柳賢振の韓国時代が気になる!特徴や経歴は?メジャー成績についても

韓国からメジャーに移籍した奪三振の鬼と言えば?
『柳 賢振(リュ ヒョンジン)』投手ですよね!

柳賢振投手は韓国では絶対的なエースとし君臨していました。
メジャーでは優秀な選手が数多くいるので安定した活躍と言うのは難しいと思いますが、それでも結果を残してきた投手です。

日本では、田中将大投手やダルビッシュ有投手が大活躍を見せていますが、この2人でも信じられないくらい打ち込まれる試合もあります。
なので、どんなに母国で絶対的なエースであってもメジャーでは、先発ローテの投手にしかならないんです。

アメリカのレベルの違いに圧倒されそうですが、柳賢振投手が韓国時代にどれくらいの成績を残してきたのか詳しく知りたいですよね?

また、特徴や経歴についても一緒に知りたくないですか?
韓国とメジャーでどれくらいの差が出てくるのか!詳しく見て行きたいと思います!

後にはメジャーでの成績にも追求していくので、柳賢振投手の数字について迫って行きましょう!

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柳賢振のプロフィール

柳賢振
出典:http://www.zimbio.com/
名前:柳 賢振(リュ ヒョンジン)
出身地:韓国 仁川市
生年月日:1987年3月25日
身長:190cm
体重:113kg
プロ入り:2005年 2次ドラフト
デビュー:KBO 2006年4月12日
MLB:2013年4月2日

韓国では、ドラフトが1次と2次で分かれています。
2次ドラフトは通常のウェーバー制のドラフトとなっているのですが、ドラフトの指名対象選手は大体900人程が毎年いるようです。

日本と比較してもあまり驚くような人数ではないのですが、韓国は日本と違って本格的に野球をやっている学校が少なく、大学までを含めても100校程となっています。

となると、900人という人数からするに全ての野球児がドラフト対象となっているということになります。
そうなれば900人もいても、実際プロレベルにあるのは50人から70人いるかいないかくらいであると思います。

ドラフトで指名される選手は100人前後位なのですが、その個々のレベルの差は埋められない程あるに違いありません。
そんな状況にもかかわらず、韓国球界はメジャーに通用する選手を輩出しているので、育成に長けてきていると言えるのかもしれませんね!

柳賢振の韓国時代は?

柳賢振投手は韓国球界には7年在籍していました。
2005年のドラフトで指名されて入団となったのですが、1年目となる2006年には18勝6敗の好成績を残したんです!
柳賢振投手は1年目から派手な活躍を見せましたね!

この年は、201イニングを投げて204奪三振を奪ったことで奪三振王のタイトルも獲得しています!
もちろん最多勝利も獲得しており、同時に新人王も獲得しています。
柳賢振投手は1年目から200イニング達成は凄いですね!

その他にも、この年は防御率2.23で最優秀防御率も獲得しています。
これほどの活躍をしたわけなので、チームも優勝を勝ち取り、MVPにも選ばれているんです!
1年目から投手三冠とMVPはレベルの違いを感じさせれくれますね!

日本では、大活躍した翌年は成績を落としてしまうと、いわゆる2年目のジンクスというものがありますが、柳賢振投手にはそんなもの関係ありませんでした。
そもそも韓国には2年目のジンクスなんて言われていないと思いますが。

2年目の2007年は最多勝利は獲得なりませんでしたが、シーズン17勝7敗の成績を残したんです!
17勝で最多勝利が取れないのも凄いですね!

防御率も2年連続の2点代となる2.94を記録しましたが、最優秀防御率も獲得は出来ませんでした。
その代わりと言ってはなんですが、柳賢振投手は178奪三振で奪三振王のタイトルは獲得したんです!
前年よりも大幅に減らしてしまった奪三振がタイトル獲得の方が意外ですね。

この年も200イニングとなる211イニングを投げており、2年目して絶対的なエースとして活躍していたんです!
日本の松坂投手や上原投手のようですね!

