シアトル・マリナーズのエースと言えば?
『フェリックス・ヘルナンデス』投手ですよね!
フェリックス・ヘルナンデス投手は、マリナーズ在籍15年の選手となっていますが、マリナーズには過去にも現在にも多くの日本人選手が在籍していましたよね?
最近では岩隈久志投手がまだ投げていますが、2018年にはイチロー選手がマリナーズ復帰を決めました。
イチロー選手は将来のメジャー殿堂入りが確実視されていますが、40代半ばとなった今も現役を退く気配はありません。
それどころか、本人は50歳まで現役!と言うだけでなく、周囲からは60歳まで出来るなんて言っている人もいるくらいです。
全盛期に比べれば落ちてしまいましたが、マリナーズが誇る名選手と言えるイチロー選手は、このままマリナーズで現役最後の日まで残ってもらいたいですね!
そんなイチロー選手と同僚のフェリックス・ヘルナンデス投手ですが、これまでの通算成績は気になりますよね?
また、リーグ記録と経歴や特徴についても調べてみました。
2018年で32歳となるフェリックス・ヘルナンデス投手を隅々まで徹底分析していきましょう!
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フェリックス・ヘルナンデスのプロフィール
出典:https://cyclestyle.net/
出身地:ベネズエラ カラボボ州
生年月日:1986年4月8日
身長:190cm
体重:102kg
プロ入り:2002年ドラフト外
デビュー:2005年8月4日
メジャーリーグは、日本のプロ野球と違い多くのタイトルが贈られます。
フェリックス・ヘルナンデスが受賞したタイトルの中にルイス・アパリシオ賞というものがありますが、これはいったいどのような賞なのかあなたは知っていますか?
これは、最も優秀なベネズエラ選手に贈られるすごく名誉な賞なんです!
しかも、この賞はフェリックス・ヘルナンデス投手を含めてまだ5人にしか贈られておらず、中々受賞できない賞と言って良いんです!
そんな賞を受賞している変なんです投手は、国を挙げて応援したい投手である事は間違い無いと思います。
日本にはそのような変わった賞というものがないので張り合いがないのかもしれませんが、日本人でも第一線で活躍する田中将大投手やダルビッシュ有投手がサイ・ヤング賞の候補に上がったこともあるので、これはこれで凄いことですね!
最終的には受賞とはなりませんでしたが、本当に受賞できるように日本の時のような活躍を見せてもらいたいですね!
フェリックス・ヘルナンデスの成績は?
フェリックス・ヘルナンデス投手は、マリナーズのエースとして活躍していますが、メジャーのエースと呼ばれる投手がどれくらいの成績を残しているのか気になりますよね?
メジャーは日本のプロ野球よりも選手が多いと言うのと、トレードが盛んなのでエースの座を守り続けるのはかなり困難であると言えると思います。
そんな中でエースを守り続けているフェリックス・ヘルナンデス投手は、ここまで先発として375試合に登板しているんです!
ここまで中継ぎ登板は一度もなく、全てが先発となっています。
凄い信頼ですね!
これだけの先発登板をしていますが勝敗数はどうでしょうか?
その気になる勝敗数は、160勝114敗となっていました。
2009年から2016年までの8年連続で2桁勝利を挙げているんです!
凄い安定感ですね!
2008年に2桁勝利を達成できていれば11年連続の2桁勝利となっていただけに悔しい思いはあったと思います。
その悔しさを尊重するのが2008年は9勝だったからなんです!
あと1勝だったんですね!
2008年は打線の援護に恵まれない試合も多くあったようなで、残念ながら2桁勝利は出来ませんでしたが、この結果があったからこそ翌年からの大活躍が出来たのだと思います。
スポーツは負けず嫌いな選手の方が活躍できる傾向にあるので、フェリックス・ヘルナンデス投手も打線の援護がなくても自分で抑えて勝つ!と言う気持ちになったのかもしれないですね!
