現在フリーエージェントとなっている投手で、40歳を超えている大ベテランが右腕と言えば?
『R.A.ディッキー』投手です!
ディッキー投手は現在43歳と言う年齢ですが、まだ引退したわけではありません。
2017年はメジャー史上最もと言って良いほどに契約が難航していました。
その影響で青木宣親選手や上原浩治投手も日本球界復帰となったのですが、R.A.ディッキー投手のように契約できないままシーズンに入ってしまった選手は少なくないんです。
R.A.ディッキー投手は年齢的な事で契約が勝ち取れないのだと思いますが、2017年にもシーズン2桁勝利を挙げる活躍は見せているんです!
それなのに欲しい!と言う球団が現れないんですね!
42歳と言う年齢で2桁勝利を挙げたと言うことは、それまでにも好結果を残していたのだと思います。
40歳まで現役を続けているだけでも凄い事なのですが、42歳となると、投手としてはコローン投手に次いで高齢となる投手となります!
そんな投手のこれまでの投手成績って気になりますよね?
R.A.ディッキー投手がどんな頑張りを見せてきたのか一緒に迫っていきましょう!
また、年俸や球種、リーグ記録や表彰も合わせて調べてみました。
このまま引退となってしまうかもしれませんが、現役のR.A.ディッキー投手について見ていきましょう!
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R.A.ディッキーのプロフィール
出典:https://www.bbm-japan.com/
出身地:アメリカ合衆国 テネシー州
生年月日:1974年10月29日
身長:188cm
体重:97kg
プロ入り:1996年 ドラフト1位
デビュー:2001年4月22日
R.A.ディッキー投手の生まれ年となる1974年ですが、この年は日本でも名プレーヤーが多く誕生しているんです!
現在では現役をやっている選手は少なくなりましたが、監督をやっている選手もいるんです!
その選手たちは、現役選手では中日の岩瀬仁紀投手ただ1人となっていますが、引退した選手の中には、現在ロッテの1軍監督をしている井口資仁監督と2軍監督の今岡誠2軍監督がいます!
その他にも、メジャーや広島カープで男気の活躍を見せた黒田博樹氏や日本最速を出したことのある山口和男氏などがいます!
一番凄いのは、松井秀喜氏もこの年の出身者なんです!
メジャーでも知らない人はいないくらいに活躍していた松井氏ですが、40歳を迎える前に引退してしまいました。
1974年生まれは日本での現役選手はただ1人となってしまいましたが、R.A.ディッキー投手は2019年も現役で頑張ってもらいたいですね!
R.A.ディッキーの投手成績は?
R.A.ディッキー投手は2018年度はフリーエージェントとなっているのでどこかの球団でプレーする事が出来ません。
しかし、これまで15年間もメジャーでプレーしており、十分な活躍を見せてきているんです!
R.A.ディッキー投手の1年目は救援登板で4試合投げており、防御率6.75となってしまいましたが、2年目は13試合の先発登板を含む38試合に投げているんです!
防御率は5.09と安定感を欠いていますが、勝敗は9勝8敗1セーブ3ホールドと2桁勝利に王手をかけていたんです。
結果的に2桁勝利を挙げられていないので、評価は上がらなかったと思いますが、2年目なのでまだ成長段階と言えますね!
R.A.ディッキー投手は3年目と4年目は登板機会に恵まれず、2年で10試合の登板に終わってしまいました。
4年目の2006年に関しては1試合で防御率18.90と酷い数字を残しています。
この年初登板でこんな数字を残されたら、投げさせるのも嫌になってしまいますね。
ちなみにこの年の詳細は1試合先発登板で、3.1イニングを投げて7失点となっていたんです。もちろん敗戦がついていますが、手痛い黒星となってしまいましたね。
R.A.ディッキー投手は5年目の2007年はメジャーに昇格することができませんでした。
でも、2008年にはメジャーに昇格しており、14試合の先発登板を含む32試合に登板したんです!
結果は5勝8敗、防御率5.21と散々な結果となりましたが、といあえずメジャーに戻ってこれたのは良かったと思いますね!
2009年は1試合を除いては救援登板となり、35試合に登板しています。
先発で結果を残せていなかったので仕方がないですが、この年は救援がメインとなったのに防御率は4.62となっているんです。
先発をやっていなくてもあまり変わらないですね。
でも、R.A.ディッキー投手は2010年から変貌を遂げるんです!
27試合に登板すると、11勝9敗、防御率2.84を記録したんです。
このオフには何があったんでしょうか?
R.A.ディッキー投手にとって一気に飛躍となりましたね!
2011年はやや劣ってしまいましたが、防御率は3.28を記録しています!
打ち込まれる試合があったのかもしれませんが、8勝13敗となっており、負けは先行してしまいましたが、防御率が極端に悪いわけではないのでまだ良かったですね!
