現在ロサンゼルス・エンゼルスでプレーしており、メジャーリーグ5球団を渡り歩いた元ダイヤモンドバックスのドラフト1位選手と言えば?
『ジャスティン・アップトン』選手ですよね!
メジャーリーグの全体のドラフト1位というのは1年に1人しかいませんが、ジャスティン・アップトン選手もそのうちの1人です。
近年では2年に1回は高卒で全体1位指名されており、高校生に有望選手が多いと言えます。
直近では2016年にフィラデルフィア・フィリーズが指名したリッキー・モニアックという選手がドラフト全体1位で指名を受けましたが、現在まだ19歳という若さもあるのでメジャー経験はまだありません。
数百人の中の1位なので、注目度も高いのでプレッシャーもありますが、メジャーを代表する選手に育ってくれる事を願いたい所です。
モニアック選手と同様に全体1位で入団となったジャスティン・アップトン選手ですが、特徴や守備に関して知りたくないですか?
1位の選手であれば打撃だけでなく守備も凄いのでは?と思いますよね?
また、ドラフト1位の選手がどれだけ打っているのかも知っておきたいのではないかと思います。
打撃成績と経歴やマイナー時代についても同時に調べてみました。
日本のドラ1選手よりも遥かにプレッシャーのかかるアメリカのドラ1選手について迫っていきましょう!
[quads id=1]
ジャスティン・アップトンのプロフィール
出典:https://baseballking.jp/
出身地:アメリカ バージニア州
生年月日:1987年8月25日
身長:188cm
体重:93kg
プロ入り:2005年 ドラフト1位
デビュー:2007年8月2日
ジャスティン・アップトン選手の2018年の年俸は約18億円程となっています。
走攻で安定した活躍を見せているジャスティン・アップトン選手ですが、現在の年俸はメジャーリーグにしてはそんなに高い方ではありません。
2015年のオフにデトロイト・タイガースと6年1億3275万ドルで契約していたので2017年は24億円程の年俸をもらっていましたが、ドレードでエンゼルスに移籍した事で年俸がダウンしてしまっています。
2018年のオフもジャスティン・アップトン選手はエンゼルスに残留するかはまだ未定です。
契約は残ってるのでそのまま行けば残留で年俸も大幅に上がっていくと思いますが、場合によってはジャスティン・アップトン選手が契約を破棄してFAとなる可能性もあります。
FAとなれば今よりも高い年俸は保証されるだけに、2018年もジャスティン・アップトン選手の動向に注目が集まりますね!
ジャスティン・アップトンの打撃成績は?
ジャスティン・アップトン選手は長打力が売りの選手となっていますが、これまでに本塁打王を獲得したことはありません。
現在メジャーで11年間プレーしていますが、通算の本塁打数は256本となっています。
意外に少ないですね!
1年あたりの平均を出すと、23本と言う数字になるんです!
ホームランバッターとしては少ない方ですが、これまでどれくらい打っているのか細かく見ていきたいと思います!
メジャー1年目となった2007年は43試合しか出場していなかったので、本塁打は2本のみでした。
打率も.221とかなり低い数字となっているので、1年目はまだ適応できなかったと考えられますね。
ジャスティン・アップトン選手の2年目は徐々に頭角を現して108試合に出場できました。
放った本塁打は15本となっており、打点も42打点を挙げました。
打率は.250と相変わらず低かったですが、前半の調子が悪かっただけと言うことも考えられるのであまり心配するようなことではないですね!
2009年は3年目となり、もうメジャーにも慣れてきた頃だと思います。
この年は開幕からレギュラーを獲得して138試合に出場する事ができました。
打撃でも打率.300、26本塁打、86打点を記録したんです!
ちなみに盗塁も20盗塁決めており、走塁でも評価を上げたんです!
ようやく主力として芽が出ましたね!
しかし、翌年2010年は本塁打が激減してしまったんです!
その数字は17本だったんです!
打率も前年3割達成をしましたが、この年は.273となってしまったんです。
盗塁数は18個となっているのであまり減っていないですが、打撃成績は落としてしまいましたね。
翌年2011年は奮起が期待されました。
開幕から飛ばしたジャスティン・アップトン選手は、この年自己最多の159試合に出場しました。
この年は試合数だけが最多となった訳ではなく、171本の安打数も88の打点数も21盗塁でも最多となっているんです!
最高のシーズンと言って良いですね!
また、この年は本塁打でも自己記録を更新しているんです!
その数字は31本なんです!
打率は.289と高い訳ではありませんでしたが、初めての30本塁打達成となっているので、打率に関しては気にならないですね!
でも、30本を達成したからと言って浮かれてしまっては直ぐに成績は落ちてしまいます。
2012年は、浮かれていた訳ではないと思いますが、その最悪の結果となってしまったんです。
打率は.280とあまり変わらない数字となりましたが、本塁打は17本になってしまったんです。
活躍した次の年は本塁打を減らしてしまう傾向にありますね。
2013年と2014年は移籍してブレーブスでのプレーとなりました。
心機一転となった2013年は打率.263ながら27本の本塁打を放ちました。
その翌年は本塁打減が懸念されましたが、2014年も29本塁打を記録したんです!