それでは、覚醒を果たした2009年から防御率がどうなっているのか見ていきたいと思います。
2008年の防御率は3.45となっていました。
この数字でも悪いわけではありませんが、試合によっては打線の援護がないと勝てない試合もあったと思います。
しかし、2009年は2.49としているんです!
やる気が見て取れますね!
しかし、2009年以降全てが良かったわけではありません。
逆にずっと良かった方が疑ってしまいますね。
2010年以降は防御率2点台と3点台を行ったり来たりしていましたが、通算防御率は3.20となっています。
過去に2度4点台を記録しているので、これがなければ2点台の通算成績と出来ていたかもしれないですね。
また、メジャーの先発投手は5人で回すことになっていますが、そうなればもちろん一人当たりの投球回数も多くなってしまいます。
13年のメジャーシーズンの中で1番投球回数が多かったのは、249イニングを投げた2010年となっています。
やっぱりメジャーの投球イニングは多いですね!
2008年から2015年までの8年間は全てで200イニングを達成しており、エースと呼ばれるに相応しい登板ぶりとなっているんです!
こんなに無理をして投げて怪我をしないのが凄いですね!
フェリックス・ヘルナンデス投手は、年間でも多くのイニングを投げていますが、通算では2502回となっています。
まだ31歳なのに既に2500回を達成しているのは流石メジャーですね!
これだけ多くのイニング投げていると、奪った奪三振数も知りたいですよね?
フェリックス・ヘルナンデス投手は、気迫のピッチングで打者を抑えていますが、実は奪三振王のタイトルを取れる程の数は挙げられていないんです。
でも、2009年から2014年までの6年間で200奪三振は記録しているんです!
見事な数字ですね!
通算では、2342奪三振となっているので投球イニング数よりは下回っています。
2016年と2017年では奪三振数は一気に減ってしまっているのでこれから先が懸念されますが、怪我から復帰すると怪我する前よりも結果を残す投手も少なからずいるので、それに期待したいですね!
2017年には2桁勝利を挙げることが出来なかったのでエースとして維持して行くのは難しいかもしれません。
しかし、若手には負けない経験があるのでまだ落ちるには早すぎる投手です。
競争率の激しいメジャーだからこそ、それぞれを高め合い、良い成績に繋げていけるので、逆境を糧に頑張ってもらいたいですね!
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フェリックス・ヘルナンデスのリーグ記録は?
フェリックス・ヘルナンデス投手はマリナーズのエースとして活躍してきただけあってリーグ最多というものが沢山あるんです!
それは、タイトルとして認められているものから、タイトルにはならないものまで様々ですが、リーグ最多ということだけでも嬉しいのことでありますよね?
そんな記録について迫っていきたいと思います!
まず最初にリーグ最多記録となったのはメジャー2年目となる2006年でした。
この年に記録したのはタイトルではありませんが、無四球完投数2回というものでした。
2回って少ないように思うかもしれませんが、四球を1度も出さないで完投するということはかなり難しいとさことなので、シーズン2度でも凄いと言えるんですね!
次に記録となったのは、2009年でした。
この年は19勝で最多勝利を獲得した他に.792で最優秀勝率も獲得しているんです!
これらはタイトルとして認められているものなので、表彰された記録となりますね!
フェリックス・ヘルナンデス投手がエースとして頭角を現した頃の記録なので、この頃からエースと呼ばれるようになったんですね!
最多勝を獲得した2009年は、不名誉な記録も計測しており、それが暴投数なんです!
暴投は17個を記録してシーズン最多となってしまっているんです。
最多勝を獲得しているのであまり目立つことはありませんが、コントロールにはやや難があったのかもしれないですね。
それでも翌年登板した先発数34試合はリーグ最多となっており、どこの球団の先発よりも多い登板を記録しているんです!
それだけフェリックス・ヘルナンデス投手の信頼が厚いということですね!
この年は、登板数が多かっただけあって投球イニング249回もリーグ最多となっています。
このイニング数は自身最多ともなっているので、ダブル最多となりますね!
