北の侍『小笠原 道大(おがさわら みちひろ)』選手。
現在は中日ドラゴンズの2軍監督を務めていますが、現役時代は巨人にも所属しチームの主力をして活躍していました。
小笠原選手は、WBCなどの国際試合でも活躍した知名度の高い選手の一人でしょう。
現役時代はホームランバッターとして、その魅力のバッテイングでたくさんのホームランを量産。
「ガッツ」という愛称で親しまれてきました。
そんな小笠原選手はどんな選手だったのか。現役時代に迫ってみましょう!
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小笠原道大のプロフィール
出典:http://npb-news.com/
出身地:千葉県千葉市美浜区
生年月日:1973年10月25日
身長:178cm
体重:84kg
プロ入り:1996年 ドラフト3位
所属球団:日本ハムファイターズ (1997 – 2006)
読売ジャイアンツ (2007 – 2013)
中日ドラゴンズ (2014 – 2015)
デビュー:1997年4月8日
小笠原選手といえばファーストやサードのイメージが強い人が多いと思いますが、実はプロ入りしたときは、なんとキャッチャーだったんです。
高校時代は全くの無名だった小笠原選手。
社会人に入団してからだんだんドラフト候補として注目されはじめました。
社会人のチームメイトには、なんとあの平成の三冠王「松中」選手もいました。
その後プロ野球選手になり、愛称は「ガッツ」となりました。
現役時代、怪我が完治してない状態で代打本塁打を打ったことから名づけられました。
そんなガッツなプレーが小笠原選手の魅力ですね。
小笠原道大の日ハム時代!2番小笠原道!
小笠原選手は捕手からファーストにコンバートして3年目からブレイクします。
当時はバントしない2番バッターとして起用されます。
今では楽天の「ペゲーロ」選手や横浜の「梶谷」選手、巨人の「マギー」選手などが2番強打者として起用されますが、当時はあまり2番に強打者を置くという采配をしませんでした。
その年の西武ライオンズのルーキー・「松坂大輔」選手のプロ初登板初先発の試合では、8回に松坂のプロ初失点初被弾となる2点本塁打を浴びせるなど大ブレイク!
出典:https://baseballking.jp/
その翌年は最多安打のタイトルを獲得。
入団会見では「首位打者を取れるような打者になりたい」と宣言しましたが理想のバッターに近づいてるようですね。
2001年には社会人時代のチームメイト「松中」選手、あの「福浦」選手、そして「カブレラ」選手をも抑えてベストナインに選出されました。
日ハム最終年の2006年には、本塁打王、打点王の2冠を獲得しました。
強打者としての証ですね。
そして自身初のパ・リーグMVPにも輝き、チームの25年ぶりの優勝・44年ぶりの日本一に大きく貢献しました。
この年を最後に小笠原選手は日ハムを去り、巨人に移籍することになりました。
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小笠原道大の巨人時代!オガラミコンビ
小笠原選手はFAで巨人に移籍します。
日本ハム時代のトレードマークだったヒゲを「新しいことの始まり」「男のけじめ」として自ら剃り落として巨人に加入しました。
巨人ではヒゲは禁止されていますが、巨人はFA選手としてヒゲを認めましたがそれでも小笠原選手はヒゲを剃りました。
こういう人柄から人気があったんでしょうね。
出典:http://yglove.seesaa.net/
入団1年目からセ・リーグMVPを獲得しました。
これで小笠原選手はセ・リーグでもパ・リーグでもMVPを獲得したことになりますね。
すごいことです!
シーズン途中から4番も任され、最終的には二年連続の3割30本を達成!
巨人に移籍しても変わらず大活躍の小笠原選手。
しかし、その翌年は国際大会から打撃の調子がイマイチあがりません。
しかしシーズン終盤9月の月間MVPを受賞し、チームも小笠原選手も調子を上げ、最大13ゲーム離されていた阪神に追いつき逆転リーグ優勝を達成!
2011年には、ついに2000本安打も達成するも、その年を最後に小笠原選手の活躍は全くと言っていいほどになってしまいます。
小笠原道大はWBCでも活躍!?WBC2連覇
小笠原選手の活躍をここまで紹介してきましたが、ここではWBCでの活躍を紹介します。
小笠原選手は第1回WBC、第2回WBCに出場しました。
第1回WBCでは、第1ラウンドで日本代表チーム初本塁打を放ち予選突破に貢献します。
決勝のキューバ戦ではなんと3打点を挙げ、日本のWBC初優勝に大きく貢献しました。
出典:https://victorysportsnews.com/
第2回WBCでの小笠原選手は、残念ながらイマイチ実力を発揮できず、第1次リーグでは大きくチームの足を引っ張ってしまうことに。
しかし第2次リーグになると調子が上がり、5番打者として全試合に出場します。
そして迎えた韓国との決勝戦。
先発は現在もメジャーで活躍中の「岩隈久志」選手。
小笠原選手は5番で出場。
4番にはあの「城島」選手が座り、城島選手のあとを打ちました。
その小笠原選手は先制タイムリーを打つ大活躍!チームは延長戦にもつれる熱戦。
「イチロー」選手が決勝タイムリーを打ち、最後は「ダルビッシュ」選手が締め見事優勝!
WBC2連覇を達成します。
このWBC2連覇が達成できたのは、小笠原選手の活躍があったからでしょう。
最後にまとめ
いかがでしょうか?
小笠原道大選手について簡単にまとめると
②日ハム時代では入団当初は捕手だったが、ファーストにコンバートしてからブレイク。チームの25年ぶりの優勝・44年ぶりの日本一に貢献。
③巨人時代では2000本安打を達成。セ・パ両リーグでのMVPも獲得。
④第1回WBC、第2回WBCに出場。WBC2連覇に大きく貢献。
現在、小笠原選手は中日の2軍監督を務めています。
これからは指導者としての活躍を期待したいですね。
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