単行本「コンビニ人間」で芥川賞受賞した小説家といえば
『村田 沙耶香(むらた さやか)』さんですね!
彼女の作品は独特で、「性」をテーマにしたものも多いのが特徴です。
一体どんな人だろう?と思いきや、とっても清楚で可愛い雰囲気の方なんですよね。
しかも、コンビニでアルバイトしながら作家業をしているそうで。
「クレイジー沙耶香」と作家仲間に呼ばれるほどだから、これはかなりの個性の持ち主かも(笑)!
知れば知るほど、興味津々の作家さんですね。
では、村田沙耶香さんがどんな人なのか、代表作や性格とあわせてまとめてみました。
[quads id=1]
村田沙耶香のプロフィール
出典:https://thepage.jp/
生まれ:1979年8月14日
出身地:千葉県印西市
出身校:玉川大学文学部芸術学科芸術文化コース
小さい頃から小説を書くのが大好きだったという村田沙耶香さん。
平成15年に、「授乳」で作家デビューしています。
21年に「ギンイロノウタ」で野間文芸賞。
25年に「しろいろの街の、その骨の体温の」で三島由紀夫賞を受賞しています。
村田沙耶香がコンビニでバイトしているって本当!?
専業作家でなく、コンビニでアルバイトしてる作家さんって、珍しいですよね。
しかも、彼女のように人気作家だったら、作家の収入だけでも十分な気がするのですが…。
でも、コンビニで仕事することで、かえって執筆が進むんだとか。
週3回は、朝2時に起きて小説を書いてから、8時から13時までコンビニでアルバイト。
帰宅したら、また自宅で仕事という生活が定番。
出典:https://togetter.com/
確かに作家さんは、家にこもって一日机に向かっていると、自分のペースでできる分、規則正しくっていうのは難しいのかもしれないですね。
実際、バイトがない日の方が、やはりだらだらしちゃんですって。
なんとなく、わかるような…。
予定がある日の方が、「何時までにこれやらなきゃ」と思えるから、はかどるんですよね。
最近は、彼女が働くコンビニを探し求める人がいるため、もしかしたらバイトは辞めているかもしれません。
彼女らしい本が次々と世に送り出されるためにも、彼女がコンビニでバイトする生活をそっと見守ってくれたらいいのですが…。
[quads id=2]
村田沙耶香の代表作は?
村田さんの本を読んでいると、驚くことばかり。
現実ではありえない世界を体験できるという、小説の醍醐味を味わえるんです。
出典:http://www.anynotes.net/
芥川賞受賞で一躍話題になった「コンビニ人間」は、コンビニでのバイト18年目の未婚女性が主役なんですけど、36歳で結婚していないから、まわりがあれこれ言ってくるんですよね。
でも、焦ることなく、コンビニでいつもと同じ動きをすることで、世界の正常な部品になれる…。
コンビニというどこにでもあるものも、村田さんの手にかかればシュールな舞台に大変身。
「殺人出産」も、タイトルからしてスゴい本ですよね。
10人産んだら1人殺してもいいという殺人出産制度が認められた世界が舞台で、「消滅世界」では人工子宮を使って男性が出産するという世界を描いています。
作品を執筆するときに、ストーリーはかっちり決めず、先に主人公などの設定を決めるのが、村田さん流。
似顔絵を描いたり、身長体重、髪型や住んでいるところなどを細かく決めると、イメージがわき上がってくるんですって。
だから結末がどうなるか、自分自身もわからないまま書き進めるのだとか。
小説で殺人シーンを書くときも、苦しみの気持ちを抱きながら…ではないんです。
喜びの感情が、あるんだそう。
殺人のシーンを書けることに喜びを見いだせるって、やはりスゴいですね。
村田沙耶香の性格は?
村田さんは、作家仲間の「朝井リョウ」さんや「西加奈子」さんから、「クレイジー沙耶香」と呼ばれているそう。
⇒朝井リョウは兼業作家!?直木賞「何者」だけじゃない!オススメ作品を紹介
出典:Twitter
個性豊かな作家さんの中でも、とびっきり個性的なんですね(笑)
小さい頃、自分の中に負の感情が生まれたとき、「この気持ちはなんだろう?」と、とことん研究していたんですって。
例えば、学校で嫌われる先生がいたら、なんで嫌いなのかとその気持ちを徹底分析するんだそう。
そうすると、ほかのコだったら嫌がることでも受け入れることができちゃうそうです。
でも、そんな彼女の独特の感性をかぎとってしまう人もいるようで…。
電車の中でよく露出狂に会ったり、バイト先のコンビニで抱きつかれることもあるんだとか。
前者は、避けられないから不運としか言えないですが、抱きつかれるってキケンでしょー!
しかも、彼女は「この人はこういうことをするのは何か事情があるのかもしれない」とまで思ってしまうんだとか。
なんだか、まわりの人がヒヤヒヤしちゃいますね。
変な人もたくさんいる世の中なので、とにかく気をつけてほしいです。
最後にまとめ
いかがでしたか?
村田沙耶香さんについて簡単にまとめると
②「コンビニ人間」「殺人出産」「消滅世界」など、独特の世界観を堪能できる。
③「クレイジー沙耶香」と呼ばれるほど個性的で、負の感情が生まれると、その感情をとことん分析するそう。
作家さんには個性的な人が多いイメージですが、その中でもダントツですね~。
彼女の小説の世界にいったんハマると、やみつきになりますよ。
ドラマや映画もいいけど、小説も面白い!
そう思わせてくれる作家さんの1人です。
ぜひ、読んでみてください。