落合中日の黄金期時代のエースと言えば、誰を思い浮かべますか?
いろんな選手がチームを支えましたが、今回はそのうちの一人である
『吉見 一起(よしみ かずき)』選手を紹介します。
吉見選手は、最初注目されて入団されたわけでなく、しばらくしてからエースとして活躍することになります。
最近は名前を聞かなくなってしまい残念です。
吉見選手は、実はあの名将「落合」監督も認めたエースだったんですよ。
そんなすご腕の吉見選手の現役時代の成績に迫ってみましょう!
そして、なぜ落合監督にエースとして認められたのか。
その理由についても見ていきましょう。
[quads id=1]
吉見一起のプロフィール
出典:http://number.bunshun.jp/
出身地:京都府福知山市
生年月日:1984年9月19日
身長:182cm
体重:91kg
プロ入り:2005年 希望入団枠
所属球団:中日ドラゴンズ (2006 – )
デビュー:2006年9月10日
吉見一起選手は、小学校のころに野球を始めたようで、それから中学、高校とずっと野球をしてきたそうです。
しかし高校時代は、1度選抜大会に出場したくらいしか目立った成績がなく、選抜大会もヤクルトの「森岡良介」選手がいた明徳義塾に1回戦で敗れてしまっています。
高校卒業後はトヨタ自動車に入り、社会人NO.1ピッチャーと言われるようになりました。
ドラフト当時は素材は確かに良いものでしたが、そこまで注目されていませんでした。
しかし、入団後はエース級のピッチャーに成長することになります。
ですが、最近は吉見選手の名前を聞くことはありません。
それは何故なのでしょうか?
吉見一起の全盛期の成績がすごい!
吉見選手は、2007年まで谷間の先発や中継ぎとして登板しますが、いまいち成績が残せませんでした。
しかし2007年のオフに、吉見選手は結婚をしたのですが、これがきっかけなのか翌年からブレイク!
出典:Twitter
当時の監督である落合監督は「野球選手が活躍するには、早く結婚すること。」と言っていますが、吉見選手みたいに家族ができると家族のために自然と変わるのかもしれません。
2008年はエースだった「川上憲伸」選手が移籍し、その空いた先発の枠に吉見選手が入りました。
チームメイトの「チェン」選手が驚異的な防御率(最終的に1.54)を残し、それに追いかけるように吉見選手も防御率2.00(正確には1.99647…)という驚異的な安定感でコンスタントに勝ち星を積み重ね、最多勝争いをシーズン終盤まで繰り広げました。
ちなみに最多勝のタイトルは、東京ヤクルトスワローズの「館山昌平」選手と16勝で分け合うこととなりました。
そして翌年の2010年も二桁勝利を達成し、2011年にはさらなる飛躍を遂げ18勝もする大活躍!
素晴らしい1年となりました。
[quads id=2]
吉見一起が怪我から復活!?怪我と戦う
2011年に中日の絶対的エースとして活躍した吉見選手ですが、2013年に肘を怪我することになります。
以前から肘は何度も怪我をしていて、厳しい中で投げていたようです。
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/
2011年のシーズン開幕前に、吉見選手は2度目の肘の手術をしています。
2度目ということは、それ以前にプロに入る前に1度肘の手術をしていたようです。
第3回WBCにも吉見選手は召集されましたが、この怪我が原因で辞退することになりました。
2013年シーズンの開幕投手として投げ好投するも、吉見選手は怪我で2軍に落ちることに。
そして6月4日に、右肘内側側副靱帯の再建手術(トミー・ジョン手術)と右肘関節内クリーニング手術を受けることになりました。
2015年に巨人戦に先発し、約900日ぶりの勝利投手に輝くも、その後再び肘の怪我を訴え3度目の手術をすることに…
2016年からは、100球前後の投球制限を受けマウンドに上がるようになりましたが、いまいち成績は残せず・・・・
以前は速球派として150kmを超えるボールを投げていた吉見選手。
吉見選手はここから復活できるでしょうか…
吉見一起はあの名将落合も認めたエース!?
吉見選手は怪我で最近は活躍できていませんが、全盛期は落合監督からも認められるエースだったんです!
そのきっかけとなったのは、2011年のヤクルトとのクライマックスシリーズファイナルステージ。
この年は自己最多となる18勝を達成。
9月には月間MVPを獲得し、ベストナインや「谷繁」選手とともにバッテリー賞を獲得し、充実したシーズンを送りました。
出典:http://dragons.jp/
クライマックスシリーズでは第一戦に先発し、7回1/3を投げて1失点で勝利。
中日が日本シリーズ進出を決めたクライマックスシリーズファイナルステージ第五戦にも、中3日で再び先発。
最多賞を分け合ったこともある「館山昌平」選手とのエース対決を制し、8回を投げて無失点で同シリーズ2勝目を挙げました。
防御率も0.59と抜群の安定感で、クライマックスシリーズMVPを受賞!
そして落合監督から、試合後の優勝監督インタビューの中で、「(監督に)就任してから、吉見のこんないいピッチングを見たのは初めてでした。素晴らしかったです。」と絶賛。
これは落合監督からエースとして認められていると、受け取っていいのではないでしょうか。
⇒落合博満監督の黄金期エピソードが凄い!成績と戦術が気になる
落合博満の現役時代の詳しい記事はこちら!
⇒落合博満の現役時代の伝説の数々が凄い!全盛期の成績に迫る!
最後にまとめ
いかがでしょうか?
吉見一起選手についてまとめると
②吉見選手は結婚してからブレイク。落合監督は「プロで活躍するには結婚しろ」と言うのですがこういうことですね。
③吉見選手は肘の怪我をして3度も手術を受ける。もともと肘はあまりよくなったようで、プロに入る前から1度手術をしている。
④全盛期は、あの落合監督からエースと認められるほどのピッチングをした。
吉見選手は、現在投球制限があります。
100球前後しか投げられないうえ、先発間隔も7日から10日と普通の選手より多いです。
そんな厳しい状況ですが、ここから復活して活躍をしてほしいですね。
応援しています!
[quads id=4]