現在セントルイス・カージナルスで世界一の捕手として評判の高い選手といえば?
『ヤディアー・モリーナ』捕手ですよね!
モリーナ選手の強肩強打で今や野球ファンなら知らない人はいないと言うくらい凄い選手へと成長しました。
こんな凄い選手ですが、実はモリーナ選手には兄弟がいるんです!
長男のベンジー氏、次男のホセ氏と上に2人の兄がいるのですが、この2人も実は元メジャーリーガーなんです!
ベンジー氏は通算144本塁打を放っており、ホセ氏はプエルトリコ代表にもなった選手です。
この3兄弟は皆チャンピオンリングを手にしており、メジャーの優勝を経験しているんですね!
兄弟揃って一流選手であったモリーナ選手の守備率って気になりますよね?
世界一と言われた守備力はやはりレベルの違いがあるのだと思います。
また、これまでどの球団でプレーしていたのでしょうか?
経歴や特徴と打撃成績や獲得タイトルについても調べてみましたので、早速迫っていきましょう。
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ヤディアー・モリーナのプロフィール
出典:https://full-count.jp/
出身地:プエルトリコ バヤモン
生年月日:1982年7月13日
身長:180cm
体重:93kg
プロ入り:2000年ドラフト4位
デビュー:2004年6月4日
メジャーリーグでは、日本のプロ野球と違ってトレードが盛んです。
たとえチームのエースであってもシーズンで負けが混んでいたらトレードに出されてしまいます。
なので、同じ球団で一生を過ごすという事はかなり稀な事なんです!
でも、モリーナ選手はカージナルスにドラフト指名されてからずっとカージナルスに一筋でプレーしています。
チーム愛が強いのもそうですが、チームもまたモリーナ選手を大事にしているという事であると思います。
捕手というポジションは日本のみならずアメリカでも難しいポジションです。
そんな難しいポジションでモリーナ選手は13年間正捕手を譲った事がないと言うのは驚異的であるといえます。
現在はベテランとなりましたが、後何年正捕手を務めるか気になるところですね!
ヤディアー・モリーナの守備力は世界一!
日本では、捕手と言えば1番育てるのが難しいポジションです。
しかし、それは世界に行っても同じ事であり、一流の捕手と言われるのはほんの一握りなんです!
そんな中、モリーナ捕手は世界一であると言われています。
世界一の捕手ならば、きっと守備力も凄いはず!っと思いますよね?
その気になる守備力について今回調べてみました!
まず、捕手と言えば盗塁阻止率が1番目立つ記録ですよね?
モリーナ選手の盗塁阻止率は、通算で.412を記録しています!
通算で4割超えなんてやっぱり凄いですね!
シーズンでの自己最高は、2005年の.641となっているんです!
当然この年はリーグ最高の阻止率となっているんです!
この年以外でも、リーグ1位となったのは3回記録しているので、合計で4度のリーグ1位となっているんです!
しかも、凄いのがそのどれもが4割や5割を超えているという事なんです!
有り得ないですね!
日本では4割を超えていればかなり優秀な捕手として讃えられます。
しかし、モリーナ選手は4割超えは当たり前のように達成しているんです!
それだからこそ通算で4割を超えるんですね!
メジャーリーグでは、全体的な盗塁数もかなり多くなってきます。
なので、高い盗塁阻止率をきろくするのはかなり困難な事ですが、それを成し遂げているモリーナ選手は神次元であると言えるかもしれないですね!
また、捕手としては捕殺も大事なプレーの一つとなります。
その捕殺は、通算で900となっています。
これでは凄さがわからないと思いますが、捕殺リーグ1位を記録したのは3度もあります。
モリーナ選手の自己最高捕殺数は2012年の88となっています。
多いのか少ないのかわからないと言うあなたの為に、日本の阿部慎之助選手と比較してみました。
阿部慎之助選手の最高捕殺数は94となっています。
試合数は大体同じくらいなので、阿部選手と同じくらいであると言えますね!
ですが、メジャーは日本よりも有能選手が揃っているので、日本と同じ記録を作るのは難しい事であると思います。
メジャーで活躍した城島健司氏は、マリナーズ時代は捕殺は50位だったので、やはり日本と比較するのは良くないことのようですね。
これ程に全てが良い選手なのであれば勿論守備率でも高い数字を残しています。
モリーナ選手の通算守備率は.994となっています。
ここまで14年間メジャーで守備についていましたが、1715試合で失策数は僅かに69個となっているんです!
