アトランタ・ブレーブスのいぶし銀外野手と言えば?
『ニック・マーケイキス』選手ですよね!
マーケイキス選手はオリオールズにドラフト1位指名を受けますが、2015年からブレーブスへと移籍となってしまいました。
メジャーは日本と違ってトレードされたから事実上の戦力外と言うわけではありません。
活躍する選手ほどトレードに出されてしまう可能性があるので、逆にトレード対象となるのは名誉なことなのかもしれません。
そんなマーケイキス選手ですが、外野手として連続無失策試合数398試合を記録しているんです!
これは、外野手として歴代1位となる記録となっているんです!
守備でも安定さが光るマーケイキス選手ですが、これまでの打撃成績が気になりますよね?
ベテラン選手となったマーケイキス選手がここまでどのくらいの成績を残してきたのでしょうか?
また、特徴や年俸、そして経歴や表彰についても同時に迫って行きたいと思います!
メジャーではスター選手と呼ぶには及ばないマーケイキス選手ですが、10年以上メジャーで活躍する選手について詳しく迫っていきましょう!
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ニック・マーケイキスのプロフィール
出典:http://blog.livedoor.jp/
出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州
生年月日:1983年11月17日
身長:185cm
体重:86kg
プロ入り:2003年 ドラフト1位
デビュー:2006年4月3日
マーケイキス選手はアメリカのニューヨーク出身ですが、2004年のアテネオリンピックではギリシャ代表として出場しているんです!
それはどうしてでしょうか?
それは、両親がギリシャ系とドイツ系だからなんです!
詳しくはわからないのですが、父親の方がギリシャ系であるのだと思います。
このオリンピックでは、ギリシャは1勝しか挙げられなかったのですが、その1勝を挙げた時に活躍したのがマーケイキス選手だったんです!
本人は、この大会に出たから一皮むけたと言っており、自信に繋がる大会であったことに違いはないですね!
これ以来ギリシャ代表として出場していませんが、代表戦が良い意味で影響しているので次はアメリカ代表として出場出来るように頑張ってもらいたいですね!
ニック・マーケイキスの打撃成績は?
マーケイキス選手は2018年の打撃成績である程度の数字を残しています。
これまで、正直あまり名前は聞いたことがありませんでしたが、どれくらいの成績を残していたのか気になりますよね?
細かく見て行きましょう!
メジャー1年目となったのは2006年でした。
この年からいきなりレギュラーとして出場すると、147試合に出場しました。
安打数は143安打を記録しており、打率も.291と好成績を残しているんです!
意外にも良い数字ですね!
そして、マーケイキス選手の長打力はどうなのでしょうか?
本塁打数は16本となっていました。
長距離砲とは言えませんが、まずまずの数字と言えますね!
マーケイキス選手の打点は62で盗塁は2となっていたので、これらはあまり良いとは言えませんが、下位打線を打っていたのと思うので、打点が上がらなかったのは仕方がないですね!
2年目は161試合に出場して191安打を放ちました。
本塁打も23本に伸ばしており、112打点で18盗塁、打率.300を記録しているんです!
マーケイキス選手は2年目でクリーンナップとしての働きをしてくれましたね!
2007年は安定した成績を残して2008年も157試合に出場しました。
この年も安定感は抜群で、182安打で打率.306を残しました!
2年連続で打率3割は上出来ですね!
本塁打も20本、87打点で10盗塁と他の成績では前年よりも下回ってしまいましたが、それでも中々良い数字ではあったと思います。
マーケイキス選手はパワー系ではないので派手さはありませんが、安定感がある事は良い事であると思います!
4年目の2009年は161試合のフル出場をして188安打を放ちました。
打率は.293と惜しくも3割には届きませんでしたが、18本塁打で101打点と、打点数では主力としての仕事をきっちりとこなしているんですね!
マーケイキス選手の盗塁数は6盗塁と2桁盗塁は出来ませんでしたが、全てに好成績を求めるのは良くないと思うので、盗塁は大目に見てあげましょう!
2010年は160試合で187安打、打率.297、12本塁打、60打点、7盗塁となりました。
極端に悪いわけでもないのですが、安打以外は徐々に落としてきていますね。
2011年も160試合で182安打、打率.284、15本塁打、73打点、12盗塁となりました。
やはりこの年も安打では最低限の仕事はしていますが、その他では物足りなさを残していますね。
マーケイキス選手の2012年は怪我もあり出場数を104と減らしてしまいました。
その為、メジャーに出場するようになってからワーストとなる125安打に終わってしまいました。
本塁打は13本となっているので試合数の割には多かったと言えますが、54打点、1盗塁はやはり物足りません。
でも、この年の打率は.298となっているんです!
3割には届きませんでしたが、打率に関しては頑張ったと言えますね!
