ジャクソン(広島カープ)の経歴は?変化球や年俸と通算成績についても

広島カープのセットアッパーと言えば?
『ジェイ・ジャクソン』投手ですよね!

ジャクソン投手は最速155km/hを誇る豪腕ピッチャーとなります。
豪腕ピッチャーによくあるのが、制球難や変化球の精度が悪いという点ですよね。

ジャクソン投手は豪腕でありながら変化球の精度や制球でも安定感があり、日本の野球に適している投手と言えるんです!

2017年のオフは一時期メジャー復帰か?なんて事もありましたが、最終的にはカープ在籍を決断してくれたジャクソン投手ですが、メジャーに帰っていたとしてもきっと活躍をしていたことと思います。

カープの外国人選手は優秀な選手が揃っており、現在ジャクソン投手の他にジョンソン投手やエルドレッド選手が1軍ほぼ当確となっています。
また、バティスタ選手も長打力に定評があり、1軍有力となっています。

2018年は新たな外国人選手も増えたので外国人枠争いは更に熾烈なものとなると思いますが、そんな過酷なチームで結果を残しているジャクソン投手ですが、経歴について知りたくないですか?

日本に来てからは知ってるけど、アメリカ時代はよく知らないって思っていませんか?
ジャクソン投手の経歴だけでなく、変化球と年俸や通算成績についても調べてみました!

それでは、ジャクソン投手について詳しく見ていきましょう!

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ジャクソンのプロフィール

ジェイ・ジャクソン
出典:Twitter
名前:ジェイ・ジャクソン
出身地:アメリカ合衆国サウスカロライナ州
生年月日:1987年10月27日
身長:185cm
体重:88kg
プロ入り:2008年 ドラフト9位
デビュー:MLB2015年 9月14日
NPB:2016年3月26日

ジャクソン投手の出身地であるアメリカのサウスカロライナ州って名前は聞いたことあるけどよく知らないって思っていませんか?

アメリカと言えばやはりニューヨークなどに目が行きがちですよね?

アメリカの中では都会とは言い難いですが、歴史や文化のある街として知られているんです!
そんなサウスカロライナ州出身の有名人を探してみると、ほとんどが野球選手なんです!

アメリカはアメフトかベイスボールと言うくらい野球は人気なのでそうなってもおかしくはないと思いますが、6人の野球選手の中で殿堂入りして表彰されたのは2人もいるんです!

その内の1人であるラリー・ドビー選手はMLBで通算253本塁打を放ち、2度の本塁打王と1度の最多打点、同じく1度の最高出塁率のタイトルを獲得している選手ですが、実はこの選手、日本の中日ドラゴンズにも在籍していたんです!

1962年の事なので知っている人は少ないと思いますが、これだけの強打者も日本でプレーした事があるんですね!
結果は72試合で10本塁打に終わってしまいましたが、この年限りで引退していることを考えると、コンディションが良くなかったんですね。

これからもメジャーリーガーが日本でプレーする事は多くあると思いますが、活躍できるよう頑張って欲しいですね!

ジャクソンの経歴は?

ジャクソン投手は高校時代、投手を主にやっていましたが、内野手や外野手としてもやっていたんです!
体格が良いのでパワーはありそうですね!

高校を卒業すると、奨学金でファーマン大学に進学しています。
大学3年生の時には先発で9勝2敗を記録しており、防御率3.17を残しました。
また、野手としては.336、8本塁打、41打点6盗塁を記録しているんです!
野手としても優秀だったんですね!

これだけ野手としても良かったので、先発投手を降板すると指名打者で野手として出場する事も少なくなかったんです。
完全な二刀流ですね!

大学を卒業するとシカゴ・カブスにドラフト9位で指名されて入団となりました。

カブスでは1Aでプレーしており、1年目は6試合の先発で2勝2敗防御率3.00を記録しました。
1Aと言っても1年目にしては良い方ですね!

2年目も1Aで7試合先発すると2勝2敗防御率1.64を記録しました!
1年目よりも安定感が出て来ましたね!

3年目は3Aに昇格を果たすと32試合に登板して11勝8敗防御率4.63となりました。
防御率は良くないですが、2桁勝利を挙げる活躍を見せていますね!

