和田選手がメジャーに、杉内選手が巨人に移籍後のホークスのエースと言えば
『攝津 正(せっつ ただし)』選手ですね。
ルックスも男前ですが中身も非常にかっこいい選手ですよね!
今はすっかり先発で定着していますが、最初は中継ぎでの登板だったんですよね。
攝津選手のかっこいい人柄を現すエピソード、あなたは知っていますか?
なかなか普通の人には真似できないことだと思います。
また、複数のパリーグの強打者が、攝津投手の投球フォームは打ちづらいと口にしています。
どのような投球フォームか気になりますよね。
その投球でプロ野球史上初のあるタイトルホルダーになっています。
獲得したタイトルって一体何でしょうか?
詳しくは後ほど!
そんな攝津選手の成績や年俸、球速も合わせて調べてみました。
[quads id=1]
攝津正のプロフィール
出典:http://netgeek.biz/
出身地:秋田県秋田市
生年月日:1982年6月1日
身長:181cm
体重:94kg
プロ入り:2008年ドラフト5位
デビュー:2009年4月5日
攝津選手は、秋田経済法科大学附属高校に進学しますが、1年時からベンチ入りし3年時にセンバツに出場したくらいでした。
高校卒業後はJR東日本に入社し、東北公式野球部に所属しますが、これは攝津選手の父親と同じ道を歩んだようですね。
社会人3年目より登板機会が増えていき4年目でエースになりますが、まだプロから声がかかりません。
プロから注目されるようになったのは、何と社会人7年目!
IBAFワールドカップ台湾大会の日本代表とJR東北が練習試合をすることになり、そこで攝津投手が3回無安打無失点と抑えます。
これが評価され、攝津選手もIBAFワールドカップ台湾大会の日本代表に選出され、銅メダル獲得に貢献することになりました。
この時点ですでに2007年のドラフトが終わってしまっていたので、2008年の指名なんですね。
社会人最後の年である8年目には、東北大会では3試合完投、そのうち2試合で完封。
都市対抗野球東北第2代表を決める試合で、先発と中継ぎ合わせて2日間で25回350球を投げるなどフル回転の活躍でした。
そして2008年のドラフトで、ホークスから5位指名を受けプロ入りします。
これだけの投手がよく5位まで残っていましたよね…。
ネット上では楽天ファンが「何故地元の選手をもっと上位でとらなかった」と怒っていたとか。
その後の活躍を見ればそう言ってしまうのも納得ですね。
攝津正は人柄がかっこいい!エピソードがとっても素敵
攝津選手と言えば寡黙で普段はあまり感情を出さず、メディアにも自分から出たがらない職人肌の選手という感じですね。
でも男前でかっこいい選手です!
いわゆるイケメンは若干チャラい印象もありますが、攝津選手はまったく当てはまりませんよね。
出典:http://kitatouhoku-news.blog.jp/
攝津選手のかっこいい人柄を現すエピソードはまずは契約更改の時でしょう。
ルーキーイヤーを終えて背番号を50から16に変更という打診を受けたのですが、攝津選手はこれを固辞。
投手で活躍した結果10番台の番号もらえるのであれば、大半の人は喜んで受けるのではないでしょうか。
しかし攝津選手は「50番の攝津で覚えられたから」という理由で断ります。
2017年現在も攝津選手の背番号は50番です。
その翌年の契約更改では、倍の1億円を提示されたのですが、攝津投手はこれも固辞。
3年目で1億円プレイヤーとなれば大喜びで受けそうなものですが、攝津選手曰く「3年やって1人前の世界だから」と自ら500万の減額を申し出たんです。
詳しくは後述しますが、攝津選手は1年目も2年目もチームの大事な戦力としてしっかり活躍しています。
何て自分に厳しい人なんでしょうか!
厳しいと言えば攝津選手はお酒に強く好きなようですが、先発転向してからは登板3日前からは勧められてもまったく飲まないとか。
他にも東日本大震災があった時にかつて社会人時代に所属していたJR東北が被災した際には義援金を送るだけでなく、自ら足を運んでいます。
言葉より行動ってタイプなんですね。
また、自身がホームで先発する試合での始球式でアイドルが投げようがお笑い芸人が投げようがまったく動じません。
かわいいアイドルがそばにいても無表情…
目の前のアイドルよりその後の試合で頭がいっぱいなのかもしれませんね。
[quads id=2]
攝津正の球速や投球フォームは?
