秋信守(レンジャーズ)の成績は?メジャー挑戦秘話とは!経歴や特徴も

韓国を代表するメジャーリーガーと言えば?
テキサス・レンジャーズの『秋 信守(チュ シンス)』選手ですよね!

秋信守選手は韓国人ではありますが、韓国球界を経由せずにメジャー入りとなりました。
日本の田澤投手と同じような感じでありますね!

直接メジャー球団と契約をするのは夢に大きく前進は出来ると思いますが、もしもメジャー契約できないまま戦力外となってしまったら・・・。
と考えると賭けでもありますね!

不安も大きかったと思いますが、夢を現実にした秋信守選手ですが、ここまでの打撃成績って気になりませんか?

韓国選手が韓国球界を経由せずにメジャーリーガーとなったらどれだけの成績が残せるのか、韓国の子供達からするとすごく参考になっているはずです!
その打撃成績についてと、秋信守選手のメジャー挑戦秘話についても一緒に迫ってみたいと思います!

また、経歴や選手の特徴についても調べてみました。
日本人メジャーリーガーに目が行きがちですが、韓国人についても調べてみるのも面白いですよ!

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秋信守のプロフィール

秋信守
出典:https://www.pinterest.jp/
名前:秋 信守(チュ シンス)
出身地:韓国 釜山
生年月日:1982年7月13日
身長:180cm
体重:95kg
プロ入り:2000年ドラフト外
デビュー:2005年4月21日

秋信守選手以外に韓国人メジャーリーガーは過去を含めると21人いました。
その中で、外野手だったのは秋信守選手を含めて2人しかいないんです!

6人が内野手で残りの13人は投手となっていますが、日本の場合は49人中5人が外野手で35人が投手となっています。
韓国人の野手の評価というのはあまり低くはなく新たなメジャー志望者が出ても支障はありませんが、日本人の場合は野手はあまり結果が残せない選手が多かったことから、現在では野手、特に内野手の評価が低くなっているので新たなメジャー志望者の移籍は難しくなっています。

韓国は打撃の評価はそれほど低くなくても、姜正浩選手が問題を起こしてしまったことで、プライベートの事が問題視されています。
それを考えると、まだ打てないだけの方が良いような気もしますが、後輩に影響を及ぼしているのでどちらにしてもあまり良いとは言えないですね。

秋信守の成績は?

秋信守選手は2000年にプロ入りしてからメジャーでは13年間プレーしています。
この13年間で100試合以上に出場したのは、7回となっています。
一流メジャーリーガーとしては物足りないですが、アジア人である事を考えると良い方であると言えますね!

通算試合数では1322試合を記録しており、立派なメジャーリーガーと言えますね!

元々学生時代は野球の神様とまで言われていた打撃ですが、メジャーデビューした年は打率1割にも満たない成績となってしまいました。
ここで壁にぶち当たったのかもしれないですね。

2年目も最初は打率1割を切っており、メジャー2年目でトレードに出されてしまっているんです。
しかし、そのトレードが転機となったのか移籍してからは爆発的な活躍を見せたんです!
トレードされて良かったですね!

移籍する前は打率.091だったのが、移籍先では.295を記録したんです!
しかも、自己最多の45試合に出場して43安打を打つ安定ぶりだったんです!
この年は、初本塁打を含む3本の本塁打も放っており、頭角を現したシーズンと言って良いと思います!

翌年2007年はもちろん期待されたのですが、思うようにマイナーで結果が残せなかったのでメジャー昇格して出場した試合数は僅かに6試合となりました。
打率は.294を記録したものの、出場数が少なすぎるのであまり評価できるような数字ではありませんね。

しかし、迎えた2008年は自己最多の94試合の出場を決めたんです!
本塁打も初の2桁となる14本を放っており、安打数も試合数を超える98安打を放ちました。
打率は.309と高い数字を残し、秋信守選手はここで覚醒を見せたんです!
野球の神様復活ですね!

2009年はレギュラーを獲得して、156試合に出場しました。
175安打20本塁打、86打点、21盗塁、打率.300を記録する大活躍でインディアンスの球団MVPとなるボブ・フェラー賞を受賞したんです!
全体のMVP出なくても何かのタイトルが取れたと言うだけで素晴らしいですね!

翌年2010年も144試合で165安打22本塁打、90打点22盗塁、打率.300を記録しました。
試合数を減らしながらも安打以外の成績では向上させているので、満足のシーズンとなった事は間違いないですね!

このままメジャーで安定した活躍を見せて欲しかった所ですが、2011年は打撃不振に陥り8本塁打で打率.259となってしまいました。
2年連続で活躍した事で他球団からのマークがきつくなったのかもしれないですね!

