2017年のオフにシカゴ・カブスから大型契約で移籍したコロラド・ロッキーズの抑え投手と言えば?
『ウェイド・デービス』投手ですよね!
ウェイド・デービス投手の親戚にはかつてカブスなどで活躍した捕手のジョディ・デービス選手がいます。
この選手は現在61歳となっているので現役はとうに引退しています。
ですが、捕手として通算127本塁打を放っており、カブスの主戦捕手として出場していたんです!
自己最高の本塁打は1983年に記録した24本塁打となっており、捕手としては高い長打力を誇っていたと思います。
そんな親戚に憧れてプロ入り!なんて事はないと思いますが、親戚に活躍した選手がいた事は誇らしかったに違いありません。
そんなウェイド・デービス投手が築いて来た成績はその親戚を優っているのでしょうか?
ポジションが違うので対等に比較する事はできませんが、どうだったのか見ていきましょう!
また、背番号や年俸、経歴や球種についても調べてみましたので、早速一緒に迫っていきましょう!
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ウェイド・デービスのプロフィール
出典:https://www.mizuno.jp/
出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州
生年月日:1985年9月7日
身長:195cm
体重:99kg
プロ入り:2004年 ドラフト3位
デビュー:2009年9月6日
2004年のドラフト会議でデトロイト・タイガースからドラフト3位指名を受けましたが、丁度この年の同じドラフト3位でフィラデルフィア・フィリーズから指名を受けたのがJ.Aハップ投手となっているんです!
ちなみにこの年のタイガースのドラフト1位選手はジャスティン・バーランダー投手となっているんです!
バーランダー投手は現在アストロズでエースを務めているなど、活躍している投手の一人です。
そんな大物投手の後に指名されたのがこのウェイド・デービス投手となっているんです。
ウェイド・デービス投手も活躍している投手ですが、日本ではバーランダー投手よりも遥かに知名度の劣る投手となっているので皮肉なものですね。
やっぱり同じドラフト上位指名であっても、1位と3位の違いはとても大きいようですね。
ウェイド・デービスの投手成績は?
ウェイド・デービス投手はこれまでメジャーで9年間プレーしてきています。
デービスという名前を聞くと、まず野手のクリス・デービス選手が思い浮かぶかもしれないですが、この”デービス”は投手のデービスとなっています!
正直あまり知られてはいないかもしれませんね。
でも、投手としてそれなりに活躍する投手であるんです!
それなりに、という言い方は失礼でしたが、これまでの投手成績について見ていきましょう!
ウェイド・デービス投手が初登板を飾った1年目は2009年となっており、この年は6試合に登板しました。
この6試合全てが先発となっており、2勝2敗で防御率が3.72となっているんです。
この年に初完封も記録するなど、先発投手として活躍した年となっているんです!
ウェイド・デービス投手の2年目は、29試合に先発登板を果たして12勝10敗、防御率4.07となりました。
防御率はあまり良くはないですが、初の2桁勝利と1年間ローテーションを守れたということは評価できますね!
3年目も先発として29試合に登板しています。
勝敗は11勝10敗と前年とほぼ変わらない数字を残しました!
防御率は4.45と悪化させてしまいましたが、それでも2年連続2桁勝利を挙げた事実は変わりありません。
ウェイド・デービス投手はエースにはなれないですが、3番でや4番手としてはかなり高評価を得られるかもしれないですね!
ここまで先発として結果を残してきたウェイド・デービス投手でしたが、4年目の2012年は開幕から先発を外されてしまっていたんです。
この年は中継ぎとして登板するようになっており、全て中継ぎ登板で54試合に投げているんです!
急な配置転換でも動じなかったようですね!
この年の防御率は2.43となっており、中継ぎとしても結果を出しているんです!
勝敗も3勝0敗で負けを知りませんでした。
中継ぎは、僅差の場面で登板すると一つのミスでも敗戦に繋がりかねないので、1敗もしていないというのは凄いことだと思います。
でも、僅差の場面で登板していなくて敗戦処理の投手だったら負けがつく事はほぼないので別に凄くないということになってしまいます。
ウェイド・デービス投手はどうだったのでしょうか?
それはホールド数を見ればわかると思います!
この年の挙げたホールド数は6ホールドとなっていました。
防御率は低くて安定感のある投球だったようですが、僅差の場面で登板することはあまりなかったようですね。
2013年は再び先発に戻っているんです。
31試合中先発したのは24試合でしたが、8勝11敗、防御率5.32となってしまったんです。
ウェイド・デービス投手は先発として自己最低のシーズンとなってしまいましたね。
2014年はまたまた中継ぎに戻っており、自己最高の71試合に登板しました!
この年は僅差の場面で登板することが多く、33ホールドを挙げたんです!