投球回数が多かったことで、他者との対戦数も多くなり、対戦した1001人の打者の人数も最多を記録しています。
1000人超えをしたのは本人もこの時が最初で最後となっています。
想像もできない人数ですね!
この2010年はこの他にも最優秀防御率を獲得しています。
12敗を記録してしまったこの年ですが、防御率2.27という数字でタイトルを獲得できているので、この年は勝ち運がなかったという事ですね。
チームも弱小化していたので、勝てなくても仕方がないですね。
翌年は主なタイトル自体は取れていませんが、2つの無四球完投で再びリーグ最多となっているんです。
過去には暴投王になってしまったこともあったフェリックス・ヘルナンデス投手ですが、やはりコントロールは良いようですね!
翌2012年は同じく2つの無四球完投を納めましたが、この年は残念ながらリーグ最多とはなりませんでした。
しかし、記録した5つの完封はリーグ最多となっており、5つの完投数全てが完封という事なので、とても素晴らしい結果を残した年と言えますね!
2013年は1年間フルで闘いましたが、この年はリーグ最多となった記録は何もありませんでした。
残念でしたが、メジャーにはレベルの高い選手が多くいるので仕方ないですね。
でも、2014年日には再びフェリックス・ヘルナンデス投手が見せてくれました。
34試合でリーグ最多の先発数を記録すると、2.14の防御率で最優秀防御率も獲得したんです!
これまでタイトル自体は多くは獲得していないですが、最優秀防御率は個人でなし得る成績とも言えるので、個人の素晴らしさを評価したいですね!
この翌年の2015年には2回の無四球完投でリーグ最多となっていますが、その他ではリーグ最多の記録はありませんでした。
2017年でも思うような結果が残せず、リーグ最多となる記録を残すことはできませんでした。
近年は大活躍とは言えない成績となっているので、また復活が期待されますが、その道のりは険しいものとなると思われます。
しかし、ここで負けてしまえばこのままマイナー生活という事もあり得る事なので、怪我をしない程度に頑張ってもらいたいですね!
フェリックス・ヘルナンデスの経歴や特徴は?
フェリックス・ヘルナンデス投手は幼少期から野球をやっていましたが、14歳の時には既に最速145km /hを計測していたんです!
この時既に速球派投手だったんですね!
プロの契約が解禁となる16歳にはシアトル・マリナーズ、アトランタ・ブレーブス、ニューヨーク・ヤンキース、ヒューストン・アストロズの4球団が獲得に乗り出していました。
強さと人気で言ったらヤンキースですね!
フェリックス・ヘルナンデス投手が入団の決め手としたのは大ファンであったフレディ・ガルシア投手だったんです!
ガルシア投手は、当時マリナーズのエースとして活躍していたので、フェリックス・ヘルナンデス投手はマリナーズと契約を結んだんです!
そんな軽い気持ちで良いのか!と思いますが、どの球団に行くかは本人の自由なので、仕方ないですね!
マリナーズと契約を交わしたのは2002年の7月だったのですが、もうその時点で将来のエース候補として大きな期待がかかっていたんです!
16歳の時点でエース候補と言われるだなんて、かなりの才能を感じていたんですね!
その大きな期待に応えるように入団3年目にはメジャーデビューを果たしています。
そして、その翌年には初の2桁勝利を挙げており、見事な活躍を見せたんです!
ここまで順風満帆となっていますね!
メジャーデビューから5年目には19勝を挙げてエースの座へと上り詰めました。
前評判通りにエースへと成長を遂げました。
これは、マリナーズの育成方法も良かったのだと思いますが、1番は憧れであったガルシア投手の存在も大きかったと思います。
2017年は肩の炎症により故障車入りとなってしまった影響もありましたが、エースとなってからは初めて2桁勝利を挙げることができませんでした。
怪我が癒えたであろう2018年以降は再び2桁勝利でチームの勝利に貢献してもらいたいところですが、フェリックス・ヘルナンデス投手がどんな投手なのかを知っておきたくないですか?
