フィギュアスケート界で「氷上の哲学者」の異名を持つ人と言えば?
『町田 樹(まちだ たつき)』さんですね。
2018年現在、町田さんは競技は引退し、プロスケーターとして一部のアイスショーに出演しているようです。
先日、平昌オリンピックで解説者としてテレビに出演されましたね。
そんな町田さん、引退後の現在は一体何をしているのか気になりませんか?
また、町田樹で検索すると何故か一緒に「坊主」という言葉が出てきます。
町田さんのみならず男子フィギュアスケート選手には縁がない言葉としか思えないのですが、一体どういうことなんでしょうか。
スポーツの世界において、坊主で連想するのは高校球児くらいでしょう。
あらゆる面で独特と言われる町田樹さんについて、名言や語録についても合わせて調べてみました。
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町田樹のプロフィール
出典:http://figureskatee.blog.jp/
生年月日:1990年3月9日
出身地:神奈川県川崎市
身長:162cm
体重:53kg
引退:2014年12月28日
3歳でスケートを始め、9歳で広島に引っ越しています。
冬は広島のスケートリンクで、夏は岡山県や山口県、福岡県に遠征してスケートの練習に励んでいたそう。
両親は、町田さんが中学生になるタイミングで、スケート為になんと一家でスケートリンク近くの広島市牛田に引っ越したんです。
高校は岡山県の倉敷翠松高等学校に進学し、毎日広島から新幹線で通学していました。
この高校に決めたのは憧れの選手である「高橋大輔」さんの母校であり、通年リンクがあるからとのこと。
サラリーマンの新幹線通勤は少なからず聞いたことがありますが、新幹線通学は珍しいですよね。
このような町田さんの努力と両親のサポートで、全日本ジュニア選手選手権で優勝したんです。
出典:https://toramomo.exblog.jp/
関西大学進学後にシニアデビューし、ソチオリンピック代表、世界選手権代表に選ばれるなどの実績があります。
ソチオリンピックのシーズンでは町田さんの「絶対に代表になるんだ」という大変強い気持ちが言動にありましたよね。
スケーティングを基礎から徹底的に見直し、4回転の精度をあげグランプリシリーズで2度入賞、全日本選手権では「羽生結弦」選手に次ぐ2位と好成績を収めています。
⇒羽生結弦が怪我を乗り越え金メダル!性格は?趣味やプライベートも
「小塚崇彦」さんや「無良崇人」さんなど、町田さんよりオリンピック代表有力視されている人と競争し、オリンピックの代表を掴み取ったのはただただスゴイとしか言えませんね。
町田樹の引退後の現在が気になる!
町田さんは2014年に競技を引退しましたが、それも町田選手らしい劇的なものだったのを覚えていますか?
全日本選手権で4位入賞の成績を収め、2015年の世界選手権の代表に選出されたにも関わらず、その場で引退を表明してしまったのです。
世界選手権出場後じゃだめだったんのでしょうか…
引退後は、芸術とフィギュアスケートに関する研究者を目指すとのことで、現在も早稲田大学大学院スポーツ科学研究科・博士後期課程に在学し、研究に励んでいます。
出典:https://www.waseda.jp/
その研究の一環として、アイスショーの出演や創作活動を行っているようですが、創作活動は振付家としての活動でしょう。
実は町田さん、現役時代からエキシビションは自身の振付で演技していることもあったんです。
また、アイスショーに出演はしても一学生という立場であるという理由で、ファンレターやプレゼントの一切を辞退すると表明しています。
プロスケーターとしてではなく、あくまで研究の一環ということでしょうか。
2018年2月には平昌オリンピック期間に、テレビ朝日系列で解説者として出演していましたよね。
その解説も非常にわかりやすく的確で、曖昧なことは言わず説得力がありネット上では大絶賛でした。
解説は町田さんの研究の一環にならないのでしょうか?
そうすればもっと町田さんの解説を見る機会は増えると思うのは私だけではないはずです!
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町田樹の名言や語録がスゴイ!
町田さんって大変な勉強家であり、読書家であるって皆さんは知っていましたか?