でも、ここでくじけないのが神様です!
2012年には再び155試合に出場すると、16本塁打を放って67打点、打率.283を記録したんです!
以前までの成績からすると落ちていますが、アジア人として考えれば良い成績であると言って良いのではないでしょうか?

この年のオフ、無念にもトレードに出されてしまい翌年はレッズでプレーする事になりましたが、レッズでもレギュラーとして154試合で21本塁打、打率.285の活躍を見せました。
十分な活躍であったと思いますが、レッズは僅か1年でまた移籍となってしまいました。
メジャーでは活躍しても移籍があるので仕方がないですね。

2014年から現在まではレンジャーズでプレーしていますが、ここまで4年間の在籍で、3回レギュラーを獲得しており、本塁打も自己最多タイの22本塁打を2回記録しています。
見事な活躍ですね!

これまでの通算は、1348安打、168本塁打、644打点、130盗塁、打率.278となっています。
メジャーでこれだけの数字を残してきているので、もしも韓国でプロになっていたらシーズン50本塁打を打っていた事は間違いないと思います。
日本の最強バッターである松井秀喜氏と肩を並べるくらいの数字となっているので、神様と言われた秋信守選手の実力は本物であると言えると思います。

現在35歳と年齢的にも下降し始める頃となっているので、2018年以降は苦労のシーズンとなるかもしれませんが、アジア代表としてまだまだ活躍を見せてもらいたいですね!

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秋信守のメジャー挑戦秘話とは!

秋信守選手は2000年に高卒でメジャーに移籍していますが、野球を始めた当初は韓国でプロになっていずれは日本でプレーしたいと考えていたんです!
とても意外ですよね?

そんな心境を変えたのが、秋信守選手がまだ学生だった頃にメジャーで活躍していた朴賛浩投手だったんです!
この二人に直接的な接点はないのですが、秋信守選手がテレビで朴賛浩投手が投げている姿を見て、自分もあそこでプレーしたいと思うようになったんです!
すごい影響力ですね!

でも、そもそもどうして野球を始めたのだと思いますか?
単に野球が好きだったからと言う理由ではないんです!
勿論好きでなければやっていないのですが、親戚にプロ野球選手がいたからなんです!
家系内にプロ野球選手がいるのは羨ましいですね!

また、現在韓国でプレーしている李大浩選手とは幼馴染みなんです!
李大浩選手は秋信守選手に誘われて野球を始めたのですが、後にこう述べているんです!
「他の選手とはレベルが違って、野球の神様だと思いました。
小学生の時から私の英雄でした」と。
本当に才能があったんですね!

それから見る見るうちに才能を開花させて2000年に海を渡りアメリカへ行きました。
しかし、アメリカでの生活は順風満帆とはいかなかったんです。
言葉の壁もありますが、マイナーでは給料が安いので非常に貧しい生活を強いられていたんです。
メジャー契約を取るまでは仕方がないですね。

その時、秋信守選手はあまりの辛さに涙する事も多々あったようですが、周りの選手が楽しんで野球をやっていた事に影響されて、その辛さを乗り越える事が出来たんですね!

2004年に知り合った女性と数ヶ月の付き合いでスピード結婚したのも、寂しや辛さがあったからなのかもしれないですね!
そんなに辛かったのに韓国に帰ろうとしなかったのは本当に凄いと思います。

また、韓国では99番の背番号は良いとされており、日本の韓国助っ人選手もつける事が多いですが、秋信守選手はいきなりメジャーに行っていますが背番号は何番を付けているのでしょうか?

まず、最初にメジャー昇格した時は54番でした。
微妙な数字ですが、初めてのメジャーという事もあったので秋信守選手にとっては親しみのある番号となっているのではないでしょうか。

しかし、同じ背番号を背負い続ける事は難しいです。
活躍できなかったり、移籍によって背番号はその都度変更されるので54番ともお別れしないといけない日がやってきます。
本場のアメリカなので仕方がないですね。

その最初の別れはすぐ翌年にやってきました。
2006年に背番号17番へと変更されると、その年の7月27日からはまた変更されて16番となったんです。
同一シーズンで変更されるのはとても珍しいですね!

そして驚きなのは、2007年からまた17番に戻っているんです!
この経緯は、2006年の途中に移籍した事で背番号が一旦変更となり、翌年から元の背番号に戻されたという事なんです!

そのまま16番で良かったような気もしますが、秋信守選手が戻す事を希望したのかもしれないですね!

それからは背番号の変更はないので17番が1番愛着のある番号となっていると思いますが、いつか99番をつけている姿を見る事が出来る日が来ないとも限らないので楽しみですね!

秋信守の経歴や特徴は?

秋信守選手の舅父は、韓国のロッテ・ジャイアンツの正二塁手として活躍していたプロ野球選手だったんです。
その影響で、秋信守選手は幼少期から野球に親しんでいたんです!

