メジャーリーグで三冠王を獲得した打者と言えば?
デトロイト・タイガースの『ミゲル・カブレラ』選手ですよね!
メジャーリーグでは三冠王はおろか、打撃タイトルを取れるのも一握りの選手であるほど打撃タイトルは獲得が困難です。
しかし、カブレラ選手はそんな困難な中で見事に三冠王を獲得しているんです!
メジャーでもズバ抜けた能力の持ち主なんですね!
カブレラ選手は高打率を残している選手で、チームの勝利に大きく貢献している選手ですが、フル試合出場したのは過去に1度しかないんです。
とても意外ですよね?
アメリカでは、将来殿堂入りが期待される選手のランキングが取り上げられていますが、カブレラ選手はプホルス選手とジーター氏とイチロー選手は将来の殿堂入りが確実とされていることから、ランキングから外されることになったんです!
それだけの活躍をしてきた選手なんですね!
そんなカブレラ選手ですが、その話題となっている打撃成績について詳しく知りたいですよね?
また、経歴と守備力も気になるところ。
カブレラ選手はあまり守備のイメージがないですが、実際どれくらいの守備力なのか調べてみました!
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ミゲル・カブレラのプロフィール
出典:https://sportiva.shueisha.co.jp/
出身地:ベネズエラ アラグア州
生年月日:1983年4月18日
身長:193cm
体重:115kg
プロ入り:1999年ドラフト外
デビュー:2003年6月20日
ミゲル・カブレラの経歴
カブレラ選手はベネズエラで父が野球選手で母がソフトボールの代表選手という家庭で産まれました。
ちなみに叔父は元マイナーリーグの選手だったんです!
野球一家に産まれたカブレラ選手は当然のように幼少期の頃から野球をするようになりました。
才能もすぐに開花して、14歳の頃には既にメジャーのスカウトが注目し始めていたようなんです!
流石!という感じですね!
それから2年が経ち、カブレラ選手は16歳になったので契約解禁となりました。
すると以前から注目していたドジャースとヤンキース、そしてマーリンズが獲得に名乗りを挙げました。
ヤンキースとドジャースの用意した契約金は当時ベネズエラの選手最高額となる200ドルでした。
最高額なんてすごいですね!
しかし、カブレラ選手が契約したのは180ドルだったマーリンズだったんです!
安い方にするなんて驚きですね!
その理由はいくつかあり、カブレラ選手自身がマーリンズファンであったことと、マーリンズは中南米の選手の育成に優れていると父親が判断したこと、そして、1番大事だったのは野球で芽が出なかった際は、大学の学費を球団が全額負担するということでした。
日本では考えられないですね!
このサブ条件は他の2球団には盛り込まれていなかったので、マーリンズに入団する決意をしたんですね!
第2の人生も面倒見てもらえるなら断然そっちの方が良いですね!
そして、2000年からプロとしてスタートしたのですが、この時のポジションは遊撃手だったんです。
現在は一塁手なので想像できないですね!
2001年には早くも1Aに昇格すると、翌翌年の2003年には2Aも経験することになりました。
2003年は2Aで打率.365の好成績を残すと、6月20日に3Aを経由せずにメジャー昇格となったんです!
20歳と63日という若さは、メジャーでは2番目に早いメジャー昇格となる異例の速さだったんです!
才能に満ち溢れていたんですね!
デビュー戦は、8番左翼で先発出場を果たすと、延長11回にサヨナラ本塁打を記録しているんです!
この当時、デビュー戦でサヨナラ本塁打を放ったのは史上3人目となる快挙だったんです!
やっぱり3Aは経由しなくて正解でしたね!
その後は、ホランズワース選手と併用になりまながら打率.268、12本塁打、62打点という数字を残しました。
20歳とは思えない大活躍ですね!
この年、本塁打と打点は新人の中では2位でしたが、長打率の.468は堂々の1位に輝いているんです!
もうこの時から一流打者の片鱗が見えていたんですね!
また、この年はポストシーズンにも出場して、マーク・プライアー投手やロジャー・クレメンス投手などメジャーで大活躍している投手から本塁打を放つ活躍を見せているんです!
カブレラ選手の大活躍もあり、ヤンキースを下したマーリンズはワールドチャンピオンになりました。
世界一の称号ですね!
シーズンオフに行われる新人王の投票では5位に終わってしまった為、新人王の獲得はなりませんでしたが、見事な活躍を見せるシーズンとなりましたね!
その後もマーリンズで大活躍を見せていましたが、2007年の年末にタイガースの若手選手6人とトレードが成立した為、タイガースに移籍となりました。
しかし、この移籍によって打撃タイトルである本塁打王の獲得を決めたんです!