その為か語彙が非常に豊富で、しばしば名言が飛び出していました。
例えば「町田樹マイナスフィギュアスケートは、ニアリーイコールゼロ」
一般人が言うとポカーンとしてしまいそうですが、町田さんが言うとそれだけフィギュアスケートが好きなんだな、と感じますよね。
町田さんが飛躍したソリオリンピックのシーズンに、特に名言が飛び出したように思います。
特にショートプログラムのエデンの東と、フリースケーティングの火の鳥に関連したものが印象的ですね。
出典:http://hinemosuneko.blog.fc2.com/
「ジョン・スタインベックの小説『エデンの東』がプロットで、1年間かけてコンセプトを解釈し、構想を温めてきた。小説の隠れたテーマである“ティムシェル”を体現するつもりで演じています」
と言いますがティムシェルって何?人名?と思いませんか?
このティムシェルというのは、町田さんの解釈によれば「自分の運命は自分で切り開く」という意味だそうです。
「ティムシェルというコンセプトが僕を五輪に導いてくれた」と町田さんは言っていますが、オリンピックにかける並々ならぬ意気込みも、町田さんらしい表現で語っています。
フリースケーティングの火の鳥では「次は聖火とともに宇宙まで飛んでいけたらいい」「僕の裸体に火の鳥の精神を絡みつけて具現化した」などと語っていますね。
前者はオリンピックで団体と個人と2回火の鳥を演じる機会があり、団体戦後のコメントです。
団体戦以上の演技をするという決意でしょうね。
後者は衣装についてのコメントでしょう。
確かに何だか体に火が絡み付いているような独特の衣装です。
デザインはともかく、デザインの原案も自分で出したかな?と思ってしまいます。
町田さんの名言はこんなものではなく他にも多々あるのですが、町田さんは取材で「このコメント使ってほしいな!」と思いながら話しているんだとか。
そして、どんな風に書かれてるか記事をチェックし、使ってほしいコメントが使われてないと記者さんへのアプローチがまだまだ、と反省するそうです。
その繰り返しで、町田さんの名言が次々に出てくるんでしょうね。
町田樹と坊主の関係って?
町田さんって髪がさらさらで、短髪というよりかは「宇野昌磨」選手くらいの長さで、サラサラヘアという感じでしたよね。
⇒宇野昌磨は弟よりも身長が低い!?天然な性格が魅力的!練習もスゴイ!
しかし、検索すると町田さんの関連キーワード上位に「坊主」という言葉が出てくるんです。
町田さんに限らず、フィギュアの選手で坊主の人はいませんよね?
もしスキンヘッドの選手が出てきたら、インパクト抜群だろうなとは思いますが。
しかし、坊主ヘアのフィギュア選手がいたのです。
それは・・・ かつての町田さんでした!
出典:http://nazunananohana.cocolog-nifty.com/
高校球児もびっくりな3ミリの長さまで切ってしまったのだから驚きです。
おそらくは、今後もそこまで髪を切る選手はいないでしょうね。
何故坊主にしてしまったのか、調べてみたら2つの説が見つかりました。
1つは、2012年のグランプリファイナルで最下位の6位となったことと、日本選手権の成績が9位と当時の町田選手の実力からすれば惨敗といった成績となってしまったことです。
スランプに陥ってしまった状況を変えたかったのではないでしょうか。
もう1つは、本気でソチオリンピックを目指す決意という見方です。
ソチオリンピックの代表3枠のうち最後の1つは自分が取ると宣言し、それを見事実行したのですからすごい精神力ですよね!
坊主にした直後は、引退したらまたやりたいと言っていましたが、2018年現在坊主にした形跡はありません。
研究に行き詰ったら丸めちゃうかもしれません。
最後にまとめ
いかがでしたか?
町田樹さんについて簡単にまとめると
②引退後は芸術とフィギュアスケートに関する研究者を目指し、現在早稲田大学大学院スポーツ科学研究科・博士後期課程に在学。研究の一環でアイスショーで滑ることもある。
③勉強家で読書家なので語彙が非常に豊富。「このコメント使ってほしいな!」と思いながらしゃべって後日記事をチェックし、使われていないと反省する。
④2012年グランプリシリーズ後のスランプとソチオリンピックを目指すため、高校球児もびっくりな3ミリの長さの坊主にしてしまう。引退したらまた坊主をやりたいと言っていたが、2018年現在丸めてはいない。
といったところでしょうか。
研究者であることが第一のようですが、もう少しアイスショーや解説での町田さんを見たいですね。
滑るときは振付は是非自身でやってほしいです!
今後の活躍も応援しています。