若者の心理描写がバツグンにうまい作家といったら
『朝井 リョウ(あさい りょう)』さんですね!
平成生まれの作家さんなんですよね~。
「桐島、部活やめるってよ」「何者」など、映画化される作品もいっぱい。
こんなに売れっ子作家なのに、兼業作家だった時代もあるんですよね。
会社員をしながらの作家って、かなり忙しそう…。
執筆の時間、いつ作るんだろって思いませんか?
でも、いい作品を次から次へと世に送り出してくれるんです。
オススメの作品も、紹介しますね~。
そんな朝井リョウさんについて、まとめてみました。
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朝井リョウのプロフィール
出典:https://manabi.benesse.ne.jp/
本名:佐々井 遼
生年月日:1989年5月31日
出身地:岐阜県不破郡
最終学歴:早稲田大学文化構想学部
朝井リョウさんは、デビュー時から華やかなスタート。
「桐島、部活やめるってよ」で小説すばる新人賞を受賞し、デビューしてるんです。
しかも、デビュー作が映画化されているんですよね。
「何者」では直木賞を受賞。
ちなみに、この直木賞受賞したのは、平成生まれでは史上初なんですって。
なんだか、カッコよすぎる~。
朝井リョウって兼業作家だったの!?
彼は、大学在学中に作家デビューしてるんですよね。
でも、そのまま作家一本にはせず、就活して就職もしてるんです。
つまり、会社員ですね。
2年くらい兼業作家で、「何者」執筆時は、まさに営業の新入社員として働いていた頃。
いったい、いつ書いてるの?って思いますよね。
通勤前と帰宅後に執筆していたそうです。
時間はつくるもの、やればできるっていうことですね!
何より、一番自分らしい時間が、小説を書いてるときだから、辛いとは思わないのかも。
会社員だからこそバランスがとれたんだとか。
出典:https://gqjapan.jp/
東京を離れる必要のある仕事の依頼があったこともあり、2015年には退職しています。
でも、あくまで一時的のこと。
東京を離れる仕事が終わり次第、就職かバイトをしたいそう。
それにしても、直木賞作家の朝井リョウさんから応募があったら、会社もビックリですね。
作家とはまったく違う仕事をすることで、バランスをとれるんだとか。
そんな、書くことが大好きな朝井リョウさんですが、本を読むのも小さいときから大好きだったそう。
どの部屋にも本が置いてあったから、いつでも本を手に取って読める環境だったとか。
父親は「司馬遼太郎」の大ファンで、彼の名前の「遼」は、司馬遼太郎が由来だそう。
親はああしろ、こうしろというタイプでなく、いつも見守ってきてくれたそうです。
まわりからは、何を考えているのかわからないといわれるタイプ。
性格が悪いねぇと(冗談で)いわれて、喜んじゃうのが、朝井リョウさんなのです(笑)
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朝井リョウの作品・直木賞「何者」だけじゃない!オススメ作品を紹介
やっぱり、デビュー作の「桐島、部活やめるってよ」は押さえておきたいところ。
この小説の面白いのは、タイトルになっている桐島本人は一度も登場しないのです。
そして、桐島が部活をやめることで同級生たちに生まれた変化とは?
映画とあわせて、楽しんでみては。
青春モノは、まだまだあります。
少し変わった青春モノでは、「チア男子!!」もおすすめ。
文字通り、チアに情熱を注ぐ大学生男子たちのストーリーです。
男子同士の友情も描かれていて、これぞ、ザ・青春!
また、「何者」では、就活を通し自分について思い悩む若者たちを描いています。
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/
今の就活は、学生も企業もお互いにSNSで相手をリサーチする時代。
だからこそ、面倒なことも多くて。
そんなリアルな姿に、自分を重ねる人もいるのでは?
一方で、女性アイドルグループの内情を描いた「武道館」も必読です。
アイドルグループのメンバーたちが抱える悩みや苦しみって?
グループの人数が多いほど、きっと悩みも尽きないんでしょうね。
心温まるストーリーだったら、「星やどりの声」。
父親を亡くした6人の兄弟と母が、亡き父が残した喫茶店「星やどり」を舞台に、いろんなことを感じて成長していくというストーリー。
海見える町が舞台なんですが、とにかくキレイ。
朝井リョウさんの小説って、文字だけで、町の様子や登場人物たちの気持ちが浮かび上がってくるんですよね。
青春モノ、みずみずしいストーリーを求めているときは、朝井リョウさんがぴったり。
このほかにも、何度も読みたくなる小説はたくさん。
ぜひ、本屋さんで手にとってみてください。
最後にまとめ
いかがでしたか?
朝井リョウさんについて簡単にまとめると
②子供の頃から本に囲まれる生活で、名前も司馬遼太郎に由来していると知った。
③青春モノだったら「桐島、部活やめるってよ」「何者」「チア男子」など。心温まる系なら「星やどる声」など。
誰もが過ごしたことのある学生時代。
恋愛、友情などを軽やかに、そしてみずみずしく描いてくれる朝井リョウさんの小説を読めば、学生時代にタイムトリップできちゃう。
「なんかつまんない、いいことないかな」と思う人にも、おすすめ。
きっと、読み終えたら「本ってこんなに面白いんだ」と気づくから♪