ホームランバッターの証である本塁打王の獲得は最高のご褒美と言えますね!
その後もタイガースで活躍を見せているカブレラ選手ですが、2017年は成績が下降気味にありました。
2018年は復活を見せるのか?それともそのまま下降していくのかはまだわかりませんが、完全復活を遂げてもらいたいですね!
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ミゲル・カブレラの打撃成績は?
カブレラ選手の魅力と言えばやはり本塁打であると思います。
本塁打は野球の醍醐味でもあり、豪快な特大ホームランは見ていて気持ちが良いですよね?
そんなカブレラ選手の本塁打数はここまで462本を記録しています。
本塁打王も2度獲得していますが、じつは40本以上打ったのは2回しかないんです。
2012年と2013年に44本塁打を打っていますが、それ以外は16本から38本の間なんです!
少し意外ですね!
三冠王を獲得しているので、もっと本塁打を量産しているのかと思いましたが、飛び抜けた数は打っていないんです!
2017年は16本に留まっているので、年齢的な衰えがではじめたのかもしれませんが、カブレラ選手は引退するにはまだ早すぎると思います。
本塁打は期待よりは下回っていると思いますが、常時30本前後の本塁打を打っているなら、打点は稼げていると思います。
その通算打点数は1613打点となっており、11年連続で100打点を達成していたこともあるほどなんです!
打点では期待を裏切らないですね!
打点王の獲得は2回で2010年の126打点と2012年の139打点でタイトルを獲得しています。
でも、その他の年でも打点王を獲得していてもおかしくはない数字を残しているので、メジャーだからこそレベルが高いので、タイトル獲得にはならなかったのかもしれませんね。
また、三冠王となるには首位打者が必要です。
首位打者の獲得は4回もあり、2011年から2013年までの3年間と2015年に首位打者を獲得しています。
三冠王となった翌年の2013年は前年とほぼ同じ成績で、44本塁打、137打点、打率.348となっていました。
2年連続の三冠王を獲得していてもおかしくはない成績でしたが、上には上がいるということだと思います。
元々カブレラ選手は、高打率が売りの選手となっており、ここまでの通算打率は.317を記録するほど打率の高い選手なんです!
2009年から2016年までの8年間は連続で打率3割を記録しており、抑えるのが難しいバッターだったんです!
とても魅力的な選手ですね!
それを証明するように、敬遠数はとても多く、2010年と2016年はリーグ最多の敬遠数となっているんです!
三冠王を獲得した2012年がリーグ最多になってないのが不思議ですね。
ここまで、高打率で警戒されていたカブレラ選手であれば三振数は少ないと思いますよね?
実は三振数は意外に多いんです!
通算の三振数は1626個となっており、シーズン100個を超えていない年の方が少ないんです。
とても意外ですね!
三振が多い事もあって、四球数はそんなに多くはありません。
高打率で長打もあり、勝負強さもある選手なので、待っていれば四球になる場面は多かったと思いますが、早いカウントから手を出していたんだと思います。
でも、それだからこそここまでの成績が残せていたのかもしれないですね!
ここまで2226試合に出場したカブレラ選手ですが、放った安打数は2636安打となっています。
メジャーでは、3000本安打が大記録とされているので、その記録まであと364安打と迫っています。
もう少しですね!
しかし、2017年の安打数は117安打とかなり落としてしまっています。
年齢的にも辛くなってきているのかもしれませんが、過去に200本安打を達成した事もあるカブレラ選手なので、試合に出られれば2019年には3000本安打も見えてくると思います。
メジャーは入れ替わりが激しいので、有能な若手が出てきてしまえばポジションを奪われ兼ねません。
なので、少しでも早い記録達成をしてもらいたいですが、こればかりはカブレラ選手の調子も関係してくるのでわかりませんね。
ミゲル・カブレラの守備力は?
カブレラ選手は入団当初遊撃手をやっていました。
しかし、その時から守備に難があり、とても遊撃手を任せられるようなレベルではなかったんです。
翌年は1Aに昇格すると三塁手をやるようになり、更に翌年は2Aで外野手もこなすようになりました。
しかし、これで守備力が向上したわけではなく、相変わらずの状況でした。
そう簡単に守備は向上しないですよね。
メジャーに昇格すると、三塁手と外野手で出場していました。
しかし、2006年に事件は起こってしまったんです!
