今や、すっかり有名人の『カズオ・イシグロ』さん。
渋くて、落ち着いた雰囲気が、カッコいい方ですね。
ノーベル文学賞受賞、おめでとうございます!
日系イギリス人とのことですが、元々は日本に住んでいたようで。
しかも、両親ともに日本人ですし。
じゃ、どうして日本語話せないの?って思う方もいるかもしれません。
そこで、カズオ・イシグロさんの幼少期や奥さん、趣味も合わせてまとめてみました。
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カズオ・イシグロのプロフィール 日本語が話せない日本人!?
出典:https://www.independent.ie/
日本名:石黒 一雄(いしぐろ かずお)
生年月日:1954年11月8日
出身地:長崎県長崎市
国籍:日本→イギリス
最終学歴:イースト・アングリア大学大学院
カズオ・イシグロさんは、現在ロンドンに住んでいるようです。
日本語は話せなくても、「私の一部は日本人」とのこと。
そんな想いは、きっと小説にも反映されているのでしょう。
実際に、自分の中にある日本の記憶を永久保存したかったそう。
長編デビューは、「遠い山なみの光」(1982年)。
これは、思い出の地・長崎が舞台なんですって。
1989年に、長編小説「日の名残り」でブッカー賞を受賞。
これは、イギリスで最高の賞なんですね。
2005年には、「わたしを離さないで」を発表し、当時かなりの話題作でしたね。
というのもテーマが、クローン技術で生まれた若者が登場し、生命倫理を問うものだったのです。
これは「綾瀬はるか」さん主演でドラマ化されたの、ご存知ですか?
⇒綾瀬はるかは天然でマイペースが魅力的!熱愛彼氏や結婚の噂も
そして、2017年ノーベル文学賞を受賞!
日本人の私たちにとっても、やはり嬉しいニュースですね。
カズオ・イシグロの幼少期に迫る!
1960年までは、長崎に住んでいたカズオ・イシグロさん。
純和風の家で、まるで武家屋敷のようだったとか。
3階建てだったそうなので、当時の暮らしとしては裕福だったのではないでしょうか?
つまり、幼稚園時代までは日本だったんですね。
年少の頃も、手がかからず落ち着いていた子どもだったとのこと。
当時の先生いわく、ほかの子どもとは、雰囲気も違っていたとか。
そして、絵本をよく読み、服がしわくちゃのこともなく、いつもきちんとしていたのが印象的だったようですよ。
出典:https://mainichi.jp/
カズオ・イシグロさん(左前列)
5歳のときに、海洋学者の父がイギリスに赴任するので、家族全員で移住したそう。
でも、当初は日本に帰るものと思っていたイシグロさん。
それは、両親に毎年「来年になったら日本に帰る」と言われていたから。
きっと、日本への希望を捨てないように、ということだったのでしょうか。
でも、中学生くらいになって、悟るわけです。
日本には帰らないんだな、と。
そして、イギリス人として生きるようになったのですね。
最初から作家を目指した…のかと思いきや、実はミュージシャンになりたかったんですって。
卒業してからアメリカやカナダを旅行し、デモテープをレコード会社に送ったりしていたのです。
出版社でなくレコード会社?
そう、カズオ・イシグロさんは、ミュージシャンになりたかったのです。
なんだか意外ですね~。
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カズオ・イシグロの奥さんや趣味は?
カズオ・イシグロさんは、1986年にイギリス人女性の『ローナ・マクドゥーガル』さんと結婚しています。
出典:http://japanlocal358.com/
ローナさんは、元ソーシャルワーカーなんですって。
実はイシグロさんも、ソーシャルワーカーとして働いていたことがあるのです。
仕事でも、相談相手になってくれる心強い存在。
容赦なくダメだししてくれるそう。
最新作の「忘れられた巨人」を執筆しているときに、原稿を読んでもらったら、全然だめねといわれたとか。
普通だったら、奥さんの言うことには耳を傾けず、自分のやりたいようにやりそうですが…。
イシグロさんは、奥さんのいう通りに書き直したんですね。
実際に、そのおかげで、違うアプローチになって、上手くいったとか。
そんなエピソードからも、彼が謙虚な性格であることが窺えますね。
1989年には、ローナさんと来日しています。
日本は、約30年ぶりとのこと。
昔の家や幼稚園にも、行ったそうですよ。
幼稚園までの道のりも、ちゃんと覚えていたとのこと。
彼から見て、故郷はどんなふうに映ったのでしょうか。
彼の趣味といえば、音楽。
ピアノやギターを弾いたり、ジャズ歌手に歌詞を提供したこともあるほど。
家で、いつもも音楽がかかっていたののも、音楽好きになった理由だそう。
父親はピアノやチェロ、母親はピアノと、両親揃って音楽に親しんでいたのです。
音楽好きになるのも、納得ですね~。
最後にまとめ
いかがでしたか?
カズオ・イシグロさんについて簡単にまとめると
②かつてはミュージシャンになりたかった。趣味は、音楽でピアノやギターにも親しんでいる。
③奥さんは、イギリス人のローナさん。仕事でもアドバイスしてくれる、大事な存在。
日頃、アイデンティティーについて考えることって、ほとんどないけれど…。
カズオ・イシグロさんの過去を知ると、しみじみと考えさせられるのです。
日系イギリス人として生きることを決めた裏には、いろんな想いがあったんだろうな、と。
そんなエピソードを知ると、なおさらノーベル文学賞受賞が重みを感じませんか?
改めて、受賞おめでとうございます!