大谷選手で注目を浴びたロサンゼルス・エンゼルスのクリーンナップを打っており、シーズン途中にボストン・レッドソックスに移籍した選手と言えば?
『イアン・キンズラー』選手ですよね!
2018年も本塁打を打っていますが、トラウト選手が目立っているのでキンズラー選手は存在感が薄くなってしまっています。
キンズラー選手が目立ちたがり屋なのかはわかりませんが、目立てない事で不満がないかは不安ですね。
そんなキンズラー選手の経歴や表彰記録が気になるところ。
影が薄くなりつつあるキンズラー選手について詳しくなる為に、守備力や年俸についても見ていきたいと思います!
そして、一番気になるのは打撃成績ですね?
メジャーの打者としてキンズラー選手がどれだけ活躍してきたのかを見ていきましょう!
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イアン・キンズラーのプロフィール
出典:https://www.sponichi.co.jp/
出身地:アメリカ合衆国 アリゾナ州
生年月日:1982年6月22日
身長:182cm
体重:90kg
プロ入り:2003年 ドラフト17位
デビュー:2006年4月3日
キンズラー選手のプロ入りとなった2003年のメジャーの優勝チームはア・リーグがヤンキース、ナ・リーグがマーリンズとなっていました。
ワールドシリーズを勝ち抜いたのはマーリンズとなっており、この年の世界一はマーリンズとなっているんですね!
ちなみに日本ではセ・リーグが阪神でパ・リーグがソフトバンクとなっていました。
当時はまだダイエーホークスでしたが、この年の日本シリーズは面白い現象が起こっていたんです!
それは、ホーム球場でしか勝てないと言う事なんです!
阪神は甲子園球場で、ダイエーは福岡ドームでしか勝てなかった為、4試合行ったダイエーの方が日本一となったんです!
もしも開催球場が逆であれば、結果は変わっていたかもしれませんね!
近年の日本シリーズでは盛り上がりに欠けてしまうので、もっと盛り上がるように球団側も工夫を見せて欲しいですね!
イアン・キンズラーの経歴や表彰記録は?
キンズラー選手はキャニオン・デル・オロ高校に通っていました。
この学校では野球をやっており、高校卒業時のドラフト会議では、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから29位指名を受けたんです!
有名な高校ではなかったようですが、ドラフト指名されるなんて凄いですね!
しかし、キンズラー選手はこのダイヤモンドバックスからの指名を拒否したんです!
プロ入りを蹴るなんて凄い勇気ですね。
翌年のドラフト会議でもダイヤモンドバックスはキンズラー選手をドラフト26位指名しているんです!
2年連続の指名なんてかわってますね。
どうしても欲しい選手なのだと思いますが、どうしても欲しいなら指名順位を上げた方が良いですね。
大学は途中で転入しているので2ついっていました。
最初の方のアリゾナ州立大学では目立つ成績を残す事は出来なかったんです。
この学校の監督のスタンスが合わなかったのかは分かりませんが、結果がついてこなかったようですね。
この学校では同じポジションをやっていたダスティン・ペドロイア選手がいました。
ペドロイア選手と言えば現在メジャーでも活躍する選手ですが、同じ大学のチームメイトだったんですね!
でも、3年生になるときにキンズラー選手はミズーリ大学に編入しました。
打撃が開眼しなかったので他の環境でやる事を選んだんですね!
キンズラー選手のこの選択は大当たりで、この年のリーグ成績は、49試合で打率.335、出塁率は.416を記録したんです!
巧打力が目覚めたようですね!
ヒットが打てるようになった事で盗塁数も激増しており、この年記録した盗塁数は16個を記録しているんです!
前年はあまり活躍することができなかったキンズラー選手でしたが、学校を変えたことで打撃も目覚めることが出来ましたね!
その年のドラフト会議ではドラフト17位指名を受けました。
気になる指名をした球団は、テキサス・レンジャーズだったんです。
この時はダイヤモンドバックスではなかったんですね。
ダイヤモンドバックスが指名していれば面白かったのですが、残念ですね。
キンズラー選手はレンジャーズと契約を交わすと、その後すぐにマイナーの1Aでプレーすることになりました。
やる気満々だったようですね!
順調にマイナーリーグで下積みをして2006年には開幕からメジャー入りを果たしたんです!
この時開幕に名前が挙がったのは、前年まで二塁手のレギュラーとして活躍していたアルフォンソ・ソリアーノ選手がナショナルズに移籍したからなんです!