ただ単に成績を見ているだけでは理解できない所も出てくると思いますが、どんな特徴の選手なのか知っておけば野球がより楽しくなってくると思います。
フェリックス・ヘルナンデス投手の投球フォームはスリクォーターとなっています。
そのフォームからシンカー系とフォーシーム系の2種類のストレートを投げています。
ストレートの最速は161km /hです。
日本では話題となる球速ですが、メジャーではこれくらいの球速を投げる投手は多くいるので話題にもならないですね。
変化球は、チェンジアップやカーブ、スライダーを投げ分けています。
決め球はチェンシギアップとなっており、メジャー全体でもフェリックス・ヘルナンデス投手のチェンジアップはかなりの高評価となっているんです!
ストレートだけではないんですね!
変化球も優れているフェリックス・ヘルナンデス投手ですが、速球派投手としてやはり試合ではストレートを投げることが多いんです!
ストレートにかなりの自信を持っているので、これで抑えるんだ!という気持ちが強いのだと思うのですが、日本からマリナーズに移籍した城島健司捕手とはあまり息が合わなかったようなんです!
日本の一流捕手だったのに意外ですよね?
それもそのはずなんです!
城島健司捕手は相手打者の事を考えて変化球中心の配球をしていたんです。
直球中心で行きたがるフェリックス・ヘルナンデス投手とは意見が合わず、衝突が絶えなかったんです。
城島捕手は後にフェリックス・ヘルナンデス投手に合わせるようになりましたが、それでは結果が付いてこなくなってしまい、フェリックス・ヘルナンデス投手の成績が悪化してしまうようになりました。
その結果、城島捕手はフェリックス・ヘルナンデス投手が登板する時は休養日となってしまったんです。
少し理不尽な感じもしますね。
結果的には捕手を変えた事で成績は向上しているので、城島捕手を外したことは良かったのかもしれないですが、フェリックス・ヘルナンデス投手中心の配球をしていたにも関わらず結果が残せなかったということは、フェリックス・ヘルナンデス投手が心の奥底の不快感が拭えなかったことにあるのだと思います。
となると、フェリックス・ヘルナンデス投手はメンタルがあまり強くなく、一度嫌だ!と思ってしまうともう修復は難しい選手であるということになります。
2017年に結果が残せなかったのは、もしかすると捕手に原因があったのかもしれないですね。
最後にまとめ
いかがでしたか?
最後にフェリックス・ヘルナンデス投手について簡単にまとめると
気迫の投球で多くの奪三振も奪ってきているが、近年は大幅に減少傾向にあり、数年後にはまだ減っていく可能性もある。
②主なタイトルは最多勝利1回と最優秀勝率1回と最優秀防御率2回となっているが、その他リーグ最多となった記録は数多く記録している。
③14歳から豪速球を投げる投手で、16歳からプロ入りを果たすと、8年目にはメジャーで2桁勝利を挙げた。
豪速球を投げる投手ということで、速球に自信を持っており、投手中心の配球ができない捕手を極端に嫌う。
フェリックス・ヘルナンデス投手は、14歳の時からプロに注目されていて、実際にエースとして活躍できるようになったこともあってプライドは高いと思われます。
なので配球面に関しても凄く自信を持っているので、捕手との衝突は多いようです。
でも、実際にフェリックス・ヘルナンデス投手中心の配球で試合を進めると打ち込まれることもあるので、長くエースとして活躍するには捕手との息を合わせる必要があります。
現在は捕手がフェリックス・ヘルナンデス投手に合わせているだけなので、これからはフェリックス・ヘルナンデス投手も少し捕手側の立場となって合わせなければ、2018年以降の活躍は難しくなってくると思われます。
2017年は勝ち数や奪三振数でも下降傾向にあったので、今のままでは数年後にはエースの座から陥落してしまう可能性が高いです。
年齢も重ねてきているので、そろそろチームの為の投球をしてもらいたいですね!
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