メジャーリーグで10年連続の3割30本塁打を達成したことのある強打者と言えば?
ロサンゼルス・エンゼルスの『アルバート・プホルス』選手ですよね!
エンゼルスと言えば、2017年のオフに日本から大谷翔平投手が移籍した事で日本での知名度も一段と高くなりましたよね?
エンゼルスがどんな球団なのかと言うと、ワールドシリーズ優勝は2002年の一度だけで、リーグ優勝も2002年の一度限りとなっています。
地区優勝は過去に9度決めているので、決して弱いチームであるとは言えません。
最後に地区優勝をしたのは2014年となっているので、最近と言えば最近です。
プホルス選手も健在で、大谷選手も加入したので、2018年はリーグ優勝を果たしてもらいたいですね!
でも、リーグ優勝するにはプホルス選手の活躍は必須となっています。
そんなプレッシャーのかかっているプホルス選手がこれまでに獲得したタイトルは気になりますよね?
獲得タイトルが多いからこそ期待も大きくなっていくのだと思います。
また、通算成績と経歴や選手の特徴についても調べてみました。
現在は38歳を迎える大ベテランとなっていますが、これまでにどれくらいの好成績を残してきているのでしょうか?
それは日本と比べると比にならないくらいの成績なんです!
その驚きを一緒に分かち合っていきましょう!
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プホルスのプロフィール
出典:https://baseballking.jp/
出身地:ドミニカ共和国 サントドミンゴ
生年月日:1980年1月16日
身長:190cm
体重:104kg
プロ入り:1999年ドラフト13位
デビュー:2001年4月2日
プホルス選手は強打者で有名な選手ですが、他の強打者であったアレックス・ロドリゲス氏やマニー・ラミレス選手が薬物を使用した事が発覚した事でプホルス選手も薬物使用を疑われるようになったんです。
プホルス選手の出身であるドミニカは、薬物賞をする選手が多いことも影響していると思われますが、そんな疑いをかけられるのは可哀想な気もしますよね?
この件に関して本人は、「昨年は6回検査を受けた。それでも不十分なら毎日受けても良い」と言ったんです。
使用していないからこそ言えることだと思うのですが、更にこの後にかっこもしも検査で陽性が出た場合は、今までに稼いだ年俸を全て球団に返金する」とまでも言ってのけたんです!
こんなことまで言えるのは、本当に薬物を使用していないと言う自信の表れであると思います。
ここまで言える選手はそういないので、薬物使用をしていないことを信じてあげたいですね!
プホルスの獲得タイトルは?
プホルス選手は10年連続で3割30本塁打100打点を記録した選手ですが、その間にもタイトルをいくつも獲得しているんです!
その獲得タイトルは気になりますよね?
初めてタイトルを獲得したのはメジャーで出場し始めてから3年目となる2003年でした。
この年は137得点で得点王と、212安打で最多安打、そして、.359の打率で首位打者を獲得しています。
この他にも51本の二塁打でリーグ最多の二塁打数となっています。
本塁打のイメージが強いプホルス選手ですが、初めて取ったタイトルが首位打者など巧打力のタイトルとは意外でしたね。
ちなみにこの年の本塁打数は43本でした。
打点も124打点を記録していたことから、三冠王を獲得していてもおかしくはない成績となっているんです!
逆に三冠王が取れなかったのが不思議なくらいですね!
翌年の2004年は、主要タイトルを獲得する事はできませんでしたが、133得点で2年連続となる得点王に輝いているんです。
2年連続は凄いですが、正直得点は目立たないタイトルなので、もっと派手なタイトルを取って欲しいですね。
翌年の2005年も前年と同じく得点王のみとなりましたが、敬遠数はリーグ最多となっているので、他の球団からどれだけ怖がられていたかがわかりますね!
そこからはタイトルの獲得はありませんでしたが、次にタイトルを獲得したのは2009年でした。
この年、プホルス選手は124得点で得点王と、47本塁打で本塁打王、.443の出塁率で最高出塁率のタイトルを獲得しました。
本塁打王と最高出塁率は初の受賞となりましたね!
この年は打点は135打点を記録していました。
打率でも.327を記録していたのでこの頃から三冠王に1番近い選手として注目されていたんです。
また、この年は敬遠数も自己最高となる44個を記録してリーグ最多となっています。
敬遠にはタイトルはないのでファン達には凄さが伝わりにくいですが、敬遠は強打者の証なのでここまで3度のリーグ最多となっているプホルス選手は、それだけズバ抜けているんですね!
2009年は本塁打のタイトルを獲得したので、2010年は三冠王が大きく期待されていました。
この年は開幕から順調で、最終的には42本で本塁打王と118打点で打点王を初めて受賞することに成功したんです。
前年よりも成績は落としていましたが2冠に輝いたのは運が良かったですね!