移籍していなければ空きがなかったので開幕メジャーはなかったかもしれませんね。
その後もレンジャーズで活躍を果たしましたが、2013年にトレードとなってしまい、親しんだテキサスから離れることとなったんです。
11年間も在籍していたので寂しかったと思いますね。
新しいチームはデトロイト・タイガースでした。
古巣であるレンジャーズに未練を残すのかと思いましたが、退団の際に何かトラブルがあったようで、キンズラー選手はレンジャーズには0勝162敗して欲しいと言ったんです。
こんな数字は実際にはあり得ない数字ですが、よっぽど恨みがあったのかもしれませんね。
2017年にはデトロイトも去ることになり、ロサンゼルス・エンゼルスへと活躍の場を移すこととなりました。
エンゼルスにはトラウト選手など有望な若手選手が多い球団となっているので、ベテランのキンズラー選手も負けてはいられないと思います。
トラウト選手には敵うはずはありませんが、他の若手には負けないように頑張って欲しいですね!
また、キンズラー選手はここまでメジャーで12年間プレーしてきました。
その中で獲得した打撃タイトルは一つもありませんでしたが、賞は受賞しているんです!
その賞と言うのはゴールドグラブ賞ですが、どんな賞であれ獲得出来るのは凄いことであると思います。
尚、これまでに達成した記録は、30本塁打30盗塁が2回とサイクルヒットが1回となっています。
サイクルヒットは2009年の4月15日に達成しています。
サイクルヒットは現役の中で一度でも達成できれば凄い記録となっているので、誇らしいですね!
タイトルとしてはほとんど獲得できていませんが、細かい成績では良い数字を残しているようです。
スター選手と呼ぶには及ばないかもしれませんが、メジャーで長年活躍してきた実績はあるので、まだまだ若手に負けないように頑張り続けて欲しいですね!
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イアン・キンズラーの守備力や年俸は?
キンズラー選手はメジャーでは1試合を除いて全てで二塁手として出場しています。
その1試合というのは、2012年に一度だけ出場した三塁守備となっているのですが、これは恐らく9回にポジションが変わっただけであると思います。
この三塁守備でボールは触っていないので、守備率はありませんが、経験としては良かったかもしれませんね!
では、キンズラー選手の本職である二塁手としての守備はどうでしょうか?
2006年の二塁守備は、119試合に出場して94個の併殺を完成させましたが、失策数はリーグワースト1位となる18個を記録してしまっているんです。
さすがにリーグワースト1位は多いと言えますね。
守備機会は多かったので守備率は.973となっていましたが、あまり良い数字とは言えないですね。
2年目は130試合の出場で失策数は17個と減らしましたが、この年も失策数はリーグワースト1位となってしまっているんです。
20個を超えていない状態でワースト1位は全体的に二塁手の失策数は少なかったという事になるんですね!
3年目は123個の併殺がリーグトップとなりました。
しかし、18失策で3年連続リーグワースト1位となってしまったんです。
守備率は.974となっており、この3年間は安定はしていますが、低く安定してしまっていますね。
4年目は失策王だけは避けたいキンズラー選手。
この年は守備の練習量を増やしたのかはわかりませんが、この年は失策数が11で終われたんです!
やっと失策王から脱却出来ましたね!
5年目の2010年は103試合と出場数は少なかったですが、失策数は1桁となる7個となりました。
守備率も.985となっており、もう悪い数字とは言えない数字となっていますね!
2011年は再び2桁失策となる11失策を記録しましたが、試合数は144試合ありました。
なので、守備率は.984と低くはなく併殺も103個でリーグトップの数字を記録しているキンズラー選手!
ゴールドグラブ賞は受賞していませんが、守備の名手と言えるかもしれませんね!
2012年は調子を落としてしまったのか、144試合で18失策を記録してしまいました。
また失策王だけはとなっており、不名誉な記録に逆戻りとなってしまいました。
スパイクを変えたりグラブを変えたりと言うのがあったのかもしれませんね。
2013年の失策数は13個とそんなに多くはありませんでした。
しかし、この年もリーグワーストとなっており、2年連続で失策王となってしまったキンズラー選手。
メジャーには優秀な二塁手が揃いすぎですね!
2014年は160試合に出場して9失策となっているので自身最高のシーズンであったと言えると思います。
守備率も.988と自信最高となる数字を残しているんです!
でも、ゴールドグラブ賞は受賞出来ませんでした。
キンズラー選手のモチベーションが下がってしまいそうですね。
2015年も13失策で守備率.982となりましたが、守備で評価される事はありませんでした。
無念ですね。
でも、2016年は9失策、守備率.988で初となるゴールドグラブ賞を受賞したんです!
本人が追い求めていたかどうかはわかりませんが、もらって嬉しくないはずがありません!
頑張った甲斐がありましたね!
2017年は10失策で守備率.983となりました。
2年連続のゴールドグラブ賞を受賞とはなりませんでしたが、守備の上手さは折り紙付きであると思いますね!
そんなキンズラーの2018年の年俸は12億円となっています。
これまでに貰った最高年俸は、2014年と2015年の17億円となっています。
そこから徐々に下がってきて今の年俸となっているのですが、少し下がり過ぎのような気もします。
近年は打率は低いですが、本塁打はしっかりと打てているのでもう少し年俸が高くても良いのではないかと思ってしまいますね。
もう30代後半となっていますが、派手に衰える事なくプレーできているのは凄い事であると思います。
打率が下がった分、本塁打で巻き返しを見せて欲しいですね!