2012年は更にレベルアップして34試合の登板で20勝6敗、防御率2.73を記録しているんです。
20勝をあげても最多勝は獲得できませんでしたが、20勝を挙げられる投手はメジャーでもほんの一握りとなっています。
その1人となれたのはR.A.ディッキー投手凄いですね!
2013年も2桁となる14勝を挙げましたが、同じく2桁負けてしまい13敗を記録しています。
防御率も4.21となっており、安定感を欠いた時期もあったようですね。
R.A.ディッキー投手は2014年も奇跡的に全く同じ成績となりました。
防御率は3.71となっていましたが、登板数と勝敗数は全く同じでした。
珍しいこともあるんですね。
2015年は33試合で11勝11敗、防御率3.91となっています。
2016年も2桁の10勝を挙げていますが、15敗をしてしまうなど不本意と言えるシーズンとなってしまいました
さすがに15敗は多すぎますね。
2017年も6年連続となる2桁勝利は挙げましたが、10勝10敗、防御率4.26となってしまいました。
ここまで6年連続2桁勝利を挙げていますが、5年連続で2桁敗戦も記録しています。
R.A.ディッキー投手にとって残念な記録ですね。
年齢的にも43歳のなる2018年はもう2桁勝利が挙げられないと判断されたのかはわかりませんが、獲得に名乗りをあげる球団はありませんでした。
2019年に復帰するにしてもこの年で1年のブランクがあるのは厳しいです。
このまま引退となってしまうかもしれませんが、最後の頑張りは見せてもらいたいですね!
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R.A.ディッキーの年俸や球種は?
R.A.ディッキー投手はメジャーで15年間プレーしてきましたが、1年目の年俸は2000万円程だったんです。
一般的には4000万円前後程なのでかなり少ないと言えますね。
2年目は1000万円くらいは上がりましたが、2006年まであまり上がることはありませんでした。
2007年がマイナー契約となっていた事が影響して2008年の年俸は500万円だったんです。
メジャーリーガーで500万円なんて聞いた事がないですね!
翌年には5800万円まで上がっていますが、とても苦労した投手なんですね!
2010年には初の2桁勝利を挙げました。
すると、年俸は3億円まで上がったんです!
一度の2桁勝利でそこまで上がるなんて珍しいですね!
そこから2011年2桁勝利は出来ませんでしたが、2012年には20勝を挙げる大活躍を見せました!
その結果、2013年の年俸は5億5000万円となったんです!
昔の低年俸の時のことを思い出すと、100倍以上となった年俸は使いきれないくらいの高額となっているように思いますね!
2014年からはブルージェイズと4年契約の残り3年があったのですが、ここからは1年単価13億2000万円となっているんです!
5億円からの大幅アップとなっていますね!
2016年まではこの年俸で活躍を見せていました。
しかし、2017年には8億2000万円まで下がってしまったんです。
複数年が切れた途端半分近くになってしまう結果となりましたね。
R.A.ディッキー投手は、40歳を目前に複数年契約をしていたので、それだけで奇跡と言えると思います!
その契約が切れる2016年には15敗もしてしまう結果となっていた事からその後は良い契約が出来なかったのだと思います。
勝ち星も15勝くらい挙げていれば2018年も契約出来ていたと思います。
サイ・ヤング賞を受賞した投手として自身最高年俸は13億2000万円となっていますが10億円を超えたのは3年間だけでした。
大活躍は短期的でしたが、6年連続2桁勝利を挙げる活躍はしていましたが、思うように年俸は上がっていいませんね。
そんなR.A.ディッキー投手ですが、チーム所属が決まらないのに引退しないのでしょうか?
それは、簡単なことなんです!
まだ野球が出来るからなんです!
当たり前のことですが、40歳を過ぎているのに肩や肘は大丈夫なのか?って思いますよね?
それは、R.A.ディッキー投手の特徴と関係しているんです!
R.A.ディッキー投手は技巧派の投手として知られています。
投手は一般的に技巧派でもストレートを50%くらいの割合で投げていたりするのですが、R.A.ディッキー投手は85%の割合である球種を投げているんです!
それがここまで長く現役を続けられれている要因なのですが、どんな球種だと思いますか?
それは、ナックルボールなんです!
そうなんです!R.A.ディッキー投手はナックルボーラーなんです!
珍しい投手なんですね!
ナックルボールは肩や肘に負担が少なく、怪我をしにくいと言うのが特徴なんです。
なので、R.A.ディッキー投手はこれまで長く現役を続けて来れたんですね!
ナックルボーラーとしての特徴がありますが、それに加えて怪我をし難いと言う特徴もあります。
試合に出て結果を出すことが一番大事ですが、何よりも怪我をしない事が一番大事な事だと思います。
年齢的に怪我をしないと言うことは大事ですが、勝っても同じくらい負けてしまうので、それも低評価の理由の一つなのかもしれませんね。
R.A.ディッキーのリーグ記録や表彰は?