3年目の2008年はオリンピックにも選ばれていたこともあり、登板数が26試合と前年の30試合よりは減ってしまいましたが、14勝7敗をマークしたんです!
1年目や2年目に比べると勝ち数が減っていますが、オリンピックの疲れもあったのかもしれないですね!

柳賢振投手は、それを証明するかのように、防御率は自己ワーストとなると3.31となっており、2年連続で200イニング投げていた投球回数でも165イニングと減らしています。
オリンピックで開幕当初の登板数が限定されていたことも考えられるので登板数に関してはあまり気にすることではないのかもしれないですが、奪三振は143個まで減らしているんです。
ここまで減ると心配ですね。

柳賢振投手は、蓄積疲労も心配され始めた4年目でしたが、この年は見事に復活を遂げているんです!
13勝12敗ながら189イニングを投げているんです!
奪三振でも188奪三振で奪三振王のタイトルを奪取する活躍を見せており、完全復活と言えるような年となりました。
やっぱり奪三振を奪う投球術は凄いですね!

しかし、この年は防御率では自己ワーストとなる3.57となっており、敗戦の多さからも本人は満足できないシーズンであったと思われます。
それでも大活躍と言えるレベルですね!

流石に蓄積疲労が出てきてもおかしくない5年目でしたが、16勝4敗、防御率1.82、187奪三振で再び投手三冠に輝いているんです!
柳賢振投手はここに来て初めての防御率1点代を記録しましたね!

この時既に韓国球界のエースとなっていた柳賢振投手ですが、プレッシャーにも負けない投球で見事に仕事を全うしていますね!

そろそろメジャー移籍も視野に入っている頃だと思うので、更に成績を向上させたい6年目だったと思いますが、この年は2桁勝利は達成しましたが、11勝7敗に終わってしまいました。
この年は遂に怪我をしてしまって長期離脱をしてしまったことが勝ち数が伸びなかった要因であったと言われています。
長期離脱して2桁勝利が出来れば十分ですね!

7年目となる2012年は韓国球界最終年となります。
この年で大活躍してメジャーに移籍!と行きたかったと思いますが、この年は初めて2桁勝利を逃してしまい、9勝9敗に終わってしまったんです。
防御率は2.66となっているので、打線の援護がなかったことが勝てなかった要因であると思われますが、非常に悔しいシーズンとなりましたね。

2012年は勝ち星は少なかったですが、奪三振数では自己最高となる210奪三振で奪三振王を獲得しているんです!
韓国でプレーした7年の内、奪三振王は5回も獲得しているので、韓国では敵なしであったと言えると思います。

それくらいの投手でないとメジャーでは活躍できないので、メジャーでプレーする為に生まれてきた投手と言えるかもしれませんね!

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柳賢振の特徴や経歴は?

柳賢振投手は韓国球界で最多勝利や最優秀防御率、最多奪三振などのタイトルを獲得してきました。

投手三冠を手にしていることもあるので、安定した投手であると言えるのですが、柳賢振投手の特徴は奪三振が取れるという事以外に凄いことがあるんです!

それは、スタミナです!
スタミナが多い投手は探せばいくらでもいると思うのですが、柳賢振と凄さは完投数に現れているんです!

通算の完投数では7年間で27個特別多い感じはしないですが、年間5個前後の完投数を挙げているんです!
日本と比べると少ないと感じるかもしれませんが、韓国では完投する試合はあまりなく、年間でも2個から3個くらい完投できれば良いとされているので、5個以上の完投数はかなり多いと言えるんです!
怪我もあまりないので鉄人と言えますね!

実際、韓国時代のシーズンでは5回もリーグ最多の完投数となっており、日本人投手で例えるなら田中将大投手クラスであったと言えるんです!
先発投手は長いイニングを投げることが1番の仕事なので、仕事を全うしていたと言えますね!

長いイニングを投げるのに、試合後半になっても奪三振を奪えるだけのキレを維持できているのは簡単に出来ることではないので、韓国のエースと言う称号に相応しい投手と言えますね!

メジャーでも活躍する柳賢振投手ですが、高校時代に実はトミー・ジョン手術を受けているんです!
トミー・ジョン手術と言えば、プロ野球選手でも復帰するのにかなり苦労する手術ですよね?