攝津選手は三振でアウトをとるタイプというよりは、打たせて取るタイプの投手です。
投球フォームは、最初はオーソドックスなオーバースローだったのが、社会人4年目からテークバックの小さなコンパクトなフォームに改造しています。
出典:http://blog.goo.ne.jp/
社会人時代3年目からエースだったので登板機会が多く、消耗しないように無駄な動きを極力なくしたのが現在のフォームの原点になっているようです。
制球が非常にいいことで知られていて、制球のよさは趣味のダーツが生かされているのではないかとも言われていますね。
確かにダーツって矢も小さいけど的はストライクゾーンより狭そうです。
2017年までの通算2.71、先発転向後に限ると2.00!
これは抜群の制球率と言っていい数字ですね。
ストレートの球速は最速148km/hですが、これは中継ぎ時に計測したものです。
先発時にはペース配分を考え平均球速は139km/hで、これは社会人時代の連投が多かった時に身についたものだとか。
球種はストレートの他に2種類のシンカー、スライダー、カーブを投げ分け打者を打ち取っています。
ピンチになってもまったく表情を変えることなく淡々と投げていく姿、かっこいいですね。
攝津投手曰く、マウンド上では平常心とコントロールを重視して投げているとのことです。
攝津正のこれまでの成績と年俸推移
攝津投手はプロ入りはどちらかというと遅めで、25歳の時ホークスにドラフト5位指名を受け入団しています。
契約金5000万、年俸1200万でのスタートだったんですね。
出典:https://www.jiji.com/
社会人時代は主に先発、時々ロングリリーフで投げていましたが、1年目と2年目は中継ぎで2年連続70試合以上登板しています。
これは何と「稲尾和久」氏以来の記録だとか!
この2年間で最優秀中継ぎ投手のタイトルを2年連続で受賞し、1年目には新人王にも輝きました!
年俸も1200万→5000万→9500万とどんどん上がっていますね。
3年目には攝津投手の希望とチーム事情が一致し先発に転向しますが、先発でもすぐに結果を出し先発転向1年目で何と14勝!
先発も中継ぎもすぐにバッチリ結果出して素晴らしい選手です。
4年目の2012年には開幕投手に指名され、2016年まで5年連続で開幕投手を務めることになります。
そしてキャリアハイの17勝を挙げ最多勝、最高勝率のタイトルを手にし、沢村賞も受賞しました。
最優秀中継ぎと沢村賞のタイトルを持つ投手は、攝津選手がプロ野球史上初なんです。
すごい!
今後もなかなか現れないでしょうね。
先発転向後の年俸は1.9億→2.9億と年俸はうなぎ登りです。
2013年も、リーグ2位の15勝を上げ球界最速の6年目で年俸が4億円になりました。
しかし、2015年まで2桁勝利はするものの勤続疲労の影響が段々出てきてしまい、疲労や不振で2軍に行くことも出てきてしまいます。
2016年には次々と若手投手が台頭してくるのもあり、先発転向後初めて2桁勝利できず、2017年には何と0勝に終わってしまいました。
しかし、2017年の9月には勝ち星はつかなかったものの復調の兆しを見せたので来年に期待します!
1度ローテーションをはずれると現在ホークスは本当に厳しいですね・・・。
最後にまとめ
いかがでしたか?
攝津選手について簡単にまとめると
②いい背番号の提示を受けても、2年目オフで1億の提示を受けても自分なりの理由で辞退し、それ以上の結果を残す謙虚でかっこいい人柄。
③中継ぎ時代は2年連続70試合以上登板、先発転向後は5年連続の開幕投手、5年連続2桁勝利、2012年には史上初の最優秀中継ぎと沢村賞の2つを持つタイトルホルダーに。
④年俸は下がったことは1度もなく、現在4億円。
といったところでしょうか。
次々と新たな戦力が出てくるホークスで、ローテーションに定着するのは実績がある選手でも大変ですね。
またローテーションの柱として活躍できるよう、2018年の攝津選手に注目です。
[quads id=4]