初めて2年連続の20本塁打達成ですね!
ジャスティン・アップトン選手の2015年はまた移籍しましたが、26本塁打を記録しました。
ここまで20本塁打は連続して打っていますが、30本塁打以上は1度しか打てていません。
意外にもホームランバッターではないんですね。
でも、翌2016年は31本の本塁打を放ったんです!
2度目の30本ですね!
すると、2017年も30本塁打となる35本の本塁打を放つことに成功したんです。
ここで初めて2年連続30本塁打達成となりましたね。
ここ2年間は本塁打数が増加しています。
バッティングに確実性が備わってきたのだと思いますが、打率はもう少し高くあって欲しいところであります。
やはり人間には欲があるので、今の成績で満足なんて事はあまりないと思います。
また、満足してしまうようであれば、プロとしての成長はそこでストップしてしまうと思います。
これからも成長を続けるには欲を持って、目標を高く設定する事が大事だと思うので、ジャスティン・アップトン選手にも高い目標を持ってやってもらいたいですね!
[quads id=2]
ジャスティン・アップトンの守備力は?
ジャスティン・アップトン選手はケン・グリフィー・ジュニア2世と言われている選手で、最も2世に近いと言われているんです!
なので、将来の殿堂入りが今から有望視されており、ベースボール・アメリカ誌の有望株リストに2006年は2位、2007年は9位に入っているんです!
すごい期待度の高さですね!
しかし、殿堂入りするには日頃の行いも関係して来ます。
でも、ジャスティン・アップトン選手は真面目にやっている時は良いのですが、時折集中力を欠いたプレーが見受けられるんです。
散漫なプレーというやつですね!
現在30歳という年齢なので、そろそろ精神的にも落ち着かなければいけません。
実力は確かなだけに集中力あるプレーが常に維持できれば本当に殿堂入りも可能かもしれません。
殿堂入りはまだまだ先の話となっていますが、今の地道な積み重ねがなければ殿堂入りなんてあり得ません。
散漫なプレーが今後どう影響していくかわかりませんが、言ってみれば散漫なプレーもジャスティン・アップトン選手の特徴の一つと言えます。
もしも、ジャスティン・アップトン選手が生真面目で常に真面目にプレーしているだけの選手であったなら、何も面白くないですよね?
日本では、不真面目や乱暴な外国人選手は徐々にいなくなって来ているので、プロ野球の醍醐味である乱闘や怠慢プレーなどはなくなりつつあります。
しかし、メジャーではまだそのようなプレーは多くあります。
良いのか悪いのかわかりませんが、やっぱり野球は色んなプレーが見れてこそ面白いですよね?
ジャスティン・アップトン選手の特徴と言える散漫なプレーは直すべきなのか、そのままでいるべきなのかはわかりませんが、もう少し暖かく見守ってあげても良いかもしれませんね!
また、散漫なプレーが守備にどれくらい影響しているのでしょうか?
その気になる守備は、主にデビュー当初は右翼手をやっていました。
失策数は2008年が11、2009年が12となっています。
2桁失策なので守備率はそれぞれ.943、961と非常に悪い数字となっていました。
外野手で2桁失策は多いですね。
2010年は4失策に抑えて守備率も.985と少し高めの数字となりましたが、2011年には再び2桁となる13失策を記録しているんです。
2010年は特にやる気があったのかもしれないですね。
2012年も失策数は5と少なかったですが、全体的にはあまり良い守備であったようには感じませんでした。
数字上では散漫なプレーと言うのはわからないですが、真面目にやっていたとしてもゴールドグラブ賞を獲得できる程の守備力ではないと思います。
2013年は前半は右翼手でしたが、後半の108試合は左翼手となったジャスティン・アップトン選手!
この頃には散漫なプレーが多く見受けられたのかもしれないですね。
左翼にコンバートされてからは、失策数が2桁に乗ったことはありません。
最多でも2014年の8失策となっており、右翼の時よりも遥かに守備は向上していると言えると思います。
コンバートが功を奏しましたね!
でも、失策が減ったからと言って細かいところが改善された訳ではありません。
数字上で判断できないので、どれくらいやる気のないプレーを見せてくれるかはわからないのですが、失策自体は減少傾向にあるのでこれからの守備は少し期待できるかもしれません。
ただ、それによって打撃成績が悪くなっても良くないので、ジャスティン・アップトン選手のやりたいようにやる事が1番なのかもしれません。
もしも、あなたがジャスティン・アップトン選手の散漫なプレーを見たとしても、それは演出として理解して楽しんでもらえれば良いのではないかと思います。
ジャスティン・アップトンの経歴やマイナー時代は?