注目の首位打者は、打率.312でタイトル獲得はなりませんでした。
惜しかったように思えますが、この年の首位打者はロッキーズのゴンザレス選手で、打率.336となっていました。
プホルス選手は基本的に打率.320前後となる事が多かったので、その成績では三冠王を取るのは難しかったようですね。
翌年からはタイトルには縁がなくなってしまいました。
とは言っても、安定感は無くなってしまいましたが、30本や40本塁打を打っている年もあるので単純に運がなかったと言えると思います。
もう年齢的には本塁打や首位打者のタイトルを獲得するのは難しいと思いますが、打点王であれば、ベテランの勝負強さとチームの出塁率で可能だと思うので、タイトルを取る!と言う気持ちで頑張ってもらいたいですね!
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プホルスの成績は?
プホルス選手はこれまで17年間メジャーで活躍を見せています。
初めてメジャーに昇格した2001年は37本塁打を打つなど、この年から10年連続で3割30本塁打100打点を記録しています。
日本にはそんなに凄い選手はいないので、いかにプホルス選手が優れているのかがわかりますね!
その後の7年間では少し安定感を欠いていますが、それでも17年間活躍してきた成績は凄いことになっていると思います。
プホルス選手といえば、やはり本塁打数が1番気になりますよね?
その本塁打数は、614本塁打を記録しています。
この通算の数は、メジャー歴代7位となっており、現在現役でやっている選手の中では2位のミゲル・カブレラ選手と152本塁打の差をつけて1位となっているんです!
意外にも現役選手は通算本塁打数は多くないんですね!
現在38歳とベテラン選手となっているので、歴代1位のバリー・ボンズ選手の持つ762本塁打を超えるのは難しいと思いますが、通算700本を目指して頑張ってもらいたいですね!
また、10年連続で100打点を達成していますが、11年目となる2011年は99打点となっていました。
2012年も100打点を達成していたので、12年連続の100打点も可能だっただけに悔しさもあったと思いますね。
しかし、ここまで挙げた打点数は1918打点となっています。
歴代の中では1位であっても不思議ではないと思いましたが、実は9位なんです。
上には上がいると言う事ですね。
歴代1位はハンク・アーロン選手の持つ2297打点となっており、現在379打点差がありますが、あと4年連続で活躍ができたら超えられない数字ではありません。
もし、歴代1位となれば世界から祝福される事は間違いないと思うので、残り少ない現役生活は今まで以上に気合を入れないといけないかもしれませんね!
プホルス選手は、ミゲル・カブレラ選手が三冠王を獲得するまではメジャーで1番三冠王に近いと言われていました。
本塁打と打点を見てもわかるように、毎年タイトルを取れるほどの成績を残してきているのでそう言われてきていたんです!
ですが、三冠王の残りの一つである首位打者は1度は獲得していますが、その後はどうだったのでしょうか?
気になりますね!
プホルス選手が最初に首位打者を獲得したのは2003年でした。
この年は.359の好成績で堂々の首位打者となりましたが、その後は一度も首位打者を獲得できていません
しかし、打率が低かったわけではないんです!
運がなかっただけなんですね!
通算打率は.305を記録しており、17年間やって通算打率3割超えは凄い事であるんです!
本塁打王を獲得した2009年と2010年の打率は、それぞれ.327と.312となっているので、周りの打率が低ければ首位打者も取れるくらいの成績は残しているんです!
でも、三冠王は簡単には取れないので仕方がないですね。
ここまで優秀な成績を収めているプホルス選手ですが、実は一つだけ不名誉な記録を持っているんです。
それは、通算併殺打の数なんです。
幾度となくリーグワースト1位を記録していましたが、その通算数は362個となっており史上最高の不名誉な数字となっているんです。
足が遅いのでしょうか?
そう思ったのですが、通算盗塁数は110個を記録しており、シーズン2桁盗塁も3回決めていることから足が遅いわけではないと言うことになります。
併殺打を減らす事が出来れば、もう少し得点や打点も上がってくると思うので、頑張ってもらいたいですね!
プホルスの経歴や特徴は?
プホルス選手はドミニカ共和国で12人兄弟の末っ子として産まれました。
凄い人数の兄弟で驚きですね?
多くの兄弟の影響で、5歳の時にはバットを持つようになったんです!
普通は幼少期のコーチは父親がやっていたりしますが、プホルス選手の場合は兄弟がコーチをしていたんです!
遊びながら楽しんで野球に親しんでいったんですね!
ドミニカに在住していたプホルス選手でしたが、16歳の時に家族でアメリカのミズーリ州に移住したんです!