しかも勝敗も2桁に大手となる9勝2敗3セーブを挙げており、中継ぎとして絶対的な存在としてアピールに成功しているんです!
ウェイド・デービス投手、大飛躍ですね!
この年はホールド数で初のタイトルを獲得しており、中継ぎとして認められた1年となったんですね!
ウェイド・デービス投手の2015年は69試合に登板してシーズン途中から抑えにも転向しました。
その結果、2年連続最多ホールドは獲得できませんでしたが、8勝1敗17セーブ18ホールドを記録しているんです!
この年は勝敗なども良い数字を残していますが、防御率はもっと凄い数字を残しているんです!
その防御率は0.94となっているんです!
ウェイド・デービス投手は驚異的な数字をだしましたね!
前年の2014年も1.00と驚異的な数字でしたが、0点代の防御率はそうそう成し遂げられるものではありません。
しかも、67イニングを投げてこの数字なので、中継ぎや抑え投手としての素質があったということになりますね!
2016年は開幕から抑えを任されて順調に結果を残していました。
しかし、シーズン途中で怪我により離脱してしまったんです。
ウェイド・デービス投手は1年間投げられなかったのは悔しいですね。
でも、この年は45試合に登板して2勝1敗27セーブを記録しました。
防御率も1.87と安定感を見せており、怪我さえなければ40セーブ超えも出来ていたかもしきれないですね。
ウェイド・デービス投手の2017年は怪我もなく59試合に登板できました。
40セーブ超えも期待されましたが、4勝2敗32セーブ、防御率2.30となりました。
セーブ数は試合展開によっても左右されてくるので、失敗していなくても多くセーブを挙げることが出来ないこともあります。
でも、ウェイド・デービス投手は抑え投手として完全に目覚めているので、これから先に最多セーブを獲得する日も近いかもしれないですね!
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ウェイド・デービスの背番号や年俸は?
ウェイド・デービス投手はこれまで5つの背番号を付けてきました。
マイナーリーグは換算していませんが、それでも5回も変更しているのは多い方であると言えますね!
初めてメジャーで背番号を与えられたのは2009年です。
この年は初登板と初勝利を飾るなど、ウェイド・デービス投手にとって特別な1年となりました。
この時付けていた背番号は58番となっていました。
そんなに良い番号ではありませんが、期待度が小さかったからこそプレッシャーなくやれたのかもしれませんね!
次に変更となったのは2010年でした。
デビューの翌年となったこの年は、40番に変更して挑んだシーズンとなりました。
40番は移籍する前の2012年まで付けており、先発として活躍を見せた背番号となりましたね!
2013年からは移籍に伴ってまた背番号が変更されました。
ウェイド・デービス投手の新しい背番号は13番となったんです。
あまりピンと来ない背番号で、成績もピンと来ませんでした。
でも、13番は1年しか付けていないんです!
2014年からは17番に変更されており、投手の主力の番号と言える背番号を与えられているんです!
ウェイド・デービス投手は中継ぎでの大活躍が認められたんですね!
2017年は、また移籍に伴って背番号が変更されたのですが、2016年まで背負っていた17番の逆である71番となったんです。
これは恐らく本人の希望だったのだと思います。
第一希望は17番だったと思うのですが、17番はロッキーズでは永久欠番となっている為付けることが許されなかったんです。
悲しい現実ですね。
他の選手が付けているだけなら、その選手が移籍してしまえば空き番となりますが、永久欠番であるなら今後2度と付けることのできない背番号となっています。
なので、もしウェイド・デービス投手が17番をどうしても付けたくなった時は、移籍するしか方法はないようですね!
そんなウェイド・デービス投手ですが、現在ロッキーズではどれくらいの年俸をもらっているのでしょうか?
年俸が高ければ背番号なんて気にしないと思うので、その年俸についても見ていきたいと思います!
救援投手として本格転向したのは2014年でした。
この時初めてタイトルも獲得したのですが、その後抑えとなってカブスへと移籍となってしまいました。
しかし、その翌年には救援陣の補強に力を注いでいたロッキーズから獲得オファーがありました!
その契約の内容は!
3年総額58億5000万円という契約だったんです!
破格の金額ですね!
この総額がどのように割り振られるのかはわかりませんが、単純に1年ずつで割ると、1年19億5000万円となるんです!
しかも4年目は選手が選択権を持つオプションとなっており、こらが行使されると総額74億3300万円まで上がることになるんです!
凄い金額ですね!
メジャーでは25億円や30億円を超える選手も複数人おりますが、それは全て先発投手や野手なんです!
救援投手の最高年俸は、ヤンキースのアロルディス・チャプマン投手の19億3700万円となっています。
なので、ウェイド・デービス投手の19億5000万円という年俸は救援投手としては現役最高額の年俸となるんです!
凄いですね!
