アリゾナ・ダイヤモンドバックスでエースとして活躍する右腕と言えば?
『ザック・グレインキー』投手ですよね!
グレインキー投手は日本では聞き覚えがないかもしれないですが、日本ではグリンキーと言う表記でされています。
グリンキーと日本では言われていますが、本名はドナルド・ザカリー・グレインキーという名前なんです!
アメリカでは名前が長いので短縮した名前での表記が多いですが、日本でもあだ名のような名前で登録している選手も多くいますよね?
最近ではT-岡田選手やG.後藤武敏選手などがいますが、一昔前ではG・G佐藤選手などもいました。
佐藤選手のG・Gと言うのは、老けているからジジィという意味でG・Gと付けたと言っていました。
海外ではそんな遊び心で登録名をつけることはないですが、ザックと名前を短縮しているグレインキー投手の成績について調べてみました。
エースとして知名度も高いグレインキー投手はどれくらいの数字を残しているのでしょうか?
また、年俸や経歴、そして特徴や契約条件についても調べています!
早速グレインキー投手について迫っていきましょう!
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ザック・グレインキーのプロフィールと経歴
出典:https://fuan-labo.net/
出身地:アメリカ フロリダ州
生年月日:1983年10月21日
身長:188cm
体重:90kg
プロ入り:2002年 ドラフト1位
デビュー:2004年5月22日
グレインキー投手は高校卒業時にドラフト1位指名を受けましたが、これはスカウトから強い推薦があったから実現したようなんです!
ドラフト1位では、即戦力となる大学生を指名する球団が多いですが、ロイヤルズの当時のスカウトは、グレインキー投手はどの大学生投手よりも早くメジャーに昇格できます!と強い口調で推したんです!
ここまで言われたことで、ロイヤルズはこの年のドラフト1位にグレインキー投手を指名することを決めたんですね!
その推薦の通りにプロ入り2年後には初のメジャー昇格を果たしているんです!
グレインキー投手の頑張りがあった事は確かですが、この実力を見極めた当時のスカウトの目も相当なものだったと思います。
もしもそのスカウトがいなければ、今のグレインキー投手はいなかったかもしれないですね。
そんなグレインキー投手は野球を幼少期の頃からやっていましたが、実はリトルリーグの試合に出場すると言う事で来日経験があるんです!
今では日本に来ることなんてほとんどないので、貴重な事ですね!
来日した時に5円玉の入った御守りをもらったのですが、それを大事に首から下げていたんです。
その甲斐あってか、高校の時にはゲータレード最優秀野球選手に選ばれたんです!
その他に、ベースボール・アメリカで最も優れた高校生選手として評価されたんです!
凄い事ですね!
これだけ聞くとプロにも複数球団から注目されていたように思いますが、実はそうでもなかったんです。
注目されていなかったと言う言い方は良くないですね。
実際、グレインキー投手は複数球団に注目はされてはいたと思います。
しかし、これは上位指名ではなく下位指名で候補に入っている程度であったと思います。
その評価を覆したのがロイヤルズのスカウトだったんです!
そのスカウトがゴリ推しした結果、ドラフトで1位指名を受けて入団となりました。
現在、5球団でプレーしてダイヤモンドバックスに在籍しています。
複数年契約を結んでいる事から、ダイヤモンドバックスが最後の球団となると思われます。
引退した後、指導者となれるかも一つの注目材料かもしれないですね!
ザック・グレインキーの成績は?
グレインキー投手は14年間のメジャー生活で通算172勝107敗という数字を残しています。
近年の活躍からすると思ったよりも勝ち数が多くないですよね?
それもそのはずなんです!
グレインキー投手はメジャーデビューしてしばらくは先発をやっていなかった時期があったんです。
200勝達成できていないのはそれだけが原因ではないです。
グレインキー投手はを細かく見ていきましょう!