翌年は2年連続2桁勝利を飾りたかったですが、8勝14敗防御率5.34と結果を残す事が出来ませんでした。

5年目の2012年も3Aでの登板となりましたが、37試合の登板で3勝7敗防御率6.57と前年よりも更に悪化させてしまいました。
本来の投球が影を潜めていますね。

この年のオフ、ジャクソン投手はチームから放出されてしまい、マーリンズの2Aのチームに移籍しました。
ここでは、14試合で3勝6敗防御率3.16を記録して、3Aにも昇格を果たして7試合に登板しています。
ですが、結果は1勝1敗防御率4.68となり、この年の11月にFAとなり、パイレーツとマイナー契約を結んだんです。
中々メジャー昇格にこぎ着けられませんね。

パイレーツに移籍した2013年はウインターリーグに参加して、抑えとして2勝0敗10セーブで防御率は0.00となりました。
抑えとして素質を見せ始めましたね!

でも、2014年には3Aで再び先発登板をしており、25試合で5勝4敗、防御率4.89となってしまったんです。
中継ぎ向きのピッチャーなので先発では結果が出ないんですね。

ちなみに2014年の夏に金銭でブルワーズに移籍していますが、このチームでも先発で6試合0勝3敗、防御率5.06となっているんです。
散々ですね。

2015年にはパドレスに移籍して、ここで中継ぎとして結果を出し始めるんです!
3Aで48試合に登板すると、3勝3敗14セーブ、防御率2.54の好結果となったんです!
その年の9月にはパドレスとメジャー契約を結んで、契約した9月14日にはダイヤモンドバックス戦でメジャー初登板を飾ったんです!
待望のメジャーですね!

でも、結果は9回裏から登板して2死奪って4安打2失点となってしまいKOされてしまいました。
緊張があったのと準備が不十分だった事もあるので仕方がないですね。

その後もジャクソン投手はメジャーで登板しましたが、最終的に6試合で防御率6.23と結果を残すことは出来ませんでした。
メジャーリーグは日本のプロ野球よりも厳しく、どんな状況でも結果が全てです。
なので、結果の残せなかったジャクソン投手は再契約はしてもらえなかったんです。
残酷ですね。

でも、それが転機となり2016年からは広島カープでプレーすることになりました。
カープでは安定感のある投球で中継ぎエースとして君臨しており、チームには欠かせない存在となっています。
2017年のオフには再びメジャーが興味を示しましたが、ジャクソン投手はカープを選んだんです!
正しい選択と言えますね!

メジャーに帰って結果を残せれば良いですが、もしもまた結果が悪ければ1年でクビとなりかねません。
それを考えると日本で必要とされているので、安定した立場を選ぶ方が懸命であると言えますね!

カープが3連覇、4連覇を成し遂げるにはジャクソン投手は必要不可欠な投手なので、生涯カープで頑張ってもらいたいですね!

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ジャクソンの変化球は?

ジャクソン投手は最速155km /hを誇るストレートの持ち主ですが、どんなにストレートが良くても変化球も良くなければストレートを活かすことができないので結果に繋げることは出来ません。

では、ジャクソン投手の変化球はどうなのでしょうか?
ジャクソン投手は2017年ストレートを含めると4種類の球種を使っていました。

4種類の変化球を操りますが、その内の一つであるチェンジアップは全体の1%程しか投げていないんです!
投げた割合は非常に少ないと言えますが、被打率は.167となっており、数字としてはかなり良い数字を残しています。

また、ほとんど投げていなかったのはシュートもあるんです!
シュートは4%しか投げていませんが、被打率は.250となっています。
打たれていないことを考えると精度が良くないから投げないと言うわけでもなさそうですね。

シュートは奪三振数は1となってますが、見逃し率は17%となっており、カウントを稼ぐのに投げていた球種であると言えます!
でも、それでも甘く入ってしまえば簡単に打たれてしまうのがプロの世界です。
しかし、打たずに見逃しているということは、簡単に打てる球ではないということだと思います。
得意球ではないのに打たれないのは一流投手の証ですね!

残る球種は2つとなっていますが、その内の一つはストレートです。
ストレートは投手が1番多く投げる球種でありますが、ジャクソン投手の場合、ストレートよりもスライダーの方が多く投げているんです!

ストレートと非打数は99ですが、スライダーは104となっているんです!
技巧派の投手でもストレートの割合は多くなっているので、ジャクソン投手は本格派でありながら変化球主体のピッチングをしているんですね!

球速のあるストレートでは、被打率が.222となっていましたが、被本塁打は2本打たれていました。
2本では少ない方であると言えると思いますが、あまり打たれているイメージがないので少し意外な気もしますね。

ストレートの奪三振数は21個となっています。
空振り率が8%とあまり高くなく、見逃し率は16%と高い数字を残していることから、相手打者がストレートに球種を絞っているとバットに当てられてしまうのだと思います。
球威はあると思いますが、空振りを取るのは難しいのかもしれませんね。

最後にスライダーですが、スライダーの被打率は.173となっています。
2割を切っているのは驚異的と言っても良いくらい良い成績と言えます。
しかも、ジャクソン投手はスライダーを1番多く投げているので、その中で1番打たれていないというのはこれもまた凄いことでありますね!