4年後の契約オプションを行使するかはわかりませんが、このまま救援最高額を守っていけるように、もっともっと活躍して出来高で年俸を上げていってもらいたいですね!
ウェイド・デービスの経歴や球種は?
ウェイド・デービス投手はレイクウェールズ高校からタンパベイ・レイズからドラフト3位指名を受けました。
当時はまだレイズではなくデビルレイズでしたが、レイズで2009年頃からメジャーで活躍するようになっていきました。
この頃は先発として登板していたんです!
その後、2012年のオフ4対3でロイヤルズにトレード移籍となってしまいました。
もうその頃にはウェイド・デービス投手は活躍していたので、もう期待の若手という扱いではなさそうですね!
ロイヤルズでも4年間プレーして2014年にはベーブ・ルース賞も獲得しているんです!
このベーブ・ルース賞というのは、ワールドシリーズで最も活躍した選手に贈られる賞となっています。
ワールドシリーズMVPとは何が違うのでしょうか?
MVPとベーブ・ルース賞との1番の違いはワールドシリーズを制覇したかしてないかという事になるんです!
MVPは基本的にはワールドシリーズに勝ったチームから選定されますが、ベーブ・ルース賞は勝ち負け関係なく活躍した選手ということになります!
なので、MVPよりもベーブ・ルース賞を獲得した方が活躍が認められたということになるんですね!
ちなみにこの賞の歴代受賞者で有名な選手と言えば、ジョナサン・パペルボン投手やマディソン・バンガーナー投手など一流投手がいました。
そんな選手たちとウェイド・デービス投手は肩を並べたことになるんですね!
派手な活躍を見せたロイヤルズ時代でしたが、2016年のオフにはホルヘ・ソレア選手とトレードでカブスへと移籍となりました。
ソレア選手と言うのはキューバ出身の外野手ですが、正直ウェイド・デービス投手とつり合うトレードだったかと言われると、微妙なところだと思います。
ソレア選手は若手ということもあるので、若い有望選手が欲しかっただけなのかもしれないですね。
移籍したカブスでは2017年にオールスターに選出されました。
この年カブスでオールスターに選ばれたのウェイド・はデービス投手ただ一人となっていたんです。
一人だけなんて少し寂しいですね。
2017年のオフにはFAとなってカブスからクオリファイリング・オファーを提示されましたが、これを拒否してロッキーズと3年契約を結んで移籍となりました。
複数年契約が出来るなら断然その方が良いですね!
ロッキーズでも抑えを任されており、現在もセーブ数1位を争っている立場となっています!
他の名投手と争うなんて凄いですね!
これだけの活躍を見せているのであれば球種に秘密があるのだと思います。
ウェイド・デービス投手は何か特別な球を投げているのでしょうか?
一番特殊な球種と言ったらナックルカーブでした。
ナックルカーブはメジャーでも日本でもあまり多くの投手が投げることはありません。
それだけ特殊な球種となっており、独特な変化をする球種でもあるんです!
それがウェイド・デービス投手の活躍の秘訣の球種となっているんですね!
その他はフォーシームやツーシーム、カットボールの4種類で配球を組み立てています。
4種類と言ってもフォーシームとツーシームはストレートの部類なので正確には3種類と言えるかもしれませんね。
どちらにしても球種はあまり多くありません。
変化球は2種類のみとなっているのに抑えとして活躍しているのは、それだけ球威があるということだと思います。
球種が少ないことから一つひとつの球種を磨くことができるので、それが良いのかもしれません。
これから最強のナックルボーラーとして名が広がっていくような大活躍を見せてもらいたいですね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
最後にウェイド・デービス投手について簡単にまとめると
防御率も救援に回ってから安定感があり、3点代を記録したことがない。
②2017年から現在まで付けている背番号は71番と大きい数字となっているが、こらは前回の17番の反対にした番号である。
2018年の年俸は19億5000万円で救援最高額となっている。
③中継ぎで飛躍してからトレードで移籍して、そこから現在は4球団目となっている。
基本的には4種類の球種を扱うが、変化球は2種類である。
その中でもナックルカーブは抜群のキレを持つ。
ウェイド・デービス投手は現在32歳となっており、全盛期を迎えています。
むしろそろそろ全盛期も終わる頃と言っても良い頃かもしれません。
抑え投手は先発と違って1試合のスタミナは必要としませんが、長いシーズンを戦い続けるには1年を通しての体力は必要不可欠となります。
今はまだ若いので問題はないと思いますが、ロッキーズとら契約の切れる2020年のオフには35歳となっているので、ベテラン選手の仲間入りとなる頃です。
その頃に若い時の努力が身を結ぶと思うので今、先を見越したトレーニングが出来るかが将来も活躍できるのかが決まってくると思います。
でも、そんな事よりもファンとしては今の活躍が見たいので、今を一生懸命頑張って欲しいですね!
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