マーケイキス選手の2013年と2014年はそれぞれ172安打と177安打でした。
本塁打も10本と14本となっており、怪我の影響があったのか、思うような活躍が出来ませんでした。
打率も.271と.276となっており、自信最低の数字となっているんです。
最初の頃は安定した成績を残していましたが、この頃になってくると成績を落とし気味になっていますね。
とても残念です。
2015年は移籍して環境が変わったので気持ち的にも何かが変わったかもしれません。
156試合で181安打を放ち、打率.296を残しました!
安定感復活か?と思いましたが、逆にこの年は本塁打数がかなり減少してしまっているんです。
その数字は、3本となっているんです!
初めて本塁打も2桁に乗らなかったようですね。
2016年には再び2桁本塁打となる13本塁打を放っていますが、2017年には8本塁打とまたも落としてしまいました。
マーケイキス選手は年齢を重ねてきて、長打力は衰えがで始めたのかもしれないですね。
この2年間の打率は2016年が.269、2017年が.275となっています。
思うような成績は残せていませんが、ここまでずっとレギュラーとして出場してきた事は凄い事であると思います。
もうメジャーで12年間プレーするベテラン選手となっているので、こらから若手の手本となる打撃を披露してもらわなければいけません。
そうなると求められるのは打点だと思いますが、ベテランらしい勝負強さでここぞ!という場面では勝負を決める一打を決めてもらいたいですね!
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ニック・マーケイキスの特徴や年俸は?
マーケイキス選手はドラフト1位として大きな期待を背負ってプロ生活を過ごしてきました。
結果から言うと、思った程の活躍は出来ていないかもしれません。
でも、メジャーリーガーとして実は凄いことを継続しているんです!
それはなんだと思いますか?
それは記録ではないのですが、打率の安定感なんです!
日本でもアメリカでもどこの国のプロ野球選手でも同じことが言えるのですが、一度は低打率となってしまう事を経験しているものなんです。
ずば抜けた選手は例外として、調子を落として打率が下がってしまう事があっても不思議ではないですね!
最近はマーケイキス選手も打率が下がり気味ですが、2012年までは.310以上の打率を計測していないですが、.290以下となった年もないんです!
ここまで安定した打率を残している選手はそうはいないと思いますね!
マーケイキス選手には派手なプレーというのはありません。
守備でも好守備を披露してゴールドグラブ賞を受賞していましたが、守備範囲は広くはありません。
足は遅いわけではないので守備範囲が狭いのは意外ですよね!
守備でも派手さのないマーケイキス選手ですが、派手さがないからこそと言うこともあると思います。
最近では打率は下がり気味なので、打率の安定が特徴である!とは言えなくなってきていますが、どんな選手でも一生安定した打率を残し続ける事は出来ません。
当たり前ですね!
世界の王と呼ばれる王貞治選手は現役生活の中で打率が低かったのは1年目と3年目と最終年のみとなっています。
逆に言えば、世界の王ですら低打率となったことがあるんです!
これはこれで意外ですね。
マーケイキス選手のここまでのワースト打率は.269となっています。
高打率を記録できていなくても、コンスタントにこれだけ打率を安定させられる事は、マーケイキス選手にしかない最大の特徴と言って良いのではないでしょうか!
また、ここまで12年間メジャーでプレーしてきましたが、メジャー1年目の年俸は約4000万円となっていました。
ドラフト1位選手としては低い年俸となっていました。
では、今はどうなのでしょうか?
気になりますよね?
2018年の年俸は約13億円となっています!
この年俸が多いと思うかは分かれてしまうと思います。
日本の選手の年俸しか知らない人からすると高年俸として思われる金額となっていますが、メジャーリーガーの年俸を知っている人からすると、程よい年俸としか思われないかもしれません。
あなたはどっちですか?
どちらにしても、この年俸は最高額ではないんです。
マーケイキス選手の自己最高額は2015年の20億円となっているんです!
これだけの年俸となっていればどんな人も凄い!と納得してもらえると思います!
これまでの生涯年俸は90億円程となっています。
アメリカの税金がどれだけ取られるかはわかりませんが、たとえ50億円を税金として払っていたとしても40億円は残っているということになります!
これだけのお金があったらあなたなら何をしますか?
お金の使い方は人それぞれだと思いますが、次に繋がる使い方をすることが成功の秘訣だと思います。
また、アメリカではメジャーリーガーとして10年間年金を払うとアメリカでの年金受講資格があります!
その年金の額も破格と言われているんですが、マーケイキス選手もその年金の受講資格を満たしています。
老後の生活ももう保証されています。
こらからまだ高年俸をもらい続けて行くと思います。
年俸は下がり始めていますが、それでも世間一般からすると高収入となっているので、少しでも長く現役が出来るように体つくりを頑張って欲しいですね!
ニック・マーケイキスの経歴は?
マーケイキス選手は幼少期の頃から野球を始めました。
アメリカではアメリカンフットボールやバスケットボールも人気なので、両立する選手も多いですが、マーケイキス選手は本当に野球が好きだった為、野球一筋でやってきたんです!
