ヤクルトで正遊撃手を目指す若手選手と言えば
『奥村 展征(おくむら のぶゆき)』選手ですね。
2017年、ヤクルトで遊撃を一番守ったのは「大引啓次」選手でしたが、奥村選手も徐々に出場試合数を増やしてきています。
奥村選手って実はプロ入り時は巨人の選手だったんです。
現在プロ4年目ですが、すでにヤクルト在籍の方が長いんですよね。
何故そんなに早く移籍することになったのでしょうか。
また、奥村選手について調べようとすると検索上位ワードに何故か芸能人の「りゅうちぇる」さんが出てきます。
確かに奥村選手と年が近そうな人ですが、この2人にはどんなつながりがあるのか、かなり興味深いですね。
また、家族についても、すごい人がいるようです。
気になりますね~。
今回は、そんな奥村選手について詳しく迫ってみましょう!
[quads id=1]
奥村展征のプロフィール
出典:Twitter
出身地:滋賀県湖南市
生年月日:1995年5月26日
身長:178cm
体重:76kg
プロ入り:2013年ドラフト4位
デビュー:2016年7月9日
野球を始めたのは小学生のころで、中学の時は「リトルシニアパンサーズ」に所属し、プレーします。
高校は出身地の滋賀から遠く離れた日大山形高校をを選びます。
これは奥村選手の父と日大山形の「荒木」監督が、かつて社会人野球のプリンスホテルでチームメートだったことが関係しているようです。
日大山形高では1年春から正二塁手となり、秋には正遊撃手の座につきます。
2年秋には主将を務めることになり、3年夏には甲子園出場を決める活躍を見せました。
これは日大山形高としては6年ぶりの快挙だったのですが、ただ出場しただけではなく、何と山形県勢初の4強進出を果たしたんです。
奥村選手は甲子園での全試合に4番遊撃で出場し11打数3安打3打点、打率.273という通算成績を記録しています。
この活躍で18Uワールドカップ代表メンバーに選ばれ、チェコ戦でヒットを打っています。
リストが柔らかく、じっくり育成していずれ1軍の戦力にというのがプロのスカウトのほぼ共通した見方だったようですね。
2013年ドラフト会議で、巨人より4位指名を受け入団することになりました。
奥村展征は何故ヤクルトへ?
奥村選手は、2013年に巨人より4位指名を受け契約金4000万、年俸540万で契約します。
じっくり育成して、いずれ1軍の戦力にしたいと考えていたのは本当だったようで、1軍出場こそなかったものの、2軍の公式戦86試合に出場しています。
2軍の試合は大体年間110試合前後なので、かなりの数の公式戦に出場していることになります。
じっくり育成しいずれは「坂本勇人」選手と二遊間を組めるようにという構想があったのかもしれませんね。
⇒坂本勇人は2000本安打を達成できるか!?今までの成績や年俸も
しかしこの年のオフ、自主トレ中にFAで巨人に移籍する「相川亮二」選手の人的保証選手として、奥村選手が選ばれたのです。
この時、奥村選手は「井端弘和」選手らと熊本で自主トレに励んでいました。
ほぼ接点のなかった井端選手に対して、自主トレに同行させて欲しいと直談判して実現したものだったんです。
⇒井端弘和は荒木雅博との「アライバ」がスゴかった!通算成績と年俸も
実績あるベテラン選手に1年目を終えたばかりの選手がこういうお願いって、したくてもできない人が多いですよね。
それだけでもガッツがあるなと個人的には思いました。
最初人的保証の話を聞いたときは奥村選手は意味がわからない状態で、井端選手らは冗談と思って爆笑したとか。
しかし事実で緊急帰京する時には「絶対にチャンスだ」と背中を押してもらえたようです。
出典:http://baseballking.jp/
確かに2017年現在、遊撃のレギュラーを狙っているなら巨人以外の方がずっと可能性はあるんですよね。
しかしこの人的保証、巨人側はかなりネットで叩かれるはめになってしまったんです。
まだ2年目に入ったばかりの選手を何故プロテクトしなかったのか、というものですよね。
これは人的保証で狙われるであろうと予想されたのが、投手と外野手だったからというのが1つですね。
当時のヤクルトは損するようなトレードでも、投手が欲しいというような状態だったんです。
そうすると、投手と外野手を手厚くプロテクトする分、内野手のプロテクトが非常に手薄になってしまいます。
ヤクルトはどちらかというと右打ちの選手を取る傾向があるのですが、高卒左打内野手が「川端慎吾」選手以来おらず、年齢バランスが非常に悪かったんですよね。
そのような事情で奥村選手に白羽の矢が立ったのではないかと考えられます。
[quads id=2]
奥村展征とりゅうちぇるの関係が気になる!