そんな手術を高校生の時に受けているなんて壮絶なリハビリをやっていたに違いないですね!

また、この手術を受けたことでドラフトにも影響を及ぼしたんです!
柳賢振投手が通っていた高校は東山高校と言って仁川にある学校なんです。
仁川と言えば、SKワイバーンズの優先指名区域となっているので、SKワイバーンズは1次ドラフトで優先的に指名することが出来たんです。
でも、指名はしていません。

なぜ指名しなかったのかと言うと、トミー・ジョン手術を受けていたことも少なからず影響していたと思いますが、その当時SKワイバーンズは捕手の補強を重要視していたので指名を避けたと言われています。
地元なのでSKワイバーンズに入団したかったと思いますが、残念な結果になってしまいましたね。

2次ドラフトでも、宣銅烈2世と言われた韓基周投手がいたので、柳賢振投手は影に隠れた投手だったんです!
なので、当時の柳賢振投手はあまり評価が高くなく、即戦力で活躍するなんて誰も思っていなかったんですね!

契約金でも韓基周投手に注目が集まっていたので、韓投手の4分の1くらいしかなかったんです。
それでも予想外の大活躍でしたね!

もしもトミー・ジョン手術を受けていなければ今の立場はなかったと言えますが、もしかするとトミー・ジョン手術を受けなくて済んでいたらSKワイバーンズにドラフト指名されていた可能性もあったと言うことですね。

トミー・ジョン手術は受けることによって現役復帰出来ないまま引退に追い込まれてしまう選手と手術を受ける前よりも良くなる選手の2通りがあります。

これは、もちろん個人差があるので本人の頑張り次第でなんとかなるようなものではないですが、ダルビッシュ投手のようにトミー・ジョン手術を受けたことで肉体改造が出来たのでシーズンの成績にも好影響を及ぼした、と言うような例もあります。

なので、柳賢振投手も高校生ながらに恐ろしいくらいのトレーニングを積んだことは確かであると思います!

高校時代のライバルであった韓投手は今は完全に超えていると言えるので、ドラフト前の評価ではわからないと言うことを証明しましたね!

柳賢振のメジャー成績は?

柳賢振投手は2018年でメジャー歴代5年となります。
アジア人としては長い方ではありますが、10年を目標に頑張ってもらいたいので、まだ半分しか経っていません。

でも、10年プレーするにはそれなりの活躍をしていないと10年も在籍するのは難しいです。

では、柳賢振投手はメジャーでどれだけの成績を残しているのでしょうか?
メジャー移籍1年目となった2013年は、30試合に先発して14勝8敗の好成績をマークしました。
1年目から大活躍と言えますね!

この年は防御率も3.00を残しており、韓国球界と変わらない成績を残す事ができているんです!
凄いですね!

韓国時代と変わったことと言えば、完投数が減った事なんです。
韓国では5個前後の完投数を記録していたのに対し、メジャー1年目は2完投に終わってしまったんです。
それでもメジャー1年目で2完投は褒められるべき数字と言えますね!

完投数が減っても投球回数は192イニングを投げているんです。
200イニングに到達できなかったのは残念ですが、190回を超えているのは素晴らしい成績と言えます。

しかし、投球回数では多く投げていますが、柳賢振投手自慢の奪三振数では投球回数を大幅に下回る154奪三振となっているんです。
奪三振を奪う事に自信を持っていたと思うので、メジャーの厳しさを教えられた形となりましたね。

大活躍した1年目でしたが、大事なのは2年目以降です。
相手打者は2年目となると慣れてくるので、1年目では抑えられていた球種でも2年目には打ち込まれてしまう場合もあります。

そんな中で迎えた2年目でしたが、勝敗は14勝7敗となりました。
柳賢振投手は、敗戦数で1敗減らしていますね!

投球回数は152回で139奪三振となっているので、1年目と比較すると内容では悪くなっていますが、登板数は26試合減っているにもかかわらず勝ち数が同じであると言うのは、効率の良い投球をしていた事になります!
理想の投球ですね!

