ボストン・レッドソックスの左のエースと言えば?
『デビット・プライス』投手ですよね!
プライス投手はメジャーでは華々しい活躍をしていますが、日本で名前が挙がる事があまりありません。
なので、日本のファンと言うのは少ないかもしれませんが、メジャーでは抜群の知名度で抜群の人気を誇っているんです!
日本では近年左腕不足が囁かれていますが、メジャーではプライス投手以外にも大勢の左腕が活躍を見せています!
野球人口の違いが大きく関係していると思いますが、それでも左腕が多くいるのは羨ましい限りですね。
そんなプライス投手ですが、投手成績について詳しく知りたいですよね?
メジャーでは話題となるプライス投手の投手成績について見て行きましょう!
また、年俸や獲得タイトルについて、そして経歴についても見ていきたいと思います。
日本のニュースではあまり取り上げられないプライス投手について、この際に詳しく迫っていきましょう!
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デビッド・プライスのプロフィール
出典:https://cyclestyle.net/
出身地:アメリカ合衆国 カルフォルニア州
生年月日:1988年7月20日
身長:193cm
体重:104kg
プロ入り:2009年 ドラフト1位
デビュー:2010年6月8日
プライス投手の配球はストレートが中心となっています。
変化球チェンジアップは全体の22%程を投げていますが、カットボールやカーブは全体の10%ほどずつしか投げていないんです!
変化球はあまり多く投げないんですね!
全体の50~60%を占めているストレートですが、そのストレートも2種類あるんです!
ツーシームとフォーシームなのですが、微妙に変化するツーシームが20%程で、フォーシームは35%以上となっています。
基本的にストレートと得意のチェンジアップを中心に投げているプライス投手ですが、ストレートだけではいつかは打たれる日がやってきてしまいます。
その時のためにも今からカットボールとカーブを磨いて、ストレートの威力が落ち始めた頃に使える変化球を身に付けてもらいたいですね!
デビッド・プライスの投手成績は?
プライス投手はメジャー1年目は5試合しか登板できませんでしたが、2年目から先発の柱として活躍するようになっていました。
現在11年目となったメジャー成績について見て行きましょう!
2年目の2009年は23試合の登板で10勝7敗、防御率4.42を記録しました。
2桁勝利は凄いですが、防御率にはあまり安定感が見られないですね!
3年目は開幕からずっと先発でシーズン終了まで登板すると、その登板数は32試合となりました。
32試合で19勝6敗、防御率2.72を記録したプライス投手はエース候補として名が挙げられるようになりましたね!
4年目も安定した成績でエースとなりたかった所でありますが、34試合の先発登板はリーグ最多となりましたが、勝敗は12勝13敗となってしまったんです。
負けが先行してしまいましたね。
でも、迎えた2012年は開幕から勝ち星を量産していったんです!
この年は31試合に登板して20勝5敗、防御率2.56の好記録をマークしたんです!
メジャーは登板数も多いですが、それでも20勝達成は凄いことであります!
完全にエースとして認められた年となりますね!
しかし、大事なのは活躍した翌年です。
2013年は27試合に登板して10勝8敗で防御率3.33となっているんです!
2桁勝利は凄いですが、防御率は前年と比較すると物足りなさを感じてしまいますね。
2014年はシーズン途中で移籍となってしまいましたが、移籍前は23試合で11勝8敗、防御率3.31となっていました。
活躍していたことでトレードの対象となってしまったんですね!
メジャーでは前半戦で1位争いをしていると、後半戦でエース級の獲得のために有望な若手をトレードしてしまいます。
それはお互いメリットのあることなので仕方がないですが、日本では考えられない戦略と言えますね!
こうしてトレードで移籍となったプライス投手は、移籍先であるタイガースで11試合に登板して4勝4敗、防御率3.59となってしまいました。
最低限の活躍は出来たかもしれないですが、期待された活躍は出来たとは言えませんね。
2015年もシーズン途中でトレード移籍となりました。
移籍前は21試合に登板しました。
前年と同じような時期に移籍となっていますね!
2015年は、9勝4敗ながら防御率2.53となっています!
移籍先であるブルージェイズでは、11試合と登板数は少ないですが勝敗は9勝1敗となっているんです!
この年は防御率も2.30を記録しており、かなり勝ち運に恵まれた年となったと言えますね!
勝ち運と言っても、もちろんプライス投手の実力で得た勝ち星ですが、運も実力の内と言うように、防御率が良くても勝ち星を得られない投手も多くいます。
なので、11試合で9勝を挙げたことは凄いことでありますね!
2016年は35試合と多くの試合に先発登板しました。
登板数の多さに応える活躍を見せたこの年は17勝9敗で防御率3.99となりました。
防御率は極端に良い訳ではないですが、エースとしては良い仕事が出来た年であると思います!