奥村選手を検索すると上位に出てくるキーワードの象徴とも言えるのが、芸能人の『りゅうちぇる』さん。
何か共通点があるのかと思って調べてみましたが、同じ1995年生まれの同い年ということくらいでした。
じゃあ一体何故?と思ったら…
答えは、2016年のヤクルトのファン感謝デーにありました。
ファン感謝デーでは、「スワローズのど自慢歌合戦」というコーナーがあるんです。
そこに奥村選手がりゅうちぇるのコスプレをして、「ピコ太郎」のコスプレをした「上田剛史」選手と一緒に「PPAP」を披露したんです。
出典:https://www.tokyo-sports.co.jp/
写真を見ると、なかなかクオリティの高い変身っぷり!
結構りゅうちぇるさんご本人に、似て見えるのは私だけでしょうか?
ということは、りゅうちぇるさんも一般男性の髪型にして、スワローズのユニフォームを着たら奥村選手に似ているのかもしれませんね。
りゅうちぇるさんご本人は、公の場で男性的な格好をするのはできれば避けたいようですけどね。
それにしても普段の奥村選手って、真面目な好青年という感じなので、この変身はファンもかなり驚いた様子でした。
奥村選手のことをあまり知らなかった人にも、一気に知られることになったのではないでしょうか。
今は直接の接点はなさそうですが、いずれそのコスプレ姿でりゅうちぇるさんと2ショットでも撮って欲しいなんて思います。
奥村展征の家族について 祖父と父がすごい!
奥村選手は、野球をやるべくしてやったというような家族で育っています。
家族構成は両親、姉、妹、弟、祖父母と結構多いですね。
その中で、特にすごいのが祖父と父でしょう。
奥村選手の祖父は『奥村展三』氏という人物で、滋賀県立甲賀高校で野球部の監督をしていました。
野球部監督として第40回センバツ出場へ導くという実績があります。
それのみに留まらず、滋賀県議会議員、参議院議員、衆議院議員を務めた政治家なんです!
出典:http://www.keiba-union.com/
2013年に政治家を引退してはいますが、2015年春の叙勲で旭日重光章受章をしているすごい人ですね。
奥村選手の父・『奥村伸一』氏は政治家ではありません。
甲子園に出場経験があり、社会人野球のプリンスホテルでプレーしていました。
出典:http://members2ami-go.cocolog-nifty.com/
2017年にヘッドコーチに就任した「宮本慎也」氏が社会人野球時代、奥村伸一氏とチームメートだったんです。
高校時代山形でヤクルトの試合が開催された際に、奥村選手は高校の練習後憧れの宮本慎也氏に会いに行き、2ショット写真と握手をしてもらったことがあるそうです。
その際奥村伸一氏の名前を出すと「プロは甘くないぞ」と言われたとか。
その影響か、奥村選手がプロ入団時目標の選手を、宮本慎也氏と目を輝かせて語っていました。
そんな目標の宮本慎也氏と、今後コーチと選手という関係で同じ球団に所属できるのもまた運命ですね。
是非直接鍛えてもらって成長してほしいです。
最後にまとめ
いかがでしたか?
奥村展征選手について簡単にまとめると
②ヤクルトへの移籍は、相川亮二選手のFAによる人的保証選手として指名された為。その時、井端弘和氏らと自主トレに励んでいて伝えられても最初は意味がわからなかった模様。
③りゅうちぇるさんとの交流はないが、2016年ファン感謝デーで、りゅうちぇるのコスプレをしてそれが普段とのギャップと完成度の高さでファンを驚かせる。
④奥村選手の祖父・奥村展三氏は野球部監督を経て政治家になり旭日重光章受章を受賞している。父・奥村伸一氏は甲子園出場経験がありプリンスホテルで、宮本慎也氏と一緒にプレーしていた。
といったところでしょうか。
憧れの宮本慎也ヘッドコーチに存分に鍛えてもらって正遊撃手になって、山田哲人選手と二遊間を組んでほしいですね!
きっとそれが巨人への恩返しにもなることでしょう。
[quads id=4]