千葉ロッテマリーンズで、機動力に必須な選手といったら『伊志嶺 翔大(いしみね しょうた)』選手ですね。
伊志嶺選手は50m5.7秒を誇る俊足外野手となっています。
同じチームで俊足トリオとして名を挙げている岡田選手と荻野選手との3人ですが、この中で1番足が速いのは誰だと思いますか?
実は岡田選手なんです!
岡田選手は50m5.6秒を記録しているので、僅かに伊志嶺選手を上回っているんです。
ちなみに荻野選手のタイムは50m5.9程なんです!
意外ですよね?
荻野選手の盗塁成功率は高いのでもっと速いのかと思ってましたよね?
盗塁は足の速さだけでなく、タイミングも重要なのでこの3選手は盗塁技術がずば抜けているんだと思いますね!
ロッテはホームランバッターが少ない分、機動力の使える選手がよく育っているんです!
井口監督にはこの強みを生かして優勝に導いて欲しいですね!
そんな機動力に優れた伊志嶺選手の経歴も気になるところ。
ドラフト1位なので、とても華やかな経歴の持ち主なのだと思います。
また、伊志嶺選手は即戦力野手として入団しているため、1軍でどれだけ活躍しているのかも気になりませんか?
今回は、伊志嶺選手の経歴から成績と年俸も合わせて調べてみました。
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伊志嶺翔大のプロフィール
出典:https://baseballking.jp/
出身地:沖縄県宮古島市
生年月日:1988年5月12日
身長:179cm
体重:79Kg
プロ入り:2010年 ドラフト1位
デビュー:2011年 4月14日
伊志嶺翔大の経歴は? 大学時代の活躍がすごい!
伊志嶺選手が野球を始めたのは小学校1年生の時でした。
まだまだ遊びたい盛りなので、野球の練習がないときには海に潜って魚を取っていたようなんです!
出身が沖縄県の宮古島なので、自然に溢れた場所だったんですね!
宮古島といえばよくプロ野球球団がキャンプを行うことでも知られていますよね?
伊志嶺選手が小学校2年生の時には、オリックスブルーウェーブがキャンプに来ていたようなんです。
そこでイチロー選手にサインをもらった伊志嶺選手はプロ野球選手になりたい!と夢を抱くことになったんです!
3年生になった頃には父親に陸上の指導を受け始めたんです。
父親が高校で陸上の顧問をしていたので、良いきっかけとなったんです!
その後は陸上の代表選手となり宮古島の地区大会では新記録を達成する大活躍を見せて優勝しているんです!
伊志嶺選手は、中学でも陸上と野球を両立しており、野球では主に投手をやっていました。
ただ、俊足の持ち主なので内野手や外野手としての経験もしているんです!
一方、陸上では2年生の時に200mの県大会で優勝しているんです!
陸上では複数回優勝ていることから、高校は陸上の名門校から何校も誘いが来たという伊志嶺選手。
しかし、本人は野球の道に進むべく沖縄尚学高校に進学を決めたんです!
俊足は父親譲りと努力の賜物だったんですね!
高校に進学すると野球一筋となって1年生の4月のオープン戦でホームランを放ちました。
これまで伊志嶺選手は打撃成績に難がありましたが、高校で打撃が開花すると外野手に専念する事になったんです。
今までは打てなかったから投手だったんですね!
その年の夏の甲子園では見事にレギュラーを獲得しましたが、その後の秋にはレギュラーを他の選手に奪われてしまったんです。
やはり俊足だけではレギュラーは取れないんですね!
その後も伊志嶺選手はレギュラー取りに奮闘していましたが、最後の夏の県大会決勝で敗退したあと、左肩を脱臼してしまったんです。
その後も何度か再発した為に、大学に進学する前に手術する事を決意したんです!
大学は東海大学に進学しましたが、入学後3ヶ月はリハビリに費やしている伊志嶺選手。
でも、リハビリ中にもウエートトレーニングなどを行なっていた事で、復帰後も周りに遅れる事なくついて行くとが出来たんです!
そして、2年生の春にはレギュラーに定着すると、秋にはベストナインに輝く活躍を見せました。
このベストナインは大学通算で4回も獲得しているんです!