2017年は怪我の影響で16試合の登板に終わってしまったプライス投手。
先発は11試合でしたが、6勝3敗、防御率3.38となりました。
怪我さえなければ2桁勝利は出来ていたと思います。
2018年は開幕から不安定さが露呈しています。
勝ち星は順調に挙げてはいますが、その分敗戦数も同じくらいとなってしまっています。
このままの感じで行ってしまうと、2011年のような結果となってしまい兼ねません。
2011年が悪かった訳ではありませんが、負けが先行してしまったこの年はプライス投手には似合わない成績となっています。
これから後半戦に差し掛かりますが、挽回して行って欲しいですね!
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デビッド・プライスの年俸や獲得タイトルは?
プライス投手は日本では知名度の低い投手です。
でも、レッドソックスで左のエースと言われているスター選手です。そんなスター選手の年俸が低いわけがないですよね?
年齢も2018年の8月で33歳と若くはありません。
そんなプライス投手の年俸について迫っていきたいと思います!
プライス投手がメジャー1年目にどれだけの年俸をもらっていたかはわかりませんでした。
2年目から2桁勝利を継続していたので、メジャーリーグの年俸の上がり方の傾向からすると、2012年あたりにはかなりの高年俸となっていたには違いありません。
この時で10億円は超えていたと思いますね!
結果が認められて2015年のオフに7年の大型契約をレッドソックスと結びました。
この契約は2022年までの7年間となっており、その総額はなんと!!267億円となっているんです!
破格の年俸ですね!
1年単価にすると38億円となっているんですが、この複数年契約は変動制で、毎年金額が変わっているようなんです!
現在2018年の最高年俸は約40億円のカーショウ投手が最高額となっていることで知られていると思いますが、実は、平均年俸では投手の中ではプライス投手が最高額となっているんです!
意外ですね!
プライス投手の1年平均は先程言ったように38億円位となっていますが、2018年の年俸は33億5000万円となっています。
その為、年俸ランキングでは4位となっていますが、総額ではカーショウ投手を上回る金額で契約を勝ち取っているんです!
凄いですね!
2022年まで契約は残ってあるので、今後はどのように年俸が変動していくかはわかりません。
総額が267億円となっているので、合計もらう金額は変わらないと思いますが、いつか40億円となるのは間違いないので、その時はメジャーリーガーNo. 1となる事は間違いなさそうですね!
また、これまでの大型契約を勝ち取るには活躍する必要があります!
もちろん、大活躍をしてきたのですが、これまでどのようなタイトルを取ってきたのか気になりませんか?
プライス投手がこれまでに獲得したタイトルと、リーグ記録となった成績についても迫っていきたいと思います!
初めてタイトルを獲得したのは2012年でした。
この年は20勝で最多勝利と2.56の防御率で最優秀防御率、そして.800で最高勝率の3つのタイトルを獲得しているんです!
その他にもサイ・ヤング賞、プレイヤーズ・チョイス・アワーズも獲得しています!
プライス投手、タイトルラッシュとなりましたね!
多くのタイトルを獲得した2012年でしたが、翌年2013年はタイトルを獲得する事は出来ませんでした。
でも、この年は完封数はリーグ最多となっているんです!
完投数4回と完封数3回は両方共リーグ1位となっています。
最後まで投げきるという事は、エースとして最低限の仕事なので、その仕事を成し遂げた事はタイトルを取るよりも大事なことかもしれないですね!
次にタイトルを獲得したのは、2014年でした。
この年はトレードにより移籍しているので2球団の合計となります。
レイズとタイガースでプレーしたこの年は248イニング投げて271奪三振を奪いました!
プライス投手が投げたイニングもリーグ最多となっていますが、奪三振数でタイトルを獲得しているんです!
球団を変えてここまで活躍できるのは凄いですね!
2015年もトレードにより2球団を渡りましたが、2.45の防御率で最優秀防御率を獲得しています!
トレード移籍するとタイトルを獲得するのは難しいのですが、2年連続でトレードされたのにどちらもタイトルを獲得しているんですね!
ここまで獲得した主なタイトルは最多勝利1回と最優秀防御率2回と最多奪三振1回となっています。
思ったよりタイトルは獲得していないですが、1つでもタイトルを取れることが凄いと思います。
メジャーは日本よりも多くの選手がいるので、タイトル獲得はその分難しくなります。
その中で4つのタイトルを獲得した事は、とても凄い事であると言えますね!
まだこれから新たなタイトルの獲得が期待されているので、2012年のようなタイトルラッシュを期待したいですね!
デビッド・プライスの経歴は?
プライス投手はアメリカテネシー州で生まれると、2人の兄弟とともに愛情を注がれて育ってきました。
野球を始めたのは幼少期の頃で、その頃ファンだったのはアトランタ・ブレーブスだったんです!