デビュー年である2004年は24試合で24試合先発登板することができました。
しかし、8勝11敗、防御率3.97と思うような結果を残すことはできませんでした。
グレインキー投手は1年目なので仕方がないですね。
2年目の2005年は33試合で33試合に先発、5勝17敗、防御率5.80となってしまいました。
敗戦数はリーグワーストとなっており、グレインキー投手にとって不名誉な年となってしまいましたね。
3年目は3試合の登板に終わってしまい、先発は0試合ながら1勝は挙げることができました。
ここまで思うように成績が付いて来ませんね。
4年目の2007年は52試合に登板を果たしました。
その内先発は14試合ありましたが、7勝7敗1セーブ12ホールド、防御率3.69となりました。
14試合に先発しながら52試合に登板しているなんて、かなりタフと言えますね!
翌2008年は32試合に先発登板すると13勝10敗、防御率3.47を記録したんです!
グレインキー投手は初めての2桁勝利を挙げましたね。
2009年と2010年はそれぞれ16勝8敗と10勝14敗となりました。
2010年はギリギリ2桁勝利でしたが、ここからグレインキー投手の快進撃が始まるんです!
グレインキー投手が移籍して迎えた2011年は、28試合に登板して16勝6敗、防御率3.83を記録しました。
初めての移籍でしたが、環境にもすぐに慣れた事で好結果に繋げることができましたね!
2012年もシーズン途中でトレード移籍することになってしまったんです。
移籍前は21試合で9勝3敗、防御率3.44をマークして、移籍後は13試合で6勝2敗、防御率3.53を記録しました。
どちらのチームでも大きく勝ち越しているので、期待に応えられたと言えるのではないでしょうか!
その後も移籍を繰り返しながらも好結果を残しており、2015年には自己最多となる19勝3敗をマークしているんです!
この年は最多勝利は獲得できませんでしたが、1.66の防御率で最優秀防御率を獲得しているんです!
抜群の安定感でどこのチームに行っても結果を残せる素晴らしい投手であると言えますね!
2017年まで10年連続で2桁勝利を挙げているグレインキー投手。
メジャーでは登板数が日本と比べると多いですが、それでも10年連続2桁勝利は簡単にできる事ではありません。
ましてや幾度と移籍を繰り返しているので、新しい環境に馴染みながら野球をやっていかなければいけないので、とても難しい事であると思います。
あと28勝に迫った通算200勝の達成は勿論のことですが、15年連続2桁勝利を目指して頑張ってもらいたいところでありますね!
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ザック・グレインキーの年俸は?
メジャーで歴代No. 1の年俸はドジャースのクレイトン・カーショウ投手の40億9000万円となっています。
凄い金額に驚いてしまいそうですが、2位の年俸選手とはそんなに大差はないんです!
その金額は、39億1000万円となっているんです!
その39億をもらっている選手こそがザック・グレインキー投手なんです!
凄いですね!
メジャーの年俸は1年や2年活躍しただけでは上がりません。
ここまでの高年俸に繋げるには続けて活躍し続けないといけません。
現在10年連続で2桁勝利を挙げているグレインキー投手だからこそ得られている年俸なんですね!
2015年のオフから6年契約を結んでいるので、2021年まではダイヤモンドバックスでプレーが保証されています。
年俸の高さから見てもトレードで欲しがる球団は少ないと思います。
投手としては欲しがる球団は多いと思いますが、全ての球団にお金があるわけではありません。
お金がない球団は欲しくても手が出ない選手と言えますね。
6年契約をしているグレインキー投手ですが、グレインキー投手は6年後には40歳となります。
プロ野球選手は40歳前後で引退する選手が多いです。
なので、この6年契約が切れる時に引退を選択すると思われますが、場合によっては現役を続ける可能性はあると思います。
現在、メジャー最年長であるバートロ・コローン投手は年齢的に複数年契約を結ぶことができないですが、単年契約で今でも現役を続けている事からグレインキー投手も不可能では無いと思います。
ザック・グレインキーの球種は?