2008年に2桁となる10失策を記録した事はありましたが、その他のシーズンでは失策数は1桁となっており、守備率でも.994以上の成績を残してきているんです!
驚愕の数字ですね!
世界一と言われるだけあって、やはりかなり高い数字を残して来ています。
しかも、何かが飛び抜けて良いわけではなく、捕手として全てのプレーが他の選手よりも飛び抜けているんです!
バランスの良い守備ですが、打撃でも良い数字を残せているので才能の塊と言える天才捕手でありますね!
ヤディアー・モリーナの経歴や特徴は?
モリーナ選手はプエルトリコのアマチュアで、強打者として活躍していたベンジャミン選手の子供として誕生しました。
父であるベンジャミン選手はプロからも声がかかったことのある程の実力だったようなんです!
親子でプロ選手の可能性もあったんですね!
でも、ベンジャミン選手は息子の長男であるベンジー氏が9歳の時に現役を引退してしまったんです。
これは、息子たちに野球を教える為に引退したとされており、息子のために全てを注ぐ決意をしたんですね!
ベンジャミンは引退後、毎日同じ時間に帰宅して、その10分後には野球の支度をして出かけていたんです。
そうやって息子3人を一流の選手に育て上げたのですが、息子3人はみんな捕手ですが、父親のベンジャミン氏は実は捕手ではなかったんです。
上の兄2人が何故捕手になったのかはわかりませんが、モリーナ選手は15歳の時に捕手をやってみて、絶対にこのポジションでやるんだ!と自分自身で誓ったようなんです!
初めて捕手をやったのが15歳だったという事は少し意外ですよね?
捕手というポジションは1番難しいポジションなので、もっと小さい頃からやっていたと思いましたが、意外にも遅い始まりだったんですね!
その後、セントルイス・カージナルスからドラフト4位指名を受けてプロ入りとなりましたが、入団当初から兄2人を凌ぐ能力があると評判だったんです!
そんなに高い評価なのにドラフト1位ではなかったモリーナ選手。
カージナルスでは主力として頑張っていますが、今までにトレードに出されたことは一度もありません。
メジャーでは主力選手でもトレードに出されることが多いので、1つの球団で10年以上続けていくことは難しいですが、モリーナ選手はここまで18年間ずっとカージナルスに在籍しています。
凄く長いですね!
これほど長い在籍をするには、やはり首脳陣や選手からの信頼がないと難しいです。
その信頼に関しては、同僚の投手では「彼がマスクを被っていれば大丈夫」と言われるほど投手陣からの信頼が厚いんです!
打者にだけ集中していれば良いと言うことなので、投手としても結果を残しやすいですやすいですね!
また、配球の面でも投手が何を投げたいのかもわかっているようで、投手中心の配球が出来る事、そして投手の調子が悪くてもボール球をストライクに出来る捕球技術もあるんです!
日本ではそこまでのキャッチャーは中々いないですよね!
モリーナ選手の特徴はこのような抜群の守備力にあり、投手の力を最大限に引き出せるということにあると思います。
モリーナ選手がここまで長い間カージナルス一筋でいられたのも、周りからの信頼が厚すぎるが故のことであったと思います。
でも、もしも兄2人がメジャーでプレーしていなかったら、もしくはモリーナ選手が捕手をやっていなかったとしたら今のような信頼は得られていないので、いろんな球団を渡り歩いていたかもしれません。
これまでの経緯があってこその現在であると思うので、今までに出会った人や親兄弟、そして育ててくれた球団にも感謝しても仕切れないかもしれませんね!
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ヤディアー・モリーナの打撃成績は? 獲得タイトルもチェック!
モリーナ選手は捕手として守備が評価されがちです。
しかし、打撃成績でも安定の数字を残してチームの勝利に貢献しているんです!
通算試合数は1747となっていますが、安打数は1730安打となっています。
2000本安打まではまだ少しありますが、打撃が開眼したのが2007年頃からだったので、そこから10年ちょっとでここまでの数字に持っていっているのは凄い事であると思います。
自己最高の安打数は2016年の164安打となっており、ここまで10年連続で100安打を達成しています!