ちなみに好きな選手は、デビット・ジャスティス外野手だったんです!
もっと凄い選手はいたと思いますが、ジャスティス選手が好きだったんですね!
ジャスティス選手と言えば、通算305本の本塁打を放った強打者として知られています。
シーズン40本塁打も2回打った事がありますが、本塁打王を獲得した事はありません。
でも、ファンは多かったようなので、プライス投手が好きだったのもわかりますね!
でも、プライス投手は昔から投手をやっています。
一般的に投手をやっていたら憧れの選手は投手を選ぶと思うのですが、プライス投手は外野手が憧れだったんです。
もしかすると野手をやりたかったのかもしれないですね。
とは言っても高校に進学しても投手を続けていました。
投手として高い才能を発揮しており、高校時代は防御率は0.43を記録しているんです!
驚異的な防御率ですね!
この時、野球だけでなくバスケットボールも同時にやっていたのにこれだけの活躍を見せていたんです!
凄い潜在能力の高さですね!
高校時代の2003年と2004年にはラザフォード郡MVPに選ばれているんです!
更に2002年から2004年までの3年連続でラザフォード郡男子アスリート賞を受賞しているんです!
大活躍ですね!
高校最後には高校全米選手権にも出場して活躍を見せています!
そうなればプロも放って置くはずがありません!
もちろんメジャー球団からドラフト指名を受けたんです!
さすがですね!
でも、ロサンゼルス・ドジャースからドラフト19位と言う指名だったので契約はせずに大学に進む事にしているんです。
19位だと良い契約内容ではなかったと思うので、それで断ったのかもしれないですね!
大学は奨学金を受けて行く事になりました。
大学でも当然野球を続けており、1年時には全米大学新人賞を受賞しているんです!
1年目から大活躍だったんですね!
1年目のこの年の成績は19試合で2勝4敗、防御率は2.86となっていました。
この数字で新人賞が取れたのは不思議ですが、これでも登板数は少ないと言われており、プライス投手は不満が募って野球を辞めようとも考えた程だったようなんです。
プライドが高かったんですね。
もし野球を辞めたら何をしようとしていたと思いますか?
実は、地元のマクドナルドで働こうとしていたんです!
そうなっていたらある意味面白かったかもしれないですね!
結局当時の監督に説得されてチームに残る事になりました。
もしもこの時に説得に応じていなければ、プライス投手はメジャーリーガーとなっていなかったので、人生が大きく変わっていましたね!
2年の時は登板数を増やして9勝5敗の成績を残しました。
防御率は4.16とあまり良くはないですが、勝ち数はあげられたので良かったと言えますね!
3年の時は更に成績を伸ばして11勝1敗、防御率2.63となりました。
奪三振も194を記録しており、これは学校記録となっており、記録更新をしているんです!
学校に名が残りましたね!
この年は飛躍的な大活躍をした事で、タンパベイ・レイズからドラフト1位指名を受けたんです!
今はナショナルズとなった球団ですが、1位指名という事はかなり条件の良い提示だったと思います!
そうしてプロ入りとなったプライス投手は現在も活躍を見せてくれています。
年齢的にもまだ衰える年齢ではなく、これからまだ数年は活躍が期待されていると思います。
メジャーでは年々若手が出てくるので、若手に負けない存在感を示してこれからもエースとして君臨し続けてもらいたいですね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
最後にデビッド・プライス選手について簡単にまとめると
現在通算127勝となっているので、200勝は難しいと思われるが、敗戦数100以下と言うのは可能である。
②2018年の年俸は33億5000万円となっているが、平均年俸の38億はメジャー最高額となる。
これまで最多勝や奪三振王、最優秀防御率を獲得している。
③高校から活躍してプロにも注目されていたが、ドラフト指名を拒否して大学へ進学した。
大学でも抜群の安定感を披露したことで、ドラフト1位で指名を受けるまでに成長した。
プライス投手は2017年は怪我で9年連続の2桁勝利を挙げる事ができませんでした。
メジャーデビュー2年目から続いていた2桁勝利は8年でストップしてしまう結果となってしまいましたが、すでに通算127勝を挙げています。
まだメジャー歴は10年しか経っていないので、それで127勝はすごいと思います!
一方、敗戦数は68と少なくなっており、通算勝率も.651となっています。
メジャーでは2桁敗戦も珍しいことではなく、絶対的エースと呼ばれる投手たちも過去には2桁敗戦を記録している投手も多いです。
でも、プライス投手はこれまでに2度しか2桁敗戦を記録しておらず、勝てる投手として知られるようになったんです!
これからも同じように負けない投手であり続けてもらいたいですが、こればかりは打者との噛み合いも必要となるので難しいかもしれません。
でも、負けずに頑張ってもらいたいですね!
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