防御率では3.38となっているので、前年よりは悪くなってしまいましたが、2年連続の2桁勝利に加えて防御率4点代とならなかっただけでも十分凄いと思います!

メジャーでは、打者のパワーが凄すぎるので簡単にスタンドに運ばれてしまうので防御率3点代ですら難しくなってきます。
そんな状況なのに2年連続で3点代の防御率を記録したと言うことは、やはりメジャークラスの投手であると言えますね!

2年連続で活躍した柳賢振投手でしたが、実は2014年は怪我に悩まされていたんです。
怪我をしていながら14勝を挙げたのは凄いですが、その怪我が2015年に影響してしまったんです!
無理が祟りましたね。

柳賢振投手は怪我をしながらシーズン中に回復を待とうとした2015年でしたが、診断の結果手術が必要だと言う事が判明してしまい、クリーニング手術を受けたんです!
その為、手術後は復帰できず1試合の登板に終わってしまったんです。
1試合登板しただけでも根性がありますね!

この1試合の登板では4回6失点で防御率11.57と散々な結果となってしまいましたが、過去2年続けて活躍していた事もあって怪我をしたからと言って直ぐに戦力外となってしまうことはありませんでした。
メジャーでは実績が大事なので、怪我をしてしまうのは致命傷ですが、残留できて良かったですね!

2017年は復帰登板を果たすと、メジャーでは初となる救援登板を果たすと始めてセーブを記録したんです!
韓国でプロ入り1年目にセーブを記録しているので、自身2度目のセーブとなりましたね!

柳賢振投手は、初セーブを記録しているので、2017年は中継ぎ登板中心となるのかと思いましたが、その他は先発に戻り、先発として24試合に登板しています。
24試合も先発で登板していれば2桁勝利も可能でしたが、この年は5勝9敗に終わってしまったんです。
怪我の影響でしょうか、以前の凄さがないですね。

柳賢振投手の防御率は3.77となっているので、そんなに悪いわけではないですが、勝ち運がなかった事で負けが先行してしまう結果となってしまいましたね。

柳賢振投手の近年はあまり目立った活躍は出来ていないですが、防御率から見ると力が衰えているわけではないのでまだメジャーで活躍する可能性は秘めています。

しかし、柳賢振投手は怪我も経験しているのでこれからはあまり無理ができない状態となっています。
それがどう響いてくるかはわかりませんが、怪我をした後が大事なので、このまま登板数を減らしてしまうのではなく、逆に以前よりも覚醒した姿を見て見せて欲しいですね!

最後にまとめ

いかがでしたか?
最後に柳賢振投手について簡単にまとめると

①韓国時代はメジャー移籍前年度となる2012年以外は全て2桁勝利を挙げており、7年間在籍した韓国球界で5回の最多奪三振を獲得している。
②柳賢振投手の特徴は、奪三振の多い投手であるが、試合後半になっても球威が落ちないスタミナが最大の特徴と言える。
高卒でドラフト指名を受けたが、評価は然程高くなかった。
③メジャー移籍1年目と2年目は共に14勝を挙げたが、3年目は怪我により1試合の登板に終わった。
4年目も防御率は高くないが、思うように勝ち星が伸ばせなかった。

柳賢振投手は現在メジャー5年目となっています。
最初の2年間は活躍できましたが、現在は思うような結果がついて来ていません。

韓国時代にエースとして登板数が多かったので、今になって疲労が出て来ているのかもしれませんが、メジャーでは疲労なんて言葉は通用しません。

どんなに疲れていたとしても、結果が全ての世界となっているので、結果を残せなければ退団も余儀なくされてしまいます。

厳しい世界ですが、その世界で活躍できてこそ真のプロ野球選手と言えるので、海を渡った選手たちは怪我を恐れず立ち向かっているのだと思います。

しかし、ファンからすれば怪我で野球人生を短くしてしまうくらいなら、母国で無理せずに投げて現役生活を長く取ってもらいたいと思うのが心情ですよね?

あと何年メジャーでプレーするのかはわかりませんが、柳賢振投手はまだ年齢的にも韓国球界に戻っても活躍できる時なので、また昔のような絶対的な存在でなって欲しいですね!

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