリチャード・ギアと共演しています。クリント・イーストウッドの娘を演じた『目撃』や、ジム・キャリー演じる主人公の妻役で出演した『トゥルーマン・ショー』で注目を集めました。
出演映画の代表作品一覧
ドラマ『そりゃないぜ!?フレイジャー』や『ジョン・アダムス』、『キャシーbig C いま私にできること』でエミー賞を受賞している、ローラ・リニー。ローラ・リニーのことをよく知らなくても、画像を見ると「見たことのある女優さん!」という印象を持つ方も少なくないでしょう。
誰もが知っている人気女優・俳優に比べると出演作品は少ないですが、様々の賞も受賞しています。代表的な出演映画は、次の通りです。
- 2000年『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』
- 2003年『ミスティック・リバー』
- 2004年『愛についてのキンゼイ・レポート』
- 2005年『イカとクジラ』
- 2007年『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』
主演映画『オザークへようこそ』について
『オザークへようこそ』は、2017年7月からNetflixで配信されているアメリカのドラマシリーズです。オザークという田舎町で普通の家族が麻薬組織の”資金洗浄”に巻き込まれていく姿を描いています。
シーズン1から評判がよく、2019年にはプライムタイム・エミー賞で部門監督賞、助演女優賞を獲得しています。2022年のエミー賞でも、数々の賞にノミネート。ローラ・リニーも主演女優賞にノミネートされましたが、惜しくも受賞は逃しています。
ローラ・リニーのプライベート
ジュリアード音楽院で出会った俳優のデイヴィッド・アドキンスと1995年に結婚しますが、2000年に離婚。その後、2007年に不動産業を営むマーク・ショーアーと婚約、2009年に再婚しました。結婚式では、ドラマ『キャシーのbig C いま私にできること』で共演した俳優のリーアム・ニーソンがローラ・リニーのエスコートをしたことでも注目を集めました。
2014年には49歳で息子を出産。49歳の初産ということでも話題になりました!