一筋と言うのは良い事ですね!
ニューヨーク出身なので、お気に入りの球団はメッツやヤンキースかと思いましたが、実は違うんです!
実はボストン・レッドソックスのファンだったんです!
意外ですね!
レッドソックスと言えばヤンキースの最大のライバル球団です!
日本の巨人と阪神のような永遠のライバルと言えますね!
そんなライバル球団が好きだったマーケイキス選手は後にジョージア州に移住することになってしまったんです。
でも、これが転機となったんですね!
ジョージア州のウッドストック高校で活躍したマーケイキス選手は、高校卒業時にシンシナティ・レッズからドラフト35位指名を受けたんです!
下位指名とは言え、高卒で指名されるのは才能がある証拠ですね!
でも、マーケイキス選手はこの指名を拒否しているんです。
契約内容が影響していたのかは定かではありませんが、本人曰く「プロに入る前にもう少し自分自身が成熟する必要があると感じたし、経験も必要だと思った」との事でした。
これが本心ならば、大人びていたのかもしれないですね!
その後、ヤング・ハリス・カレッジに進学したマーケイキス選手は投手と外野手の二刀流として活躍するようになりました!
ベースボールアメリカ誌選出の短期大学最優秀選手に2002年と2003年の2年連続で選出されているんです!
さすがですね!
特に良かったのは2年生の時で、投手として12勝0敗、160奪三振を奪って、打者としては打率.439、21本塁打、92打点と言う好成績を残しているんです!
もう手がつけられない選手だったんですね!
この頃、多くの球団が左の先発投手として期待していました。
しかし、オリオールズだけは違ったんです!
マーケイキス選手の打撃を評価しており、野手として育てて行く意向を示したんです!
本人は野手の方がやりたかったのかもしれないですね!
オリオールズは約束通りにドラフト1位でマーケイキス選手を指名しました。
ドラフト1位指名ならば何も言う事はありません。
当然入団を決意したマーケイキス選手はマイナー契約を結ぶのですが、1年目はホームシックや木製バットに変更となった事から苦しんでしまうんです。
ずっと地元で野球をやっていたのでホームシックになるのもわかりますね!
オリオールズに入ってから野手1本で頑張っていたのですが、やはり1年目は投手への未練もあったようなんです。
心の底では投手としてやって行く自分も想像していたのかもしれないですね。
でも、今打者として成功しているマーケイキス選手ですが、投手として入団していたらどうなっていたのでしょうか?
今となっては想像もできないですが、もしかするとサイ・ヤング賞を受賞する程の選手になっていた可能性も否定できないですね!
打者として入団して12年もメジャーにいるので、投手への未練はもうありませんが、これまでに表彰された事はあるのでしょうか?
タイトルらしいタイトルの獲得はありませんが、これまでに表彰されたのは、ゴールドグラブ賞2回と月間最優秀新人1回なんです!
ゴールドグラブ賞は守備が評価された証なので、名誉なものですね!
これ以外には特に表彰されたと言うようなものはありません。
でも、打撃は派手さはないですが毎年安定した数字を残しています。
毎年同じような成績を残す事はとても難しい事なので、派手さがあっても安定しない選手よりは良いのかもしれないですね!
今のマーケイキス選手を見ていると、これ以上成績が爆発する事はないかと思われます。
しかし、急激に下降することもないと思われますので、まだ数年は安定した数字を残せると思います。
これからもいぶし銀としてチームを支える選手として全力を尽くしてほしいですね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
最後にマーケイキス選手について簡単にまとめると
本塁打と20本以上打った事もあるが、近年は2桁本塁打を打つ事も困難となってきている。
②マーケイキス選手の最大の特徴は打率の安定感である。
高打率ではないが、コンスタントに同じくらいの打率を残す。
2018年の年俸は徐々に下がってきて13億円となっている。
③高卒でドラフト指名を受けたが、拒否して短大後のプロ入りに繋げた。
アマ時代は二刀流として大活躍していたがプロ入り後に表彰された賞は僅かに2種類で3度となっている。
マーケイキス選手はドラフト1位指名を受けた選手としては物足りなさの残る打撃成績となっています。
守備の面では周りを驚愕させるほどの技術を備えているので、現在はスター選手として知られています。
でも、やはりファンは派手なバッティングが見たいものです。
派手な特大アーチや抜群のバットコントロールで難しい球をヒットにする技術、これらはやはりメジャーの醍醐味だと思います。
全ての選手がこのようなプレーが出来るわけではないので、ドラフト1位だからと言ってそこまでを求めるのは本人のプレッシャーとなるので良くないと思いますが、これはドラ1選手の宿命であります。
年齢を重ねて行くにつれてドラ1だから!と言うのは無くなってくると思いますが、もう少し記憶に残るプレーを見せてもらいたいですね!
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