ジャスティン・アップトン選手の父親は学生時代に野球とバスケットの経験があり、NCAAのバスケット審判員を務めていたんです。
一方、母親は学生時代にソフトボールに打ち込んでおり、中学と高校で体育教師を務めていたんです。
そんな両親の元に産まれたジャスティン・アップトン選手は、勉強をしなければスポーツもさせないなど厳しく育てられました。
親の影響もあり、幼少期から野球に励んでおり、13歳の頃には早くもメジャースカウトに注目される存在となっていたんです!
一流になれる選手はやはり注目されるのも早いですね!
高校時代は、代表選にも選ばれており、台湾で開催された世界ジュニア選手権に出場して6試合で打率.417 、4三塁打 、1本塁打 、5打点の好成績を残したんです!
ジャスティン・アップトン選手の長打率はかなり高いですね!
翌年の公式戦でも、54打席で打率.519、11本塁打、32打点、29得点、7盗塁をマークしているんです!
この年も高い長打力と走力を披露していますね!
この年ももちろん全米代表チームに選ばれているのですが、その他にもメジャーに最も近い選手であると表彰されたんです!
爆発的な活躍だったんですね!
ここで一つ驚きだったのが、当時のポジションは外野手ではなかったという事なんです!
当時のポジションは、遊撃手で、遊撃手として守備も高評価を得ていたんです!
ジャスティン・アップトン選手は遊撃の方が好きなのかもしれないですね!
その後、見事にダイヤモンドバックスからドラフト1位ので指名を受けると、当時の契約金最高額となる610万ドルで史上最高額での契約となったんです!
当時では破格の金額ですね!
この最高金額は、2年後の2008年にジャイアンツが指名したバスター・ポージー選手が620万ドルで契約した為、現在は最高額ではありませんが、当時の最高額だった事に意味がありますね!
プロ入り1年目となる2006年には外野手に転向しており、それ以降ずっと外野手を務めています。
遊撃手だと守備の負担もあったので外野手に転向となったのかもしれないですね!
この1年目は1Aでプレーすると、113試合で、打率.263、12本塁打、66打点、15盗塁を記録したんです!
1Aとは言っても高卒1年目の選手とは思えないですね!
2年目は2Aに昇格となり、103試合に出場しました。
そこでも打率.319、18本塁打、70打点、19盗塁と言う数字を叩き出したんです!
ジャスティン・アップトン選手は前年よりも確実にレベルアップしていますね!
この活躍でUSAトゥデイ紙の、マイナーリーグ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞したんです!
最も優れたマイナー選手だったんですね!
また、ジャスティン・アップトン選手はこのシーズン中にメジャーデビューを果たしています。
メジャーデビュー当時は19歳と11ヶ月だったのですか、10代でのメジャーデビューはシアトル・マリナーズのフェリックス・ヘルナンデス投手以来となる早さだったんです!
2Aからの飛び級だったので、こんなに早いメジャーデビューが実現されたんですね!
翌年からはずっとメジャーでプレーしているので、マイナー経験は2年にも満たないです。
下積みがほとんどなくても活躍できる事を証明しましたね!
期待通りの活躍が出来ているのかは定かではありませんが、強打と知られるジャスティン・アップトン選手なので、30歳を過ぎた今だからこそもっと成績を伸ばしてくれると思ってしまいます。
エンゼルスではまだ1年間フルで出場していないので、2018年はフルで活躍してエンゼルスの勝利に貢献してもらいたいですね!
このチームにはトラウト選手や大谷選手がいるので現在は影が薄くなってしまっていますが、安定して活躍していればまた注目されると思うので、腐らず頑張ってもらいたいですね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
最後にジャスティン・アップトン選手について簡単にまとめると
これも一つの特徴と言えるが、それが守備に影響を及ぼしており、守備力はあまり高い方ではない。
②強打の選手のイメージがあるが、通算本塁打は256本とあまり多い方ではない。
近年は2年連続で30本塁打を打っているが、それまでは30本以上を打ったのは1度だけとなっており、中距離打者扱いである。
③幼少期の頃から親の影響で野球を始めると13歳にはプロから注目されていた。
高卒でドラフト全体1位で指名されると、約2年程のマイナー経験をして19歳の若さでメジャーデビューを果たした。
ジャスティン・アップトン選手はダイヤモンドバックスにドラフト1位指名を受けましたが、2013年にあっさりとドレードで移籍となってしまいました。
でも、これは活躍できなかったから放出されたと言うわけではなく、逆に活躍していたから放出されたと考えられます。
メジャーでは、活躍している選手とこれからが有望視されている若手選手とのトレードが盛んです。
なので、ダイヤモンドバックスは将来の有望選手の獲得の為にジャスティン・アップトン選手を放出したんです。
本人がどう捉えるかはわかりませんが、相手チームに必要とされていくわけなので、とっても嬉しい事ではあると思いますが、ころころチームが変わってしまうのも環境を例えるのが大変なので、苦労してきている選手であると思います。
これからまだ長い現役生活であと何回移籍するかわかりませんが、どこの球団に行っても安定した活躍を見せてもらいたいですね!
[quads id=4]