野球とはいろんなドラマがあります。
2011年に起きた「東日本大震災」。
この地震では津波も起き、たくさんの人が亡くなりました。
宮城に本拠地がある東北楽天ゴールデンイーグルスは地元が被災地となりました。
そこで楽天は東日本大震災を受けたことで『嶋 基宏(しま もとひろ)』選手がスピーチをしました。
その時、ある名言が生まれました。
その後、嶋選手は楽天を日本一に導くなど大きく貢献しました。
今回は楽天の正捕手・嶋基宏選手について迫ってみましょう。
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嶋基宏のプロフィール
出典:http://sp.baseball.findfriends.jp/
出身地:岐阜県海津市
生年月日:1984年12月13日
身長:179cm
体重:82kg
プロ入り:2006年 大学生・社会人ドラフト3巡目
所属球団:東北楽天ゴールデンイーグルス (2007 – )
デビュー:2007年3月28日
嶋基宏選手は2006年の大学生・社会人ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから3位指名を受けプロ入りをしました。
嶋選手は中京大中京高校の出身で、國學院大學へ進学しました。
当時大学に進学したのは野球選手を目指すためではなく教師を目指すためでした。
嶋選手はとても勉強ができた優等生だったそうです。
現在楽天の正捕手として活躍する嶋選手ですが、キャッチャーを始めたのは大学に進学してからでした。
大学に進学した嶋選手はチームの主力として活躍。
その後は楽天にドラフトで指名されて、プロ入りした後は楽天の正捕手として定着しました。
嶋基宏の名言スピーチがすごい!「見せましょう野球の底力を」
2011年3月11日、東日本大震災発生。
東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である宮城が被災地となりました。
地元でおきた震災、もちろん他人事ではありません。
この震災では津波も起こり、たくさんの人が亡くなりました。
震災が起こった日、嶋選手はオープン戦に出場していました。
試合の途中で震災が起こったことが知らされ試合は急遽中止。
試合終了後家族に連絡しようとしましたが、連絡が取れない選手もいました。
嶋選手はテレビで津波の映像を見た時「これ、本当なのかな…」と思ったというそうです。
一刻も早く被災地へ行きたかったのですが、チームとして大人数で移動できるような交通状況ではないことや、シーズンの準備をしなければならないことから、被災地へ行くことはできませんでした。
出典:Twitter
しかし「楽天の全選手」で募金活動を行ったり、トークイベントも行いました。
東日本大の震災で命を落とした人への追悼・復興へむけての支援を目的として「プロ野球12球団チャリティーマッチ -東日本大震災復興支援試合-」が行われました。
そこで嶋選手は「見せましょう、野球の底力を。見せましょう、野球選手の底力を。見せましょう、野球ファンの底力を。」とスピーチしました。
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嶋基宏は頭がいい!? 楽天の正捕手に!
嶋基宏選手はさきほど紹介した通りとても勉強ができました。
ちなみに中学時代の成績は、なんと「オール5」!
当時の監督だった「野村克也」監督は、キャッチャーは頭が良くなければいけないという持論からこの成績を見て嶋選手は1年目から抜擢することを決めました。
ちなみに入団する時の会見挨拶では「19(野村克也監督の現役時代の背番号)が欲しかった」と冗談を言うと、野村監督からは「いい捕手になったら19番を譲る」と言ってくれました。
⇒野村克也の現役時代がスゴイ!伝説の活躍と成績は?エピソードも
野村克也の監督時代の詳しい記事はこちら!
⇒野村克也の監督時代に迫る!ヤクルト・阪神・楽天の監督エピソード
出典:https://www.rakuteneagles.jp/
では嶋選手はいい捕手になれたのでしょうか?
嶋選手はもともと強肩がきっかけでキャッチャーにコンバートされたため、とても正確なスローイングを見せます。
100試合以上に出場したりと毎年レギュラーとして活躍しています。
楽天に入団してきて12年がたちますが、ずっと楽天の正捕手の座を守り続けています。
打撃はあまり得意ではありませんが、だんだん粘って四球で出塁することが多くなりました。
2010年にはプロ入り初の3割を残し出塁率は毎年3割を超えています。
嶋基宏と田中将大で楽天を日本一へ!
東日本大震災から2年後の2013年。
東北楽天ゴールデンイーグルスは日本一に輝きました。
チームエースはもちろん『田中将大』選手。
現在はメジャーリーガーとして活躍していますね。
出典:https://www.sanspo.com/
当時田中将大選手は24勝無敗という規格外の成績を残し、楽天日本一に導きました。
その女房役として支えたのは嶋選手でした。
嶋選手は田中将大選手ともバッテリーを組んでいましたが、「岩隈久志」というメジャーに挑戦した選手ともバッテリーを組んでいました。
現在でも活躍する田中将大選手と岩隈久志選手というメジャーの選手とバッテリーを組んでいた嶋選手はすごいですね。
楽天が日本一になった時は田中将大選手とともに最優秀バッテリーを獲得し楽天創立初のリーグ優勝、日本一に貢献しました。
ちなみに岩隈久志選手からは「正捕手になってからは自信を持ってサインを出している。今は打者を打ち取ることをイメージできてるし、立ち居振る舞いも堂々としてきましたね。」と褒められいてます。
⇒田中将大の成績と伝説がすごい!楽天を日本一に導く!高校時代の活躍も
岩隈久志選手の詳しい記事はこちら!
⇒岩隈久志は楽天の初代エース!近鉄時代と楽天時代の成績に迫る!
最後にまとめ
いかがでしたか。
嶋基宏選手について簡単にまとめると
②東日本大震災のチャリティーイベントで行われて試合で「見せましょう、野球の底力を。見せましょう、野球選手の底力を。見せましょう、野球ファンの底力を。」とスピーチした。
③当時の監督だった野村克也監督はキャッチャーは頭が良くなければいけないという持論から、嶋選手の頭の良さを見て1年目から抜擢される。
④2013年はエースの田中将大選手とともに球団創立初のリーグ優勝、日本一に貢献した。
私たちに大きな爪痕をのこした東日本大震災。
嶋選手のスピーチや楽天の活躍は被災地、日本中を勇気づけました。
嶋選手はこれからも楽天の正捕手として活躍していほしいですね!
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