打撃面で認められた証ですね!
また、日本代表戦にも出場しており、全日本野球選手権大会では15打数9安打を放っており、世界大学野球選手権大会でも24打数11安打を記録しているんです!
大学通算は、243打数79安打で打率.325となっています。
本塁打は2本しか打っていないですが、63試合で打点は40を記録しているんです!
この成績で、伊志嶺選手はプロからの評価も非常に高いものとなり、足はプロでもトップクラスとの評価を受けたんです!
その結果、ドラフト会議ではオリックスとロッテの2球団から1位指名を受けました。
抽選の結果ロッテに入団が決まり、背番号もロッテのレジェンドだった堀幸一選手が20年付けていた5に決まりました。
新人選手が1桁背番号を与えられるのは大きな期待の表れなので、これからプレッシャーとの闘いもあるかもしれませんね。
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伊志嶺翔大の成績は?
伊志嶺選手はプロ入りして7年が経過しました。
俊足巧打の選手なので、今が1番の絶頂期であると思われます。
これまでの伊志嶺選手の成績について迫ってみましょう。
近年ではレギュラーを獲得できていない伊志嶺選手。
そのため、試合数は430試合となっています。
安打数は223安打で通算打率が.240となっています。
プロ1年目はレギュラーを獲得したので126試合に出場して110安打を放って打率は.261を記録しています。
伊志嶺選手の1番の売りである盗塁は、新人ながら32個を記録しているんです!
出塁率が.341を記録しているので、盗塁機会が多かったんですね!
この年の盗塁死は6となっているので、ほとんど盗塁に失敗していないことがわかりますね。
翌年もレギュラーとして期待されていましたが、結果は24試合で1盗塁に終わってしまったんです。
伊志嶺選手自慢の俊足を披露することは出来なかったんですね。
プロ入り3年目は再び100試合となる102試合に出場を果たしました。
でも、レギュラーではなかったので打席数が少なく、安打数は32安打と期待にはあまり応えられていないです。
打率も.234と低くなっており、出塁率は.323と高めではありますが盗塁数は8と少なかったんです。
しかも盗塁死は5つあり、盗塁技術が1年目と比べると落ちているように感じます。
その後は100試合に出場する事は出来ていないため、成績も伸びていません。
俊足が売りな選手は出塁率と盗塁が期待されますが、通算盗塁数はどれ程なんでしょうか?
その数字は58となっていました。
1年目に32個盗塁を決めているので、それからはあまり盗塁を決められていないことがわかりますね。
期待の出塁率に関しては.310となっているので決して悪い数字ではありません。
伊志嶺選手は、出塁は出来ても上手く盗塁が決められないようですね。
また、伊志嶺選手は主に2番や下位打線で出場しているので、犠打をする機会も多いと思いますが、犠打数はどうでしょうか?
犠打数は57となっています。
伊志嶺選手の自己最高の犠打数は1年目の27個となっているので、この調子でやれれば良い数字が出ていたと思います。
プロ入り1年目以降は思うような成績が残せていません。
その原因は伊志嶺選手の打撃にあると思います。
入団前から打撃面では心配されていました。
でも、俊足を活かすには打撃が向上しないと意味がありません。
中日の大島選手も打撃が向上した事で、俊足を活かすことが出来るようになって他球団から恐れられる存在となりました。
やっぱり俊足選手は塁に出てナンボなので、三振ばかりしてしまうと相手投手からもなめられてしまいますよね?
伊志嶺選手の守備力は定評がありますが、ファンが期待しているのはレギュラー奪取だと思います。
でも、伊志嶺選手が1軍でレギュラーを取るには、まず打撃技術を磨く他無いようですね。
伊志嶺翔大の二軍成績や年俸は?
伊志嶺選手は2017年は1軍で52試合の出場に留まっていました。
大きなな怪我をしていたわけではないので、単純に結果を残せなかったことにより二軍生活となっていたんです。
では、伊志嶺選手の二軍での成績はどうだったのでしょうか?
実はそんな悪くないんです!
二軍の出場数は33試合と少なめですが、その試合ではスタメン出場数ことが多く、打席数は91打席あるんです!
しかも安打数は25本を記録していて、打率は.342を記録しているんです!