スライダーでは、空振り率は16%で見逃し率は19%となっています。
どちらも高い数字を記録していますが、これはスライダーにキレがあり打つのが安易なことでない事ばかりか、バットを出すことすら躊躇ってしまう程変化量もあるのかもしれませんね。

スライダーで奪った奪三振数は31個となっています。
スライダーで奪った奪三振数が1番多いですが、スライダーは良いことばかりでもないんです。

唯一スライダーの悪かったのは被本塁打です。
被本塁打は3本を記録しており、ストレートよりも多い数字となっているんです。
被打率はかなり低くなっているので、相手打者の方が上だったという事も考えられますが、残念な感じですね。

全部でも被本塁打は5本と多い方ではありませんが、ジャクソン投手程の投手ならば被本塁打0を目標に頑張ってもらいたいですね。

ジャクソンの年俸や通算成績は?

ジャクソン投手は入団1年目の時の年俸は7200万円でした。
助っ人外国人でメジャーでの実績もほとんどない投手としては高い年俸になっていますね!

1年目から67試合に登板すると、防御率1.71を記録して37ホールドも挙げました!
最優秀中継ぎのタイトルは獲得はなりませんでしたが、優勝に大きく貢献する大活躍をしました。
その結果、オフの契約更改では9625万円となったんです。

中途半端な上がり幅ですが、2400万円アップならまずまずですね。

翌年も60試合に登板を果たしました。
2連連続の60試合以上の登板をしましたね!
この年の防御率は2.03となりました。
前年よりは落としてしまいましたが、安定感ある投球で2連覇に貢献しました。
結果、年俸は1億1500万円となりました。
1875万円アップとなりました。

アップして1億円を超えたことは凄いですが、チームは2連覇を成し遂げており、ジャクソン投手は中継ぎとして1年間フルに闘ってチームに貢献したにも関わらず、アップ幅が小さいと思いませんか?

他の選手は優勝した事で大幅アップを勝ち取っていますが、ジャクソン投手は主力では唯一と言って良いほどアップが小さいんです。

その理由はわかりませんが、ジャクソン投手が2017年のオフにメジャー契約と比較していた気持ちは理解できますね。

結果的にカープ残留をしているのでメジャー契約もあまり良い内容ではなかったのかもしれませんね。

2017年のオフのメジャーの契約は凍結状態となっており、主力級の選手でさえ中々契約が決まらない状態となっています。
そんな状況なのでジャクソン投手にも良い契約が来ていなかった可能性はあるので、もしかすると2018年のオフにはメジャー復帰なんて事もあり得る事であると思います。
出来ればカープにはもっと良い内容で2018年以降も再契約をして欲しいところではありますね!

そんなジャクソン投手ですが、ここ2年間でアップした金額は4300万円となっています。
金額的には少なすぎるわけではありませんが、成績を細かく見ると納得できないような気もしてくるんです。

この2年間で登板した試合数は127試合となっています。
助っ人とは言え十分すぎる試合数と言えますね!

勝敗は中継ぎ投手という事もあるので、7勝6敗となっています。1年目の2016年は5勝4敗となっていましたが、2年目の2017年は2勝2敗で勝ち数は減らしましたが、その分敗戦数も減らしているので上等と言えますね!

また、中継ぎ投手として評価技決められるのはホールド数であると思います。
その通算ホールド数は67ホールドなっています。
100ホールドまで残り33ホールドなっており、場合によっては2018年には100ホールド達成も視野に入ってくると思います。
3年で100ホールド達成なら史上最速になりますね!

カープでは抑え投手は中崎投手が今村投手が務めていたので、通算でもセーブ数は1セーブと非常に少ないですが、ジャクソン投手は1度も抑えをやっていないので、セーブ数で評価が決まることはないので問題ないですね!

ジャクソン投手は豪速球右腕として入団しており、球威で押すタイプであると思います。
なので、奪三振数も気になる所ですね。
通算奪三振数は144個となっています。
通算イニングは130回となっているので、イニング数を上回る奪三振数なのでかなり優秀であると言えますね!

でも1年ごとに見てみると、1年目は68イニングで89奪三振を奪っていますが、2年目は62イニングで55奪三振となっているんです。
1年目は良いですが、2年目はやや劣っていますね。

悪い数字ではないですが、1年目が凄すぎた分2年目が物足りなく感じてしまいますね。

また、豪速球投手はコントロールに難がある投手が多いです。

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