イアン・キンズラーの打撃成績は?
キンズラー選手は、メジャー1年目は120試合に出場しています。
安打も121安打を放っており、準レギュラーとして多くの試合に出場しましたね!
この年は初本塁打を含む14本の本塁打を放っており、盗塁も11個決めています!
派手な数ではありませんが、1年目という事を考えると良い方なのではないかと思いますね!
その他、打点は55打点と低めとなっていますが、任されるのが下位打線だったので打点が稼げなかったのは仕方がないですね。
でも打率は.286と悪くはなかったんです。
得点圏打率はわかりませんでしたが、メジャー1年目の選手として存在感を示す事は出来た思いますね!
2年目は更に出場数を増やして130試合となりました。
安打数は127安打となっており、打率は.263とやや低めでした。
しかし、それを補う本塁打を放っているんです!
ここまで行ってしまうと30本塁打以上を期待してしまうかもしれませんが、この年はキンズラー選手が記録した本塁打は20本となっています。
まだ成長段階という事を考えれば打率が低くても納得できるだけの本塁打であったとは言えると思います。
3年目の2008年は121試合で165安打を放ちました!
少ない試合数でこれだけの安打を打ったんです。
当然打率は3割を超えて.319となりました。
前年は長打が増えて、この年は打率が上がりましたね!
でも、この年の本塁打は18本となっており前年よりも減らしてしまいました。
打率と本塁打の両方で活躍することが取り敢えずの目標となりまそうですね。
2009年は本塁打で高い水準を記録したキンズラー選手!
この年の本塁打数は31本となっており、初めて30本塁打に乗せたんですね!
この年は盗塁でも見せており、31盗塁を決めているんです。
この年は30本塁打30盗塁を記録しているんですね!
でも、打率に関しては.253となってしまいました。
盗塁も多く決めているので打率が低くなってしまったのは気にならないと思いますが、もっと出塁していれば盗塁もまだ出来ていたかもしれませんね!
ここまで活躍すると翌年にはもっと期待が大きくなってしまいますが、2010年は109試合で9本塁打、15盗塁、打率.286となってしまったんです。
中途半端な数字となってしまいましたね。
でも、2011年はまた32本塁打で30盗塁を記録しているんです!
2年ぶりに30本塁打30盗塁の達成となりました。
でも、この年の打率はまた.255と低くなってしまったんです。
本塁打と盗塁を量産した年は打率が上がらなくなっているんですね。
2012年は打率は.256と低くなってしまいました。
と言うことは本塁打が多くなったのではないかと思いましたが、この年の本塁打数は19本で終わってしまいました。
2年続けて30本は中々打てないですね。
2013年からは本塁打は減少してしまう結果となってしまっているんです。
2013年は13本、2014年は17本、2015年は11本に終わっています。
この間の打率は.275から.296となっています。打率は低くなかったのでまだ良かったのかもしれませんね。
ちなみに盗塁数は、15盗塁、15盗塁、10盗塁となっています。
数は減りましたが、年齢的にも2桁盗塁が出来ているのは凄いと言えますね!
2016年は復活を遂げて28本塁打を放ちました。
盗塁も14個を決めており、打率も.288を記録しています!
多くの本塁打を打った年ですが、打率も最低限の数字を残しました。
キンズラー選手も年齢を重ねてきて安定感が出てきましたね!
2017年は22本塁打で14盗塁、打率.236となってしまいました。
この年は打率が低くなってしまいましたが、まだキンズラー選手の現役が終わった訳ではありません。
この打率低減が今後にどのように影響してくるかはわかりませんが、まだまだレギュラーで頑張ってもらいたいですね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
最後にイアン・キンズラー選手について簡単にまとめると
これまでサイクルヒット1回、30本塁打30盗塁を記録している。
②失策数はリーグワーストを記録しているが、怠慢な守備をしている訳ではなく積極性はある。
2018年の年俸は12億円となっているが、自己最高金額は17億円となっている。
③通算234本の本塁打を放っているが、安定性があまりない。
2016年からは本塁打の安定性は出て来ているが、打率には安定感がなくなった。
キンズラー選手は一度スランプに陥っていたと言えるくらい成績を落としていた時期がありました。
そのまま成績が下降していくかとも思われましたが、キンズラー選手は2016年に見事に復活を果たしました。
これはかなり珍しい事となります。
復活を遂げる事が出来たのは、本人の頑張りが一番だと思いますが、周りの支えがあったからではないでしょうか?
それもファンの応援があったからこそ底力を見せる事が出来たと思うので、これからもファンが熱い応援をする事でキンズラー選手は活躍を続ける事が出来るのだと思います。
2017年は打率が低くなってしまいましたが、本塁打を打つ力は健在です。
あなたは打率の残せるキンズラー選手と本塁打を打てるキンズラーのどちらの方がお好きですか?
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