移住理由はわかりませんが、アメリカに渡った事でメジャーのドラフト対象となりましたね!
その後、アメリカのフォート・オーセージ高校の野球部に在籍していたのですが、対戦相手の高校の監督が年齢詐称を訴えて88打席中55回も敬遠されてしまったんです。
もちろん年齢詐称なんて事はしていません。
でも、体も大きかったと言うこともあって、更に打撃成績も飛び抜けていたことから相手監督は納得が出来なかったのかもしれないですね。
でも、幼少期の頃からの事だったのでプホルス選手はあまり気にしていなかったと思います。
それにしても55回も敬遠されるなんてあまりに酷すぎますね。
日本では、甲子園で松井秀喜氏が全打席敬遠されてチームが敗戦してしまった事は問題となりましたが、アメリカはそんな事では問題にはなりません。
年齢詐称していると思われるだけで名誉な事なのかもしれないですね!
高校卒業後は奨学生として大学に進学しました。
しかし、進学して1年が経過した1999年にはセントルイス・カージナルスからドラフト13位指名を受けたんです!
これは嬉しい事ですね!
そしていざ契約交渉の時、提示された契約金は10000ドルだったんです!
年俸とは別なので納得して契約するかと思いましたが、プホルス選手はこの金額を不服に思ってしまったんです。
そして、その後大学の試合で大活躍を見せて、契約金の金額を60000ドルまで引き上げさせたんです!
日本は大学卒業の時にドラフト指名されるので、その後の試合で活躍したからと言って契約金が引き上げられる事はありません。
でも、アメリカではそれが可能なんですね!
1999年にカージナルス入りしてから2011年まで活躍をしていたプホルス選手したが、2011年の年明けの契約更新で球団側から9年1億9500万ドルの提示を受けたのですが、それを断ってしまったんです。
なんで!?って思いますよね?
普通なら9年もの長期契約ならば即サインしてしまいそうなものですが、プホルス選手が希望していたのは10年契約だったんです!
その1年の差は大事だったんですね!
この年のオフに他球団との交渉を解禁すると、ロサンゼルス・エンゼルスから10年2億5400万ドルの大型契約を提示されたんです!
年俸も上がったことに加え、希望の10年契約とあったのでこの時は即座にサインをしてエンゼルス入りが決定しました。
エンゼルスファンに朗報ですね!
現在38歳となっていますが、まだ契約は4年も残っているので、これからの活躍がまた期待ですね!
そんなプホルス選手の特徴は足を大きく広げて、体重を軸足に残してバットを上下に動かす独特のフォームが特徴となっています。
この打撃フォームは、かなり理想のフォームとなっているようで、スイングスピードが凄いことになっているんです!
でも、そのスイングスピードが速いが故に打球を引っ張るようになってしまったんです。
引っ張る事が悪い事ではないのですが、プホルス選手は引っ張りは嫌いだった為、あえてバットを重くしてスイングスピードを落としたんです!
意外なことをしてしまうんですね!
その甲斐あって引っ張る事は減ったのですが、移籍に伴って球場が広くなってしまった為に逆方向への本塁打が減ってしまったんです。
それでも逆方向に強い打球を飛ばすので凄いことには変わりはないですね!
逆方向に本塁打が打てる選手こそが本当のホームランバッターであると言われているので、プホルス選手はメジャー随一のホームランバッターであると言って良いと思いますね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
最後にプホルス選手について簡単にまとめると
②三冠王に1番近いと言われてきただけあって打撃3部門は歴代の中でも上位に入るくらいの成績を残している。
しかし、その反面併殺打は歴代1位となる不名誉な記録も持っている。
③学生時代は年齢詐称を疑われる程の実力と体の大きさであった。
メジャーでは、スイングスピードが長けているが、引っ張る事が嫌いなので、あえてスイングスピードを遅くしている。
プホルス選手は、メジャーデビューしてから1度も1桁本塁打となった事がありません。
自己最少でも2013年の17本が最少となっており、30代後半となった現在でも高い数字を残す事が出来ています。
成績が良すぎて一時は薬物使用疑惑もありましたが、健全にやっていることも証明されたので、真のメジャーリーガーであると言うことになります!
近年は徐々に本塁打の数は減って来ているものの、それでも主力として100打点以上を挙げる活躍を見せているので、安定の成績と言えると思います。
契約はあと4年残っていますが、それで引退してしまうのか不安もありますが、このままの成績で行けば50歳まで現役をやる事は不可能ではないと思うので、10年契約が終わった後も再契約してもらえるような成績を残してもらいたいところですね!
でも、いつかは引退の日がやって来てしまうので、その時はファンとして暖かく送り出してあげたいですね!
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