二軍では2割後半でも良いとされているので、3割中盤はかなり凄い成績と言えますね!
でも、伊志嶺選手自慢の俊足は活かせたのでしょうか?
盗塁数は7でした。
これはチーム4位タイと数字となっています。
チーム1位は大木貴将選手の24盗塁でしたが、大木選手は二軍のレギュラーとして103試合に出場しているので比べるには値しないですね!
でも、2人共俊足を活かせた年だったようですね!
その他でも俊足を活かす事で減らせる記録もあります。
それは併殺打ですね!
この年の二軍では、チームで1番多い併殺打数は香月一也選手の13個でした。
香月選手は俊足ではなく、長打を売りにしている選手なので併殺打が多くなってしまってもしょうがないと思います。
では、肝心の伊志嶺選手はどうだったのでしょうか?
その数字は僅かに1となっているんです!
91打席数あって併殺打1はとても少ないと言って良いですね!
1軍では俊足もあまり活かせなかった伊志嶺選手ですが、二軍では持ち前のスピードを十分に活かせたシーズンとなったようですね!
ただ、三振数も12個と多くはないのですが、本塁打は0本と全く長打は発揮出来ていませんでした。
元々から長打力はない伊志嶺選手ですが、同じタイプの選手である岡田選手が同じチームにいるので、レギュラー奪取は難しいのかもしれません。
ロッテ全体を見てみても本塁打を量産できる日本人野手の存在はかなり貴重で、全盛期の大松尚逸選手のように本塁打を量産できるとレギュラー奪取も早いかもしれません。
しかし、今更タイプを変えるなんて事は出来ませんよね?
それに、スモールベースボールとしてでも優勝を成し遂げる事は可能です。
なので本塁打を打てる選手が多いからと言ってチームが優勝できる保証はありません。
でも、2018年はエースである涌井秀章投手がメジャー移籍を表明しています。
なので、少しでも得点できることに越した事は無いと思うので、2018年はチームの得点力を上げなければいけません。
その為に、足を活かせる伊志嶺選手には少しでも多く塁に出て得点のチャンスを見出して欲しいですね!
また、近年は成績が伸び悩んでいますが、伊志嶺選手の年俸はどうなっているのでしょうか?
伊志嶺選手は1年目に活躍した事で2年目の年俸は3000万円まで上がっていました。
しかし、それから成績は下降していった為に2018年には1840万円まで下げてしまっているんです。
背番号も5柄38に変更されるなど、置かれた立場はどんどん厳しくなっています。
年俸をこれ以上下げない為にも2018年は正念場と言えますね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
伊志嶺翔大選手について簡単にまとめると
大学で打撃も開花となったので、念願のプロ入りとなった。
②プロ入り7年が経過して試合出場数は430試合で223安打、58盗塁で57犠打となっている。
打率も.240と思うような活躍は出来ていない。
プロ1年目はレギュラーを獲得していたのでもう一度原点に帰る必要がある。
③二軍の出場数は33試合ながら、打率は.342を記録した。
二軍では安定した成績が残せるので、1軍で活躍するには、メンタルの部分であると考えられる。
年俸も最高3000万円あったが2018年には1840万円まで下げている。
伊志嶺選手は2018年には30歳を迎えます。
もう中堅選手となっているのでウカウカしてられないと思います。
まだまだ老け込むには早すぎるので、1年目以来もう一花咲かせるには2018年しかないと思われます。
2018年は監督も井口新獲得となるので、心機一転取り組むことが出来ると思います。
機動力野球には伊志嶺選手や荻野選手は欠かせない選手とはなっていますが、井口新獲得は若手育成を挙げているので開幕1軍を取れるかすらわからない状態となっています。
1年目以降は安定した成績を残せていないことから、首脳陣からの期待感も徐々に薄れていることは事実だと思います。
でも、ロッテではここ30年もの間本塁打王が誕生していないんです。
日本人30本塁打打者もいなくなってしまっており、2018年以降も機動力野球で挑まざるを得ない状況となっています。
なので、1年間1軍出場なしに終わることはないと思うので、仮に開幕1軍を逃したとしても必ずチャンスは巡ってくるので、その時には結果を出して欲しいですね!
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