選手会長をしながら賞金王に輝くという初の快挙を成し遂げたプロゴルファーと言えば?
『宮里 優作(みやざと ゆうさく)』選手ですね。
2017年最終の世界ランキングで見事50位となり、2018年のマスターズの出場権を獲得。
両親や「宮里藍」さんとともにオーガスタに行ったのも記憶に新しいです。
残念ながら予選通過はなりませんでしたが、宮里選手にとっては素晴らしい経験になったことでしょう。
そんな宮里選手の使用クラブ、やっぱり気になりますよね?
プロの使用クラブと同じものでプレーしてみたいってゴルファーは少なからずいると思います。
以前は「宮里藍さんのお兄ちゃん」という印象の方が強かったのですが、今では宮里優作選手としてしっかり活躍しています。
これまでどんな成績だったのか、これも気になります。
そんな宮里優作選手について腕時計についても合わせて調べてみました。
[quads id=1]
宮里優作のプロフィール
出典:http://www.golfdigest-minna.jp/
生年月日:1980年6月19日
出身地:沖縄県国頭郡東村
身長:170cm
体重:70kg
プロ転向:2002年3月14日
初優勝:2013年12月8日
所属:フリー
実は宮里選手と宮里藍さんは誕生日が同じなのですが、あなたは知っていましたか?
レッスンプロであり父の「宮里優」氏の指導を受け3歳からゴルフを始めます。
兄の「聖志」選手と共に宮里優氏に非常に厳しく指導されたそうですが、妹の藍さんには優しかったとか。
アマチュア時代から主催者推薦でツアーの試合に出場していましたが、大学卒業後にプロ転向しています。
宮里選手はPGAのプロテストは受験していないため、QTでツアーシードを取ったのかな?と思いますよね。
しかし日本ゴルフツアー機構の宮里選手のプロフィールには、QT受験回数は0と書いてあるんです。
「石川遼」選手のようにアマチュア時代にツアー優勝したわけでもありません。
下部ツアーも出場していないようです。
最初の年は前週のツアー成績5位以内や、前年度の同じツアー10位以内の資格、JGTO会長推薦や主催者推薦で12試合出場し、賞金シード選手となって今に至ると考えられます。
主催者推薦を受けられるのは上限があるのですが、宮里選手は獲得賞金額で上限が消滅したため出場試合が多かったのでしょう。
プロ転向2年目から2018年まで途切れることなく賞金シード選手って、実はすごいことなんですよね。
女子プロでシード落ちし、QTの成績の芳しくなかった「森田理香子」選手や「香妻琴乃」選手が主催者推薦をメインに出場して賞金シード復帰を狙っていますが、プロ転向の年にそれをさらりとやってのけたと思われる宮里選手には驚きです。
その後、賞金シード選手は希望すればプロテスト合格者と同じ講習を受ければ入会できるという特別制度を使って宮里選手は2011年にPGA会員になっています。
宮里優作のこれまでの成績は?
宮里選手はアマチュア時代からすごい選手でした。
3歳からゴルフを始め、高校は大阪桐蔭高校に進学します。
野球で非常に有名な大阪桐蔭ですが、宮里選手も卒業生なんですね。
この進学はプロゴルファーを目指すか否かの転機になったそうで、宮里優氏と話し合ってプロを目指すなら大阪の高校、目指さないなら地元の沖縄の高校のどちらかを決断することになったんです。
宮里選手はこの時点でもうプロを目指していたんですね。
そして大学は数多くのプロゴルファーが卒業生にいる東北福祉大学に進学し、飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍をするんです!
2001年から日本学生ゴルフ選手権では3連覇を達成し、2001年には日本アマチュア選手権で優勝、同じく2001年日本オープンではローアマチュアに輝くなどビッグタイトルを総ナメ状態でした。
出典:https://antenna.jp/
ちなみに中学と高校でもそれぞれ日本ジュニアゴルフ選手権で優勝もしています。
これはプロ入り後大活躍間違いなし!と大きな期待を背負って2002年12月にプロ宣言をしました。
しかしここからが本当に長かったんです。
何と、宮里選手のプロ初優勝は2013年のゴルフ日本シリーズと、プロ転向11年後のことでした。
兄の宮里聖志選手は2004年、妹の宮里藍さんは2003年に初優勝をしているので、宮里兄妹の中では飛びぬけて遅かったことになります。
確かに初優勝するまでの宮里選手の印象としては、最終日に崩れて優勝を逃すというのが本当に多かったですね。
初優勝のツアーでも最終日が一番スコアが悪く、最終ホールではダボまでなら優勝だけどチップインパーになるまでは見てた人はハラハラしていたのではないでしょうか?
1度勝ってからは毎年のように優勝できるようになり、2018年4月現在ではツアー7勝、そのうちメジャー3勝と、日本男子ゴルフのトッププレーヤーの仲間入りを果たしたと言えるでしょう。
[quads id=2]
宮里優作の使用クラブが気になる!