R.A.ディッキー投手はメジャーデビューしてから8年間はあまり活躍することができませんでした。
メジャーに登板はしていたので、マイナーでは活躍していたのだと思いますが、8年間もチャンスがもらえていたのは驚きですね!
そんなR.A.ディッキー投手もメジャー9年目の2010年には初の2桁勝利を挙げました!
この年は何もタイトルを獲得することは出来ませんでしたが、2012年には20勝を挙げる大活躍を見せてくれました!
やっと覚醒ですね!
この年登板した先発33試合はリーグ1位となっており、エースとして存在感を示したという事になりました!
完投数5、完封数3、無四球完投数2もそれぞれリーグ1位となっています!
先発として何一つ文句なしの成績と言えますね!
R.A.ディッキー投手のこの年は他にも233.2イニングでもリーグ最多となっており、奪三振230でもリーグ1位となって初のタイトルとなる最多奪三振を獲得しているんです!
20勝を挙げるだけの事はありましたね!
この年はこの他にサイ・ヤング賞、プレイヤーズ・チョイス・アワーズ、ピッチャー・オブ・ザ・マンスの獲得をしています!
サイ・ヤング賞はこの年最も活躍した先発投手に送られる賞なので、一番名誉な賞が獲得できましたね!
2013年は敗戦が13と多くなってしまいましたが、この年も受賞した賞があったんです!
それは、ゴールドグラブ賞とフィールディング・バイブル・アワードとなっています。
ここで気になるのはフィールディング・バイブル・アワードだと思います。
この賞、聞いたことありますか?
これはゴールドグラブ賞と同じように守備を評価する賞なのですが、ゴールドグラブ賞とフィールディング・バイブル・アワードの主な違いは、ゴールドグラブ賞は球団監督が投票して決まるものですが、フィールディング・バイブル・アワードは専門家の投票によって決まるんです!
選ぶ人が違っても守備が評価されているという事は同じなんですね!
でも、ゴールドグラブ賞は各リーグで選ばれますが、フィールディング・バイブル・アワードは両リーグで各ポジション1人ずつしか選ばれないので、かなり貴重な賞であると言えるんです!
ゴールドグラブ賞の半分しか受賞出来ないんですね!
そんな賞を獲得したという事なんですが、この年以降は何も賞を受賞出来ていないんです。
R.A.ディッキー投手の大活躍はここまでだったようですね。
2014年の先発登板34試合はリーグ最多となっていましたが、あくまで最多登板ということだけです。
3年連続でリーグ最多先発登板となっているのは先発投手として誇らしいと思います。
でも、この年は与死球が14個でリーグワースト1位となってしまっているんです。
元々は死球が多い投手ではありませんでした。
丁度活躍しだした2011年頃から死球が増えていっているんです。
活躍と何か関係があるのかもしれませんね。
死球が多くても焦らずに後続打者を抑えることが出来れば問題ないのですが、四死球で塁に出してしまうと後続打者には打たれてしまう傾向にあるんです。
R.A.ディッキー投手が打たれていたのかはわかりませんが、四死球と言うのは投手にとってあまり良い事ではありませんね。
40歳を過ぎても2桁勝利を継続していました。
タイトルは取れていなくても、勝てる投球術は評価して挙げてもらいたいところであります。
2017年のオフはタイミングが悪く、色んな選手が契約難に陥っていました。
それが影響したのかはわかりませんが、所属チームなしで開幕を迎えました。
本人はまだ辞める気はないと思うので、活躍する場を提供してくれる球団が現れて欲しいですね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
最後にR.A.ディッキー投手について簡単にまとめると
40歳を過ぎても2桁勝利を継続していたが、2018年は開幕から所属チームがなしという状況だった。
②自身最高年俸は13億2000万円となっているが、2018年はFAとなっているので年俸はなしである。
球種はナックルを主体に試合を作るナックルボーラーである。
③投手として最高の賞となるサイ・ヤング賞を受賞しており、その他でも数多くの賞を受賞しており、先発としてシーズン最多登板を3年連続で決めるなど、先発として輝きを見せていた。
R.A.ディッキー投手は43歳となっているのでスポーツ界では高齢と言えます。
しかし、ナックルボーラーである事から肘や肩への負担が少ない事で怪我が少なくなっています。
野球選手にとって怪我と言うのは一番の難敵であります。
怪我を繰り返してしまう事で引退せざるを得なくなってしまう事もよくあることです。
2018年の開幕に獲得に名乗りをあげる球団がなかったのは年齢だけではないと思います。
どんなに歳を取っていてもまだ好成績が期待できる選手であればどこかの球団が獲得していたと思うので、それが叶わなかったと言う事は、歳相応と判断されたのかもしれないですね。
R.A.ディッキー投手が引退してしまうのは惜しいですが、所属球団がなければ引退するしか無くなってしまうので、いつかは受け入れなくてはいけないようですね。
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