グレインキー投手は、元々最速160km /hの速球を投げていましたが、最近では球速は落ちてしまい平均148km /h程となってしまったんです。
速球を売りにしていたということは、かなりのプライドもあったと思いますが、現在では変化球を中心に投げるようになっているんです。
気持ちを切り替えるのが早いのは一流選手である証ですね!
変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブを投げていますが、少し前まではカットボールも投げていたんです。
何故投げなくなったのでしょうか?
それは、ベン・ベドラーと言う方がグレインキー投手の味カットボールの弱点に気づいてしまったからなんです。
ベドラー氏は、グレインキー投手が投げるカットボールはスライダーの球速が落ちただけと言ったんです。
少し酷い言い方ですね。
でも、この言葉を聞き入れ、これから先打たれる可能性があると判断したのか、それ以降カットボールを投げる事は一切なくなったんです。
スパッとカットボールを切り捨てたんですね。
これらの事から推測すると、変化球などにこだわりはなく、その時に効果的な球種を使って打者を抑えることが出来るという事です。
普通なら自分の投げる球種にこだわりを持っている投手が多いので、投げなくなるのは打者によく打たれるようになってからと言うパターンが多いです。
でも、グレインキー投手は周りの評価を素直に聞き入れる事が出来るんです。
一流投手になればなるほど、素直に周りの意見を聞く事はできなくなっていきます。
なので、グレインキー投手の特徴としては素直さが挙げられると思います。
ここまで大きく崩れていないのもそういったことが影響しているのかもしれないですね!
また、グレインキー投手の契約内容にはトレード拒否権が付けられていました。
最近ではその条件は含まれなくなったようですが、少し変わった条項なんです。
トレード拒否権と言うのが契約内容には盛り込まれる事は珍しい事ではないですが、グレインキー投手の場合は15球団に限っての拒否権だったんです。
どんな基準で決められた15球団なのでしょうか?
それは、グレインキー投手の過去が関係しているんです。
グレインキー投手は過去に社会不安障害という障害を患っていました。
その為、プレッシャーの強いチームであるヤンキースやレッドソックスなどの強豪球団へのトレードを拒否できると言う事だったんです。
2012年からはその契約内容は見直されているので、社会不安障害も完全に克服できたのかもしれないですが、強いプレッシャーを与えない方が良いことには変わりはないと思います。
もう年齢的に30代も半ばを迎えました。
残りの野球人生を豊かなもので保っていくには今までやってこなかったことに挑戦するのは自殺行為であると思います。
野球選手は新しいことに挑戦していくことで長くプロとして活躍できると言われていますが、グレインキー投手の場合は社会不安障害も患っていたので、無理をしないことが本人にとって1番であると思います。
このまま、ダイヤモンドバックスでエースとして活躍する姿を見せて欲しいですね!
最後にまとめ
いかがでしたか?
最後にグレインキー投手について簡単にまとめると
幼少期の頃は来日経験もあったが、ドラフトではロイヤルズを除いては1位候補に挙がっていなかった。
②2018年の年俸は39億円である。これはメジャーで2位となっており、1位とは1億8000万円差となっている。
③一流投手であればプライドが高い選手が多いが、グレインキー投手は無駄なプライドは持っていない。
社会不安障害と言う障害を患っていたので、契約内容に名門球団へのトレード拒否権が盛り込まれている。
グレインキー投手は障害からプレッシャーを与えられるのを苦手としていました。
なので、ヤンキースなどの強豪チームへのトレードは拒否できると言われていましたが、たとえ強豪チームに移籍しなくても少なくてもどこの球団に行ってもプレッシャーはあると思います。
元々ドラフト1位で期待されての入団となっていました。
入団当初から期待が大きかったのでプレッシャーは強かったと思いますが、このプレッシャーには打ち勝って結果を残すことが出来たんです。
普通の人ならただ単にプレッシャーに強い選手であると言えますが、社会不安障害を患った選手がここまで頑張って結果を残したと言う事は、同じ障害を患っている人達に希望を与えると思います。
これから引退するまで、どのような結果となるかはわかりませんが、グレインキー投手は華やかな最後を迎えてもらいたいですね!
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