宮里選手はアマチュア時代からブリヂストンのクラブを長く使用、契約していました。
そうなると当然使用するクラブはブリヂストンのクラブで、これは兄の宮里聖志選手や宮里藍さんも同様でした。
確かにずっとツアーステージを使っているイメージありましたよね。
今はもうツアーステージなくなってしまいましたが・・・
出典:http://www.pargolf.co.jp/
しかし2015年からはボールの契約はブリヂストンのままですが、クラブの契約はフリーとなり、自由にメーカーを選べる立場となります。
ウェッジは2018年現在もずっとブリヂストンのクラブを使用していますね。
ガラリと変わったのはアイアンでした。
2015年から2016年は、ミズノのマッスルバッグのアイアンを使用するようになったんです。
ミズノはあらゆるアイアンの中でも形状が美しく、自分のキャディバッグに入ってたらそれはもうかっこいいと思うのは私だけでしょうか?
これを宮里選手が選んだ理由は、ボールを操るのに最適だからということですが、アマチュアがやったら曲がりまくりでしょうね。
2017年には、さらに宮里選手のクラブセッティングが変わります。
ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンをすべてピンにしたのです。
転機は全英オープンで飛距離と高さの両立が必要と感じていた時にピンを試打したところしっくりきたようですね。
ドライバーは直進性が高いクラブというのが理由でしょうか。
宮里選手は元々飛ばしながらフェアウェイに置くことに長けている選手なので、より安定しそうです。
余談ですがピンの所属プロで2017年賞金女王の「鈴木愛」選手も宮里選手と同じドライバーとアイアンを使用しているんです。
賞金王と賞金女王が同じドライバー、アイアンを使用したというのはピンによると史上初だとか。
これはもうアマチュアゴルファーの注目間違いなしのクラブになるでしょうね。
宮里優作の腕時計について
近年の宮里選手がプレー中変わった腕時計をしているのを知っていますか?
実はこの腕時計、超一流アスリートやセレブが愛用しているスイスの高級腕時計メーカーの「リシャール・ミル」の時計なんです!
宮里選手は2014年からリシャール・ミル社とアンバサダー契約を結んでいて、同年10月よりプレー中も使用しています。
出典:http://10tokei.com/
このアンバサダー契約を結ぶ前は、バランスが崩れるという理由でプレー中は腕時計をしたくてもできなかったそうですが、リシャール・ミルの腕時計は今となっては、していないと落ち着かないほどの存在だとか。
更に調べた範囲では、3つの腕時計を所持していました。
1つは2017年日本プロで優勝した際につけていた白い時計です。
これはリシャール・ミルの『RM 055』というモデルでバッバ・ワトソンモデルの1つなんです。
お値段がおよそ1200万ととんでもない価格です。
ポルシェが新車で買えるようなお値段を腕に巻く・・・一般人には怖くてできません。
全英オープンの際には赤い時計をしていますね。
『RM 35-02』オートマティック ラファエル・ナダルという時計で、名前の通りプロテニスプレーヤーの「ナダル」選手のモデルの1つなんですよね。
もちろんナダル選手もリシャール・ミルの契約選手の1人です。
お値段が白い時計以上の1480万円!
この2本だけでもツアー優勝賞金並みの金額です。
しかし!さらにすごい時計をしていました!
マスターズに出場する際にしていた緑の腕時計なんです。
『RM 38-01』トゥールビヨン バッバ・ワトソンというモデルで、2017年10月にリシャール・ミル社がマスターズを目指す宮里選手にエールを送るという意で手渡されたもので、バッバ・ワトソン選手のモデルのマスターズ仕様。
お値段が何と9900万もするんです!
世界でわずか50本しかない為、ここまでの価格になったのでしょう。
緑なのはやはりマスターズ覇者のみ着用できるグリーンジャケットに合わせてですよね。
宮里選手もさらなる活躍ができれば「優作モデル」なんてのもできるかもしれません。
最後にまとめ
いかがでしたか?
宮里選手について簡単にまとめると
②大阪桐蔭高校時代は日本ジュニアで、東北福祉大学時代は日本学生ゴルフ、日本アマで優勝したがプロ転向後の初優勝は11年目の2013年だった。
③学生時代からブリヂストンとクラブ契約していたが、2015年からクラブ契約をフリーにした為ミズノのアイアンやピンのクラブを使用するようになった。
④リシャール・ミル社とアンバサダー契約をしており、RM 055、RM 35-02、RM 38-01を所持。バッバ・ワトソン選手やテニスのラファエル・ナダル選手も契約している。
といったところでしょうか。
2018年は残念ながらマスターズで予選落ちしてしまいましたが、選手会長も交代しゴルフに集中できるので、国内での2年連続賞金王やマスターズ出場を目指して頑張って欲しいですね。
[quads id=3]