タイトルを狙える数字ではありませんが、守備重視の捕手であるという事を考えると立派な数字であると言えますね!
また、メジャーと言えば豪快な本塁打のイメージが強いですよね?
でも、モリーナ選手は残念ながらホームランバッターではありません。
自己最高の本塁打数は2012年の22本塁打となっていますが、基本的には10本前後くらいの本塁打数なんです。
なので、通算本塁打数も126本と多くはありません。
でも、1回でも20本以上打てていれば良いと思いますね!
長打力はあまりない分、モリーナ選手は打率が高い選手となっています。
通算打率は.284となっており、3割を達成したのは過去に5回もあるんです!
長打が打てなくても打率で稼げたら十分ですね!
日本では、捕手と言えば小技に徹することが多いです。
それは、打撃が良くないからという事だと思いますが、モリーナ選手はバントのような小技はあまりしません。
通算犠打数は42となっているので、日本の捕手のイメージとは大きく違いますね!
そして、日本の捕手のイメージと違うのはもう一つあります!
それは盗塁です。
日本の捕手は足が速くてもあまり盗塁をする事はありません。
しかし、モリーナ選手は通算56盗塁を決めており、自己最多は2012年の12盗塁となっているんです!
2桁盗塁は凄いですね!
モリーナ選手の盗塁の凄さは成功数だけでなく、失敗数にもあるんです。
失敗数は通算で34回となっていますが、1年ごとに分けてみると非常に少ない数字となっているんです。
モリーナ選手は優秀な捕手であるので、投手の癖を見つけやすいのかもしれないてますね!
近年ではその俊足も衰えを見せて来ているので成功率はあまり高くないですが、全盛期は走れる捕手として知られていたんですね!
ここまで凄い打撃でも、打撃タイトルを獲得したことは1度もないんです。
唯一2013年にシルバースラッガー賞を獲得した以外、打撃でのタイトルの獲得はしていないんです。
シルバースラッガー賞を取っているのは少し意外ですね。
打撃でタイトルは取れていませんが、守備ではゴールドグラブ賞を2008年から2015年までの8年間連続で受賞しているんです!
2016年も2017年も素晴らしい守備を披露していますが、ここ2年間は残念ながら受賞を逃しています。
でも、年齢的な事を考えると、そろそろ他の選手にタイトルを譲った方が球界の為にはなるのかもしれないですね!
シーズン以外でのタイトルと言えば、2013年と2017年のWBCでプエルトリコ代表として出場し、最優秀捕手賞を受賞しています。
ここまで2大会連続での受賞となっていますが、正直次の大会は年齢的に選ばれない可能性があるので3大会連続受賞は難しいかもしれません。
しかし、選ばれなかったとしても世界最高峰の捕手という事は、これから先も引き継がれていくと思うので、永遠に超えられない壁として若手の育成に役立つかもしれないですね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
最後にモリーナ選手について簡単にまとめると
欠点の見当たらない選手であるが、ベテランとなった現在は、衰えも見え始めてくるかもしれない。
②幼少期の頃から親と兄弟の影響で野球を始めると、15歳で捕手の奥深さに感銘を受けて捕手に転向した。
モリーナ選手の特徴は、投手を第一に考えた配球が出来ることにある。
③打撃では巧打者として安打数が多く、小技をあまりしない。
打撃タイトルの獲得はしていないが、守備では8年連続でゴールドグラブ賞を獲得している。
また、WBCでも最優秀捕手賞を2回受賞している。
15歳で捕手デビューでしてからその後すぐにメジャー入りとなっていますが、その時点で既に兄2人を超えている逸材であると言われたほど捕手としての才能が満ち溢れた選手でした。
しかし、どんなに才能があっても入る球団によってはコーチの指導が合う合わないがあるので必ず活躍できるというわけではありません。
でも、モリーナ選手は着実に成長していき、4年目にはメジャー初出場も経験することができました。
今では、メジャーNo.1の捕手として評判が高いですが、もう年齢も30代後半に差し掛かりました。
人的には30台後半はまだまだ若いですが、スポーツではもうベテランの域となってきます。
なので、これから先モリーナ選手に期待されてくるのは、若手の手本となる存在であると思います。
第2のモリーナ選手の育成も行わなければいけない状況となってくるので、そこで一役買うことが出来れば、引退後の指導者としての道も開けるかもしれませんね!
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