野球を始めたのは7歳の時からでしたが、チームに所属するきっかけとなったのは幼馴染みであった李大浩選手の誘いがあったからですが、元々から野球に興味があったんですね!

野球を始めると、見る見るうちに頭角を現し、釜山高校時代はエース兼4番だったんです!
しかもその学校で、高校通算OPS、1.385を記録する大活躍だったんです!
高校生でOPS10割越えは化物クラスですね!

実際にプロからも注目されており、韓国野球史上最高の有望株と言われていたんです!
同級生からも野球の神様と崇められるなど、同期の中ではもう敵なしと言う立場にあったんです!
これだけの選手なので韓国球界に入っていたらどれだけの成績が残せていたのか逆に気になりますね!

高校最後の大会であった世界青少年大会で投手として登板した秋信守選手は18回を投げて32奪三振、防御率2.50を記録して大会MVPを獲得しているんです!
凄いですね!

この大会では、MVP以外にも最優秀投手とベストナインにも選ばれているんです!
世界にも通用する実力を証明した大会となりましたね!

その後、高校卒業時の韓国球界のドラフト会議では、舅父が在籍していたロッテ・ジャイアンツからドラフト1位指名を受けました。
最高の評価ですね!

でも、この時既にメジャー志望となっていた秋信守選手はこの指名を拒否してアメリカに立つ決意を表明したんです!
メジャーは韓国球界を経由してからでも良かったようにも思いますが、一度しかない野球人生なので悔いの残らないようにしたんですね!

と言うか、正直言って韓国球界にはライバルとなる選手はいないと判断していた部分もあったのかもしれないですね!
それを思わせるのが、「もっと大きな国で、もっと凄い選手の中でプレーすることを夢見ていました」と言った言葉でした。
年俸でもメジャーの方が桁違いなので、そちらを選んだと言うことも考えられますね。

結果的にはマイナー契約だったので、契約金や年俸はかなり低いものでしたが、現在ではそれも良い経験の一つだったと思えるのかもしれないですね!

ズバ抜けた成績を残しすぎて一気にメジャー入りを表明した秋信守選手ですが、彼の1番の特徴は、選球眼が良いと言うことです!
選球眼が良いので、四球を選ぶ事ができるので出塁率が高く、また俊足で20盗塁以上を記録できる事からリードオフマンタイプの外野手であると言えるんです!
1番打者はどんな形であれ出塁する事が前提なので、秋信守選手はかなり適していると言えますね!

打撃で優秀な成績を収めてきた秋信守選手ですが、そんな秋信守選手にも弱点があるんです!
その弱点というのが守備なんです!
外野なのであまり難しい守備ではないのですが、守備の下手さが数字に出てしまっているんです!
数字に出てしまうと致命傷ですね。

その数字というのがUZRと言うもので、これは標準の数字が0となっており、ゴールデングラブを受賞するクラスの選手であれば+15となっているのですが、秋信守選手は-33.5となっているんです。
-15でも非常に悪いと言う評価なのに、-33なんて学生レベルと言えるかもしれませんね。

ただ守備が悪かったとしても野球には指名打者制度があります。
リーグによっては指名打者はないですが、指名打者で出場すれば得意の打撃に専念できるので、問題の守備はカバー出来ますね!

最後にまとめ

いかがでしたか?
最後に秋信守選手について簡単にまとめると

①自己最多の本塁打は22本塁打となっており、その22本塁打は3回も記録している。
盗塁技術もあり、打率も2割後半から3割打てることから安定した打者であると言える。
②李大浩選手とは幼馴染みで、李大浩選手を誘って野球を始めたが、アメリカに単身渡ってからは辛い日々の毎日であった。
背番号は17番を付けているのが長いが、入団当初は54番であった。
③プロ入り前はロッテ・ジャイアンツにドラフト指名を受けるも拒否してアメリカに渡った。
バッティングは抜群のセンスを見せているが、守備に難があるのが秋信守選手の特徴である。

韓国選手は日本選手と同様であまり長くメジャーに在籍する事がありません。
日本人ではイチロー選手や松井秀喜氏は長く在籍していましたが、この2人は別格の存在なので比較出来る選手ではありません。

メジャーでは、2017年のオフの契約が中々決まらないことで日本人選手も複数人日本へ帰ってきましたが、韓国選手は影響を受けずに再契約を結ぶ事ができています。

これは、日本人選手よりも年齢が若いと言うことにあったと思いますが、現在日本と韓国は同等くらいのレベルまで迫っているので、このままだと韓国の方が上回るのも時間の問題であると思います。

これから先、韓国は秋信守選手のような選手を輩出するようになってくるとメジャー側も韓国球界に興味を示していくので、今後どのような選手がメジャーに行くかで後輩の行方が変わってきそうですね!

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