三塁手として出場していたカブレラ選手でしたが、メッツ戦でいつものように怠慢な守備をやっていて、味方のスコット・オルセン選手と口論になってしまったんです。
そのままつかみ合いになりかけましたが、とりあえずこの時は仲裁も入った為収まりましたが、この事件に関しては完全にカブレラ選手に非がありましたね。
三塁手として出場して2006年と2007年は失策数がそれぞれ17個と23個を記録していました。
積極的に取りに行って失策になってしまったのであれば、誰も何も言わないと思いますが、カブレラ選手の守備には積極性はなかったので、失策数の多さで問題視されていたんですね。
2008年は守備の向上が見られなかったこともあって、一塁手にコンバートされました。
すると、失策数は9個まで減らす事に成功したんです!
守備率でも、元々.950前後だったのに対してこの年は.992を記録しました。
やっとやる気を出したのかもしれないですね!
2009年は一塁手のみで出場して、失策数は7本まで減らしています。
守備率は.995と自己最高の数字を残しましたが、残念ながらゴールドグラブ賞の受賞はなりませんでした。
数字だけで判断出来ないので仕方がないかもしれないですね。
このまま守備の名手へと成長して貰いたかったところですが、2010年には再び2桁失策となる13個エラーを記録してしまったんです。
守備率は.990となっており、またむかしに戻ってしまった格好となってしまいましたね。
2011年も同じように13失策をしたカブレラ選手は2012年には再び三塁手に返り咲いたんです!
この年は、前年に打撃三冠王を獲得したこともあるので、守備よりも2年連続の三冠王が期待されていました。
シーズン序盤は見事な成績で三冠王だったのですが、後半にクリス・デービス選手に本塁打王と打点王を逆転で譲ってしまい2年連続の三冠王はなりませんでした。
打撃面は運がありませんでしたね。
しかし、以前は三塁の守備で20個前後の失策を記録していましたが、この年の失策数は13個に抑えたんです。
前年の一塁手の時と同じ数字ですね!
三塁手としてレギュラーになってからは自己最高の守備率である.966を記録したカブレラ選手は、翌年も三塁手で出場しています。
信頼が少しずつ戻りかけているのかもしれませんね!
2014には再び一塁手に戻ると、失策数は1桁となる5個まで減らしました。
三冠王を取り、そして三塁手もまた経験したことで気持ちの持ち方が変わったのかもしれないですね!
2015年からも一塁手として出場を続けていますが、2014年からの4年間は全て1桁失策となっているんです!
2017年に関しては、出場数は前年よりも少ないですが、失策数は僅かに1となっています。
守備率は.999を記録しましたが、守備機会が少なかったこともあってまたもやゴールドグラブ賞は受賞できませんでした。
本当に残念でしたね。
最初の頃は打撃だけ頑張っていて守備には力を入れていなかったカブレラ選手でしたが、最近では守備でも仕事をしっかりするようになりました。
年齢を重ねたこともあると思いますが、これまでの経験がそうさせたのであると思います。
打撃成績は派手さがなくなって来ているので、これからは更に守備を磨くしかメジャーで生き残っていく術はありません。
なので、打撃復活が1番の理想ですが、怠慢な守備で出場機会を失ってしまうのは凄く勿体無い事なので、もう昔には絶対に戻らないで欲しいですね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
カブレラ選手について簡単にまとめると
打点は1613打点を挙げて打点王にも2度輝き、通算.317の打率で首位打者には4回輝いている。
②幼少期の頃から親の影響で野球を始めると14歳の時にはプロからも注目された。
16歳でプロ入りとなると、20歳の時にはメジャーで活躍を見せるまでに成長を遂げた。
③入団した時は遊撃手であったが、メジャーでは主に三塁手と一塁手をやっている。
しかし、若い時は怠慢な守備で口論となったこともある程守備に対してやる気がなかった。
カブレラ選手は2012年に三冠王を獲得していますが、メジャーリーグではどれくらい達成されていないのか知っていますか?
最後に達成されたのは1967年のレッドソックス所属のカール・ヤストレムスキー選手なんです!
この時の成績は、打率.326、44本塁打、121打点となっていたので、カブレラ選手が三冠王を獲得した時のあまり変わらない成績となっています。
ちなみにカブレラ選手は2013年も同じくらいの成績を残していたので三冠王を獲得してきてもおかしくはない数字となっていました。
でも、本塁打と打点は他の選手に追い越されてしまった為2年連続の三冠王はなりませんでした。
ジャーリーグで2度の三冠王を獲得した選手は過去に2人しかいないので、カブレラ選手は史上3人目の三冠王2回達成を成し遂げてもらいたいですね!
年齢的には難しいかもしれませんが、カブレラ選手ならきっとやってのけてくれると信じています!
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